■先日、社内の同じ部署の3名で終業後に会議を行いました。
会議といってもタイムカードを押して、社外に出たプライベートの状態です。
社内の有志で、ざっくばらんかつ真面目に会社のことを考える会議と位置付けています。
そして、今回はノンアルコール!
わたしのわがままを聞いていただきました。(笑)
でも、個人的に思うのですが、
飲んだときのアイディアって、そのときは盛り上がりますが、
翌日しらふで見ると、大したことないんですよね・・・(苦笑)
■ノンアルコールだったこともあり、
どうすれば売上アップできるか?
どうすれば粗利を高められるか?
どうすれば業界内でのわが社の立ち位置をもっと差別化できるのか?
などなど、結構真面目に話しました。
こういった話って、不思議なことに、なかなか勤務中に話せないんですよね。。。
で、会議中ところどころに、、、
なんとなく、
なんとなくですが、
「違和感」を感じる瞬間があったのです。
同じ会社ではたらき、同じ部署に所属し、同じ話題について話しているのに、ちょっと不思議ですよね。
いったい、この違和感は何だったのでしょうか?
■その答えのひとつとして、
わたしが感じた違和感は、
「共通言語の共有化」が徹底されていないことが原因ではないか?
と考えています。
これは物事の抽象度が上がれば上がるほど、違和感が大きくなります。
たとえば、
「手のひらにちょうどよくおさまるくらいの大きさの赤いリンゴ」
といえば、
3人がイメージするリンゴは、ほぼ同じだと思います。
しかし、違うたとえで、
「市場全体がシュリンクしていく状況で、業界内での絶対の優位性をとり続けていくために、現在の我が社がとり得る最善の一手はなんだろう?」
というふうに言ったとたん、3人が3人とも同じようにイメージするのが難しくなるのです。
たしかに「市場」とか、「優位性」とか、「最善の一手」など、
あいまいな表現ですが、
ここでは、わたしは具体性を問題にしているのではありません。
ある言葉に対する想いや考え方について、個々の捉え方に違いがあるということです。
■会議が煮詰まってきたとき、わたしは次のような提案をしました。
▼当日の会議の議題にふさわしいビジネス書を選択する
▼該当のビジネス書から我が社に取り入れらそうな施策があれば、各自でピックアップする
▼ビジネス書の項目をベースに議論し、遅効性の施策と即効性の施策に絞り込む
▼そこから実践するための仕組みを考える
これだったら、3人が同じビジネス書を読んで、該当本の言語を使用して議論するので、「共通言語」が認識されている状態なのです。
これでも、個別・具体のやりとりでのお互いの認識ずれはゼロにはなりませんが、少なくとも共通言語と共通概念をベースに議論できます。
つまり、同じビジネス書を基本にして議論することは、
【共通言語を共有化】
することとなり、よけいな齟齬が起きにくくなり、議論が効率化するのです。
実は、これは夫婦、子供、恋人など、すべての人間関係に通ずることだと思っているのですが、長くなりますのでまた稿を改めたいと思います。
■実はわたしは、これまでも何度か営業部の会議で「1つのビジネス書をテーマにして議論を深める」という提案をしてきましたが、参加メンバーが多いためか、うやむやにされ続けてきました(笑)。
しかし、今回はようやく実現しそうです。
私以外のお2人は特に実績を出されている方たちなので、何か組織を変えていくような動きができるのではないかと期待しています。
わたしも、今後この3人の会議がどのように発展していくのか楽しみにしております!!
【今回の良習慣】
議論する前に共通言語の共通化をはかる
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