気づきの習慣

収入やステータスに「どこでもドア」はない。次元上昇に必要なのは、結局は地道なプロセス。

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以前、週末に家族で出かけた際に、マクドナルドに入りました。

普段は積極的にマクドナルドに入ることはないのですが、、、その期間はハッピーセットについてくるおもちゃが「ドラえもん」だったこともあり、久しぶりに食事をすることにしたのです。

そこで、ふと「突然の成功」について考える機会がありました。

 

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ドラえもんの便利なひみつ道具「どこでもドア」

マクドナルドで、娘のハッピーセットについてきたおもちゃは「どこでもドア」でした。

どこでもドアで遊ぶ娘を見ながら、妻に「どこでもドアがあったらいいよね。デュアルライフも簡単にできるし、世界中の世界遺産めぐりが、すぐに終わりそうだよね。(笑)」と話していました。

どこでもドア。

どこでもドアは、ご存じのとおり場所や空間を一瞬にして移動するドラえもんのひみつ道具です。

現実にあったら、ものすごく重宝するでしょうね。

望んでいる場所まで、一瞬に行けるのですから。

 

突然のゴール達成にはプロセスが抜け落ちている

そのようなことを思っていたら、突然私に質問がふってきました。

「これが場所や空間ではなく、収入やステータスだとしたらどうなるだろうか?」と。

どこでもドアは、未来のみひつ道具なので現在には存在しません。

しかし、収入やステータスには「次元上昇」があるのですよね。

わかりやすいのは宝くじです。

くじを買っただけで何億円も当たったら、一時的に次元上昇するでしょう。

しかし、マネーリテラシーがなければ、長くは続きません。

宝くじの当選者が、長期的には破産してしまう傾向にあるのは、この「突然の成功」が原因です。

お金を扱う知識がないのに多くのお金を得ても、支出の管理ができないのでコントロール不能におちいるのです。

また、ステータスでいえば、商業出版でしょうか。

紙の本で商業出版を達成すれば、「出版は個人のIPO」と言わていますから、これも次元上昇にあたると考えています。

ただ、出版によって多くの人の目にふれるようになると、著者としてのふるまいが求められるでしょう。

私にとっては、お金が増えるのも、ステータスアップも、どちらも魅力的です。

しかし、本当に宝くじがあたったり、いきなり明日出版が決まったとしたら幸福になれるかというと、「ちょっと待って・・・」となると思います。

なぜかといえば、その次元上昇の結果には、大事なもの抜け落ちているからです。

それは、「プロセス」ですよね。

理想の収入を得ている人は、理想の収入を得られるだけの人格を持っているし、多くの人びとに貢献しています。

何冊も出版をしている人は、毎日文章を書き、新しいネタを見つけ、自分独自の視点で物事をとらえるトレーニングをしているのです。

つまり、ゴールに到達する際に、必ず通るべき道があるのです。

そのようなプロセス無しに、いきなりゴールにたどり着いても、おそらく達成感は小さいのではないでしょうか?

 

常にプロセスを味わい尽くしていこう

以前の私は「死ぬまでに一度はフルマラソンを完走してみたい」という目標がありました。

念願のフルマラソンを走りだそうとしたその瞬間、スタート地点でどこでもドアを使って、いきなりゴールしたとしたらどうでしょう。

きっと、なんの感動もないと想像します。

プロセスに工夫や改善の積み重ねがないからです。

そうなると、「死ぬまでにフルマラソンを走りたい」とさえ思わないですよね。

また、私がいきなり国際コーチ連盟のマスターコーチになったとします。

そうして、後輩のルーキーコーチに、「伊藤さんは、どのくらいセッションを重ねた段階から、コーチングの上達を実感されましたか?」と聞かれたとします。

その質問に、、、返答できません、絶対に。

セッションを重ねてトレーニングしてきたわけではないので、上達のプロセスがわからないのですよね。

大事なプロセスを経ていないわけですから、

・言語化できない
・教えることはできない
・伝えることもできない

ということです。

これらのことができなければ、擬音などで「やっぱり、ビシッと質問して、バシッと決まった瞬間だよね」みたいなアドバイスしかできないはずです。(笑)

以前、イチロー選手が、「僕は天才ではありません。なぜかというと自分が、どうしてヒットを打てるかを説明できるからです。」という名言を話されていましたが、それと真逆でしょう。

ですから、今の私たちが積み上げている行動は、通るべき大事なプロセスなのですよね。

もちろん、行動を積み上げて、努力を続けていたとしても、必ずしも報われるか、といえば、100%ではないのが現実でしょう。

本当は、「努力すれば必ず大丈夫です」と言いたいのですが、、、それは自分の強みや才能が備わっていて、ある程度向いている分野での話だと思います。

とはいえ、当然楽しいことばかりではないこともありますし、プロセスの中にいるときは厳しいです。

ただ、それも含めて、「ゴールに到達するに値する人物」になるトレーニングなのだと思います。

ですから、苦しい時期は、将来ゴールにたどりくまでのプロセスであり、それをこそ味わいつくしたいと考えたいのです。

・・・娘のどこでもドアから、そんなことを考えてしまいました。(笑)

さて、あなたは、プロセスをどんなふうにとらえていますか?

 

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■編集後記

今日の記事のネタは、習慣化チームの友人の投稿からも気づきを得ています。

自分の体験と気づきが化学反応を起こすみたいにつながると、論理や構成を無視して書きなぐってしまいます。(^_^;)

書き手はフローに入って時間を忘れるくらいに楽しいですが、読み手を置いていく心配があるんですよね。。。

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