◼︎昨日、映画「そして父になる」を鑑賞しました。
あらすじは公式サイト等に譲るとして、
わたしが考えたことを記したいと思います。
本日はいつにもまして(汗)雑文的なので、悪しからず。。。
◼︎映画のテーマを、コンパクトに言えば、キャッチにもあるように、
「血か、愛した時間か」
という選択に対する家族や関係者たちの絆や葛藤を描いたストーリーなのだと思います。
親子として大切なのは、
血縁という親子という生物学的な本来のつながりなのか、
愛情を持って一緒に過ごした時間なのか、、、
どのような展開となるかは、ネタバレにつながってしまうので、
ここでは省略いたします。
◼︎わたしが鑑賞中に気づいたのは、
福山雅治さん演じる主人公の家庭と、
リリー・フランキーさん演じるもう一方の家庭との習慣の違い。
主人公はエリートサラリーマンで都内の高級マンションに住み、
他方の父親(リリーさん)は、地方で地元の電気屋を営みながら築何十年という一軒家で暮らしています。
2人の父親の子育て方針の違いもさることながら、
親がどのような思考や習慣を持っているのかによって、
子どもの行動や態度に大きな違いが出てくるということが描かれています。
(良いか悪いかは別のお話です。)
子どもを見れば、親が分かるといわれるゆえんなのでしょう。
◼︎それぞれの家庭での父親の習慣の描かれ方の違いを見るうちに、
例えば、
▼父親が子どもと一緒に汗をかきながら思いっきり遊ぶのか、クールに遠くから見守るのか
▼一緒に笑いながらお風呂に入るのか、「1人でなんでもできるように」という方針で1人でお風呂に入らせるのか
▼食事は大皿で家族みんなでシェアして食べるのか、1人ずつお皿に個別に盛りつけるのか
▼「自分にしかできない仕事」に対するプライドと価値観を家庭に持つのか、会社に持つのか
それらの対比が、どのような習慣となって子どもに影響していくのか、
ということを考えながら観ました。
◼︎上記に挙げたことひとつひとつは小さなことかもしれません。
しかし、まさに小さなこと、小さな決断、小さな行動の積み重ねこそが、
その家庭の習慣となり、
その親御さんの習慣となり、
その子どもの習慣となっていくのです。
ですから、
積み重ねてきた行動習慣、身体的習慣、行動習慣が違えば、
急に人間関係だけ入れ替えても、うまくいくのは難しいのだろうと感じました。
反対に言えば、
最初は多少ぎこちない関係であっても、
ゆっくり対話する習慣、一緒に笑いあう習慣、大声を出して遊ぶ習慣、
そのような習慣を積み重ねていけば、
いつしかぎこちなさは失われていくはずです。
◼︎この映画を習慣というくくりだけで語ることはできませんし、
映画のストーリーと習慣は、もしかするとそれほど大きな意味を持っていないのかもしれませんが、
わたしとしてはどうしても
【親と子の習慣の形成と連鎖】
について省察を促されずにはいられない映画でした。
子どもにはたくさんの良習慣を身につけさせてあげたいと思いながら、
それだけですべてがうまく行くほど子育ては単純ではないのだと思います。
やはり親としてはより多く選択肢を持たせてあげられるようになりたいし、
より多くの経験や学びをさせてあげられるような自分になれるように、
もっと実力をつけていかなければならない、
と思った次第です。
(思うだけではダメなのですが。。。 汗)
◼︎最近、妻にも指摘されているように、
まずは子どもの問いかけに対して、
ブログを書きながらパソコンモニターに返事をするのではなく、
子どもの目を見て話を聞くことから再開したいと思います!(恥)
【今回の良習慣】
子どもの目を見て話を聞く
コメントを投稿するにはログインしてください。