「見える世界が変わった」という体験は、私たちが「認識しているフレームが変わった」という体験です。
NLPという心理学では、その体験を意図的に起こすことで現状の課題から脱出できることがあります。
NLPにおける12個の基本前提
「NLP」という心理学。
コーチングを本格的に学ぶ前、初めてその概念を学んだときに「興味深いな」と感じたことがあります。
それは「基本前提がある心理学」ということ。
つまり、「NLPという学問は、これらの前提にたって体系化されていますよ」という心構えが示されているのですね。
そのような学問、私は知りませんでした。
たとえば「英語とは日本人における言語的コミュニケーションとしての異文化交流を目的として・・・」みたいな前提。
もしかしたら教育委員会にはあるのかもしれませんが、私にはわかりませんでした。
学ぶ立場としては、スタンスが示されているのは歓迎です。
それで「へえ、新鮮だな。興味深いな」という感じがあったのですね。
では、NLPの基本前提となるスタンスとはどのようなものなのでしょうか。
下記の12個の前提があります。
1:地図は領土ではない
2:人は常に現在可能な最善を尽くしている
3:他者の世界地図を尊重することはコミュニケーションの基本条件である
4:あなたが相手から受け取った反応があなたのコミュニケーションの成果である
5:私たちが現実を体験する方法を変化させる能力は、現実の内容そのものを変化させるよりも効果的であることが多い
6:人は効果的な変化のために必要なリソースをすでに持っている
7:誰かにできることなら、他の人(あなた)にも可能である。あとはやり方を知るだけ
8:心と身体は有機的なシステムである
9:何も選択しないよりも何かを選択したほうが良い。何でもいいから
10:失敗はない、フィードバックがあるだけ
(すべての結果は何らかの成果である。ただ、与えられた課題や内容について望んでいたものであるか、そうでないかが違うだけ)11:「問題」「制限」とは、「機会(チャンス)」である
12:すべての行動には肯定的な意図がある。そして、すべての行動には役立つ場面がある
うーん、いきなり読むと翻訳の文体も影響している感じで、わかりづらいフレーズが多いですね。(笑)
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基本前提「失敗はない、フィードバックがあるだけ」を解説する
この12個が、NLPを活用する上での前提となる考え方。
同時に、これらはコミュニケーションが卓越している人やうまくいっている人の思考パターンともいえるものです。
ですから、成功する人の思考法を研究してつくられている心理学だということなのですね。
1つ1つの意味に深みがあります。
解説すると大変なことになってしまうので1つだけ。
たとえば、私が好きなのは10個目の
“失敗はない、フィードバックがあるだけ”
です。
味わって読んでみましょう。
“失敗はない、フィードバックがあるだけ”
いかがでしょうか。
私たちは、新しいことや未体験のことに対して不安や恐怖をに感じます。
それが人間の本能なので仕方がありません。
当然のことなのです。
ただ、だからといっていつも安心で安全な選択ばかりしていたら、成長はありません。
また、そのときは安全と思われる選択をしても「中長期的にはまったく安全ではなかった」という結果になることもあります。
本能は、そこまでの未来は予見できないのですね。
そこで、新しいことにトライすることや未体験のことに取り組む必要が出てきます。
ここで勇気が必要な選択をせざるを得ないときがあります。
そのようなときこそ、この考え方が勇気をくれます。
“失敗はない、フィードバックがあるだけ”
うまくいかなかったことを「失敗」だととらえるから、「失敗」と認定されてしまうのです。
失敗というラベルは誰が貼ったのか。
そう、自分なのです。
先述のように、短期的に見れば「失敗だったな」と思えることも、長期的に見れば「あのときの失敗があったから、今はうまくいっているんだよな」ということはよくあるものです。
そう考えると、「失敗」という概念は幻想。
ただ「仮説を現実にぶつけてみたら、フィードバックがある」ということだけなのです。
ここを超ポジティブに考えたのがエジソン氏ですね。
これが有名な言葉、
“私は失敗したことがない。
ただ、1万通りのうまく行かない方法を見つけただけだ”
です。
エジソン氏にしてみれば1万回の失敗は失敗ではありません。
1万回試行錯誤して、1万回のフィードバックが戻ってきただけなのです。
私はこのことを「行動すれば、成功か成長しかない」という表現方法を気に入ってよく活用しています。
“行動すれば、成功か成長しかない”
こう考えると、未体験のことにもトライしてみようという勇気が出ます。
「行動したらプラスしかないのか」と思えるからです。
「行動すれば、次の現実」という言葉も同じニュアンスですよね。
この考え方を持っているだけで、勇気が出ずに止まっている現状を動かすことができます。
結果、どんどん試行錯誤できる。
そのうち「じゃんけんの法則」でうまくいく確率が高まり、本当に「あたり」が出てくるわけですね。
それが
“失敗はない、フィードバックがあるだけ”
に内包されている意味合いだと考えています。
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うまくいっている人の思考法を自分に取り入れる
うまくいっている人の頭の中はこのようなフレーズがたくさんまわっているのです。
つまり、うまくいっている人の思考法を活用することこそ、現実をより好ましく変化させていくために必要なことだということ。
ここに、今回あらためて「そうだよな」と感じたのです。
そのようにして、うまくいっている人の思考法を自分の現状に適用してみる。
これは自分が停滞している状況のときに「○○さんだったらどう考えるだろうか?」という発想ですね。
こう考えると、自分の発想にはない考え方で自分の現状を見ることができるようになるわけです。
NLPでは、それを意図的に実行することができます。
基本前提を活用したフレーミング(省略版)
試しに、省略した手法を1つご紹介しましょう。
(1)あなたが現状で抱えている課題を1つ設定します
(2)NLP基本前提から6つの考え方を持ってきます
・人は常に現在可能な最善を尽くしている
・誰かにできることなら、他の人(あなた)にも可能である。あとはやり方を知るだけ
・地図は領土ではない
・人は効果的な変化のために必要なリソースをすでに持っている
・すべての行動には肯定的な意図がある。そして、すべての行動には役立つ場面がある
・失敗はない、フィードバックがあるだけ
(3)その課題に対して、1つずつ前提を持って課題を眺めます
6つの前提から課題を眺める
上記のようにいまの自分とはことなる立場で課題を見てみる。
すると、違った視点でとらえることができるようになるのです。
たとえば、あなたが「複業をやってみたいけれど勇気がない」という課題を持っていたとします。
その場面で、6つの前提から課題を眺めてみます。
そこでたとえば、
・誰かにできることなら、他の人(あなた)にも可能である。あとはやり方を知るだけ
という立場から課題を眺めるわけですね。
すると「そうか、ほかに複業に取りくんでいる人はたくさんいるんだよな。それなら自分にもできるはずだ」と気づく。
それが行動のきっかけになるのです。
NLPの基本前提を活用してみよう
自分の思考の枠で考えていると、迷路にはまりこんでしまうことがあります。
そのようなときに、NLPの12個の基本前提やほかの人の思考から課題にあたってみる。
するとアイデアが浮かんでくることや思考が切り替えることができます。
そうすればプラスの未来が開けてきます。
そのためにも、あなたの課題にNLPの基本前提を活用してみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。
その後、9時30分から「NLP3日間集中セミナー」にサポートスタッフとして参加。
夜は家族と待ち合わせて地元の焼き鳥屋へ。
人とのつながり、親密性、家族。
私が大事にしている価値観にふれ続けることができた1日でした。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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