運動の習慣

リタイアした「柴又100K」2018の後半戦。惨敗から学んだ3つのこと。

投稿日:2018/06/06


柴又100Kリタイア記事の後編。

レース後の入院から気づき、学びまで含めて後半戦です。(笑)

前編の記事はこちらです。

2018年「柴又100K」惨敗記。まさかその後にリタイアするとは思わなかった順調の前半戦。

 

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気がついたらまったく知らない場所にいるという恐怖

女性医師:「伊藤さん、目が覚めました?」

右に目を向けると、めがねをかけた白衣の女性に話しかけられていました。

「はい。」

と言ったつもりが、マスクをしていたのもあったのか、のどからかすれたような感じの声で、

私:「ハ、ハ・・・へ」

みたいな返事でした。(笑)

相当、意識が朦朧としていたようです。

女性医師:「ここがどこだかわかりますか?」

と聞かれましたが、わかるわけもなく、

私:「ワ、ワカリマ、、、へ?」

と、やはり「ヘ」終わりで答えたような気がします。(笑)

そのようなやりとりの後、私の周囲を見るからに優秀な医師の方たちが手際よく動いていました。

少し安心したのは、スタッフの方たちが笑顔で動かれていたこと。

その姿を目の端で見ながら、「今すぐにどうにかなるというわけじゃなさそうだ」と感じました。

足元の方から「奥さまと連絡がとれました!」みたいな声が聞こえ、「あ、連絡がいってるんだ・・・。心配してるだろうな、、、」と少し現実に引き戻されたような気分。

そのようなとき、女性医師から、「伊藤さん、熱中症で運ばれたんですよ」と言われました。

その時に、私は初めて、「ああ、自分はマラソン大会中に熱中症になって病院に運ばれたんだ」ということを理解したのです。

我ながら「そこに気づかないか?」と思いつつも、最後の記憶は52km地点の指標でしたから。

次に目が覚めた時は病室だったわけです。

暑い道路の上を走っていて、まばたきしたら次の瞬間病室の天井が目にうつる感じ。

「0→1」がまったくなく、いきなり「0→100」になっている状態。

時間軸もなく、空間把握もないわけですから、なかなか気づけません。

よくドラマで、犯人に目隠しされて、頭をバットで殴られて気絶して、誘拐される人がいますよね。

それでアジトに連れられて目隠しをとかれて、「ここがどこかわかるか?」みたいな。

あの人の気持がよく分かりました。(^_^;)

 

現状と未来が見えないとネガティブ思考に陥る

意識がはっきりと戻る前、いろいろなことを考えていました。

・100kmマラソンに挑戦しなければ良かった

・このまま意識朦朧とした状態から回復しなかったらどうしよう

・家族やランチームに何て報告しようか

・運だけは良いのに、いや、むしろ運だけでここまで生きてきたのに、なぜこんな不運に見舞われてしまったんだろう

・いや、でも生きているだけでも良かったんじゃないか

などといったように、様々な感情が入り混じった感覚でした。

人の感情というのは、混乱すると一定の方向で考えられず、ポジティブとネガティブをいったりきたりするものなのですね。

そして、混乱していると、

・不安

・後悔

・不満

など、ネガティブな感情のほうが強力でもあります。

先が見えず、自分にコントロール感がなく、何をしていいのかわからない。

そのような状態だと、特にネガティブな感情に襲われるものだということが理解できました。

これは、マラソンや病室の例に限らず、人生の迷いのシーンや閉塞感がただよう場面でも同じですよね。

 

やり直せるとしたら改善したい3つのポイント

もし、今回のレースをやり直せるならば、以下の3点を改善します。

 

1:当事者意識を持つ

大会中に繰り返されていた「熱中症に注意して水分を補給してください」という声。

正直、「自分はきっちり水分補給しているから大丈夫」と思い込んでいました。

しかし、熱中症になってしまいました。。。

また今回いろいろと調べましたが、自分が熱中症に対してまったく無知だったことを知り、唖然としました。。。

暑さの中を走るランナーなら、当然そのような知識を学んでおくことは不可欠。

これは私の「自分は大丈夫だろう」という当事者意識の欠如です。

 

2:イレギュラーなダイエットは避ける

これも今回の原因だった可能性があります。

現在トライしているレポーティングダイエット。

もともとはレースのためにスタートした取り組みでしたが、1日2食にしたことで水分の摂取が減少していた可能性があります。

食事をしないと水分摂取も減りますから、1日2食をするなら、もっと意図的に水分摂取をする必要があったのかもしれません。

レース3日前からは1日3食に戻していましたが、遅かったです。

 

3:自分の体と対話する

レースを振り返ると、暑さの割に発汗が少ないと感じていました。

あの暑さなら、普段ならもっと汗が出ていたはずです。

おそらく、うまく汗を出せておらず、体内にこもってしまったことも熱中症や脱水症状につながったのだと思います。

対策としては、私があまり好きではないので避けてきた、

・頭に水をかぶる

・足に水をかける

といったことをやってみれば良かったと思っています。

次回は、試してみようと思っています。

 

まとめ

残念ながら1年に1度の100kmマラソンはリタイアでした。

そして、妻をはじめ、いろんな人にご心配やご迷惑をおかけしたことは反省ですね。(^_^;)

ただ、人生初の入院経験をはじめ、柴又100Kに挑もうとしていなかったら得られなかった経験もたくさんありました。

いろいろなリソースを得て、また今後に活かしていこうと思います。

来年以降、参加される方は、熱中症対策を万全にしていきましょう。

 

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■編集後記

昨日は、朝体温が高くなっており、大事をとって会社を休み、休養にあてました。

メールで仕事はしていましたし、取引先から電話はきましたけれども。。。

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