あなたは「変わりたいのに、なぜか変われない」と思ったことがあるでしょうか?
それは「現状維持バイアス」が原因かもしません。
対処法を記事にしてみました。
年始の目標に85%が挫折する時期はいつ頃か?
突然ですが、クイズです。
アメリカの研究でわかったことがあります。
年始にたてた目標についてです。
あなたにもきっと設定した目標があるのではないでしょうか。
さて、年始に目標をたてた人たちのうち、およそ85%の人が目標をあきらめてしまう時期があります。
それは、いつだと思いますか?
ちょっと考えてから、読み進めていただきたいところです。
では、答えです。
それは、
・2月中旬
なんです。
2月中旬、そう、まさについ先日すぎてしまった時期ですね。
まさか、当てはまっていませんよね?(笑)
それにしても2月中旬って、早いと思いませんか?
しかも85%とは。
たとえば、1月1日に「よーいドン!」で、100人が目標を持って走り始めたとしましょう。
そのうち、2月中旬をすぎたら、走っているのはたったの15人になってしまうということです。
残りの85人は、沿道で応援する側になっているということなんですね。
たいていの人は、「2020年こそ人生を変える!」と年始に決意します。
そう意気込んで、1月は継続できるんです。
1月はやる気もあります。
世の中の流れも、なんとなくのんびりしているから自分のペースをキープできるのかもしれません。
しかし、2月に入ると世の中の流れが変わります。
そうなると、自分のペースが保てなくなる。
年始にたてた目標であるジョギング、ダイエット、資格学習、ブログなど。
せっかく続けてきてある程度の効果を感じているのにもかかわらず、急にやめたくなる時期でもあるんですね。
あなたにも、そういった経験があるかもしれません。
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「現状維持バイアス」とは何か?
では、なぜこのような現象が起きるのでしょうか?
これには理由があります。
それは、
・「現状維持バイアス」が働いているから
なんです。
では、「現状維持バイアス」とは何か。
これは行動経済学用語で言われている言葉で、
・新しいものや変化を避ける
・それらを避けるによって現状を維持する
という心理的な作用のことなんですね。
言葉だけ聞くと難しく感じるかもしれませんが、要するに
・「今までと同じがいい」という人間の本能のこと
です。
人間の本能ですから、誰もが持っています(人によって強弱はありますが)。
ただし、「現状維持バイアス」は、せっかくより良く変化しようとしているのに、「今のままがいいよ」とストップをかけてくる抵抗勢力です。
そう言うと、「変わりたい」と思う私たちにはやっかいな敵のように見えます。
でも、「現状維持バイアス」は人間が生き延びていくために必要な本能でもあるんですよね。
たとえば、過去の狩猟採集の時代、新しい土地に出かけるのは危険がともないました。
そこには命の危険性さえあったからです。
それならば、ということで選択したのが「なるべく現状を維持する」という生存戦略をとってきたとされています。
だからこそ、私たちの祖先は生き延びてきたわけです。
そして人類は続いている。
そう考えると、人類にとって生き延びるという意味では「現状維持バイアス」の成功事例なんですね、今この瞬間が。
ですから、この考えは捨てられません。
結果として、「現状維持バイアス」の機能はより強くなっていく。
そして私たちは「変わりたいのに、なぜか変われない」ということになってしまうわけです。
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「現状維持バイアス」から抜け出す3つの方法
とはいえ、ずっと「現状維持バイアス」優位のままでは、私たちはより良い変化を起こせなくなってしまいます。
そこで、「現状維持バイアス」への対処法を3つ考えてみました。
1:「現状維持バイアス」という考え方を知り、「現状維持バイアス」に気づく
まずは、「現状維持バイアス」という機能や言葉を知ることが大事ですね。
私自身「現状維持バイアス」という言葉を知って、私自身に起こっていた「現状を維持したい」という本能に気づくことができました。
そうすることで、習慣になるプロセスで飽きてきたり、倦怠期がやってきたときに「ああ、今は現状維持バイアスが働いているんだな」という風にとらえられるようになります。
わけがわからないままに「続けたくない」という違和感を抱えるのではなくて、倦怠感の正体をとらえる。
それだけで心理的にラクになるものなんです。
それと、「現状維持バイアス」に陥っているかどうか、どうやって気づくか。
それには、毎日のふり返りや内省の習慣が有効です。
気づいただけで、「現状維持バイアス」から抜け出せることもあります。
2:計画をたててベビーステップで行動する
「変わりたくない」という本能を、一気に変えるのは大変です。
仮に実行したとしても、リバウンドしてしまうでしょう。
ですから、対策はベビーステップで小さく行動することなんですね。
たとえば、「現状維持バイアス」が働いて、現状がプラスマイナス「0」だったとします。
安定していますよね。
でも、理想としては「プラス100」になりたい。
気持ちはわかります。
でも、そんなときに一気に100にせずに、「プラス1」とか「プラス3」を考えていきましょう。
そうすれば、摩擦が小さくてすみますよね。
そこで「何をすればプラス1になるのか」という計画を考えて、小さく行動していくわけです。
それを続けていけば、時間とともに100に近づいていきます。
ですから、少しずつ抜け出せますよね。
3:第3者に聞いてみる
そもそも「バイアス」の意味は何かというと、
・かたよっていること
・偏見
・思い込み
ということ。
自分だけの主観的なとらえ方になっているケースが多いものなんですね。
ですから、あなたが陥っている「現状維持バイアス」を持っていない人に相談してみるということが有効です。
あなたと少しタイプが異なる友人や家族に相談してみるといいかもしれません。
もしくは、専門的なプロコーチのような人に話を聞いてもらうのも有効でしょう。
私自身、行動がとまってしまうときは「現状維持バイアス」に陥っているときが多いです。
ですから、定期的にコーチングセッションを受けるようにしているんですね。
まとめ
「現状維持バイアス」は、私たちの変化をさまたげる本能です。
それだけにやっかいではありますが、少しずつ変えていくことは上記のようにスキルで対処可能です。
もしあなたが「変わりたいのに、なぜか変われない」という状態が続いているなら、「現状維持バイアス」に陥っていないかチェックしてみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝から息子とカフェへ。
そのまま受験に向かう息子を家族で見送りました。
午後、こんどは娘とカフェに(笑)。
夜は帰宅して、妻と映画を観ました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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