雑談が上手な人と雑談が苦手な人、あなたはどちらでしょうか?
会話のタイプの違いを理解するためには、質問の種類を考えることが役立ちます。
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「質問」は大きくわけると2つに分類される
ひと言で「質問」と言いますが、質問は2つの種類に分類できます。
少し学ばれた方ならおわかりかと思いますが、「オープン・クエスチョン」と「クローズド・クエスチョン」の2種類ですね。
「クローズド・クエスチョン」は、答えの範囲があらかじめ決まっているタイプの質問です。
「Aにするのか、Bにするのか?」、「イエスか、ノーか?」などの答えです。
たとえば、「コーチングを受けたことがありますか?」という質問は、クローズド・クスチョンです。
相手がコーチングを受けたことがあるなら「はい」ということになりますし、受けたことがなければ「いいえ」になるからです。
そのような2択を提示する質問が「クローズド・クエスチョン」です。
親が子どもに確認したり、上司が部下に仕事の状況を確認するのは、「クローズド・クエスチョン」が多い傾向にあります。
「やったのか、やっていないのか?」というのは、質問した人にはわかりやすいです。
また、答える方も2択なので、瞬時に答えられます。
はっきりした答えが得られるので、質問した方にとっては、わかりやすいのですね。
会話の達人はオープン・クエスチョンの使い手
ただ、ローズド・クエスチョンは、答えが限定されます。
それだけに、答えから次の展開につながらないというデメリットがあるのですよね。
「はい」と「いいえ」の2択しかないので、会話や思考が広がらないのです。
雑談のテクニックを紹介する本がベストセラーになっていますが、雑談ができない人の会話を分析してみるとクローズド・クエスチョンを多用しています。
クローズド・クエスチョンを多用すると、2択どちらかの答えしかないので、せっかく質問があっても「はい・・・(沈黙)」という感じなのですね。(笑)
また、クローズド・クエスチョンを多用すると、どことなく威圧的な感じもあります。
親や上司に、「やったの?」「できたの?」と言われ続けると、「なんか、信用されたないんだな・・・」と思いませんか?
クローズド・クエスチョンには、そのような意図が(たとえ無意識的にであっても)包含されているのです。
一方のオープン・クエスチョンは、答えが限定されていません。
答えが自由なので、発想も自由なのです。
オープン・クエスチョンで基本的なのは、「あなたは、どう思う?」です。
これなら答えの幅は広いですし、回答者の意見を尊重する姿勢を感じますよね。
さらに、質問した人が考えつかないようなアイデアが出てくることもあります。
それが、オープン・クエスチョンのメリットです。
雑談がはずむ人は、オープン・クエスチョンの使いかたが上手なのです。
「なにを」「なぜ」「どのように」の3つの言葉を使って質問してみよう
さて、では私たちが、雑談の達人に近づくためにはどうすれば良いのでしょうか?
大きなテーマは1つあって、いわゆる「5W1H」を使って質問することです。
「5W1H」とは、耳慣れた言葉ですが、要するに、
・いつ(When)
・どこで(Where)
・だれが(Who)
・なにを(What)
・なぜ(Why)
・どのように(How)
という6つの要素ですよね。
この要素を会話に組み込んでいくのです。
また、この6つの要素は、さらに2ブロックにわけることができます。
最初の3つの、
・いつ(When)
・どこで(Where)
・だれが(Who)
は、目標や行動計画をたてるために有効な要素を持っています。
後半の3つ、
・なにを(What)
・なぜ(Why)
・どのように(How)
目的を明確にするパワーをもっています。
後半の3つのほうが、より広がりを生み出す質問といえますね。
たとえば、「なぜ」1つをとってみても興味深いです。
仕事でミスをしたときに、ある人は「なぜ、そのような失敗をしたんだ!」と原因追求と、怒られたほうは萎縮してしまいます。
しかし、前向きな目標を語ったときに、「なぜ、その目標を達成したいのですか?」という目的をつ級すると、より強固な目的を発見することができます。
同じ言葉でも、シチュエーションや使い方によって、その意味づけが変わりるのですね。
このような特徴から、オープン・クエスチョンは、会話の広がりに役立ちます。
「雑談がうまくできない」という悩みを持っている方は、ぜひ
・なにを(What)
・なぜ(Why)
・どのように(How)
という3つの要素を軸に質問をしてみましょう。
相手の話がとまらないくらい話してもらえたら、あなたは「雑談もできない人」から、「話していて楽しい人」に変わるはずです。
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■編集後記
友人のSNSで紹介されていたタイのCMが本当にじんわりと感動するのですよね。
■「タイの感動CM~かけがえのないもの」
数ヶ月前に流行ったので、ご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
私は、以前見たときよりも、数ヶ月たってから見た今のほうが感動しました。
理由は、、、なんだろう、わかりません。(笑)
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