今回参加したワークショップで「メンタルモデル」について自己診断をおこないました。
非常に興味深い内容だったので、記事にまとめてみました。
あなたがもっともダメージを受ける言葉は何でしょうか?
突然ですが、あなたがほかの人に言われたら一番ダメージを受ける言葉は何でしょうか?
次の8つから選んでみましょう。
A 「せっかく期待したのに、この程度か・・・。まあがんばってるけどさ、所詮、たいしたことないよね
B 口ばっかりで勝負しないじゃん。能力高いのかもしれないけど、結局自分がないよね
C なんでも自己完結して、誰にも頼ろうとしないよね。人を見切るのもいいけどさ、そんなことしてると誰もいなくなるよ
D 誰もあなたのことはわからない。あなたは誰かとつながってるっていう感覚があるの?
E 独りよがりの愛の押しつけはやめてくれないかな。愛とか幸せっていうけど、自分は幸せなの?
F 何してるの?そんなことしなくていい。そんなこと頼んでもいないし、余計なことしないで。
G 次々と新しいことやっていろいろ手をつけるけど、何かちゃんとやり遂げたことあるの?
H 自分で考えて自由にやったらいいのに、何でできなのいの?はー(ため息)もういいや。
どの言葉があなたにグサッと刺さりましたか?
上記の分類は、本「ザ・メンタルモデル 痛みの分離から統合へ向かう人の進化のテクノロジー」で紹介されているもの。
本書では人間の性格タイプを4つに分類しています。
上記のどの言葉に一番反応してしまうのかを選ぶことで、あなたのメンタルモデルがどれにあてはまるのかがわかります。
簡易的に診断できる方法がありますので、結果を知りたい方は以下のサイトで判定をチェックしてみましょう。
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すべての人にある4つのメンタルモデルとは?
さて、本書で定義しているメンタルモデルは以下の通り。
“一般的に使われているメンタルモデルとは、認知心理学の用語で、現実を認知する前提にある思い込みや既成概念を意味するものです。
この本における「メンタルモデル」は、人間が幼少期に体験した痛みを切り離すために「自分もしくは世界とはこういうものだ」と無意識に決定づけたその人固有のもっとも深いところにある信念という捉え方をしています”
ちょっとわかりづらいですよね。。。
要するに「自分はどんな思い込みを持って世界を見ているのか?」という信念にあたる部分に焦点をあてた本です。
行動や思考よりも、さらに深い信念の部分がどのようになっているか。
ここが重要なのですね。
著者はおよそ1000人へのインタビューやセッションを元にして、信念のパターンを大きく4つに分類にしています。
その4つとは、
(1)価値なしモデル
(2)愛なしモデル
(3)ひとりぼっちモデル
(4)欠陥欠損モデル
です。
4つのタイプは、それぞれ下記のような言葉のフレーズがついています。
(1)価値なしモデル・・・「私には価値がない」
(2)愛なしモデル・・・「私は愛されない」
(3)ひとりぼっちモデル・・・「私は所詮ひとりぼっちだ」
(4)欠陥欠損モデル・・・「私には何かが決定的に欠けている」
私たちは無意識のうちにこれらのフレーズのうちの1つが、常に思考をめぐっているわけです。
4つのメンタルモデルは、それぞれに違う特性を持っています。
価値なしモデル
成果を通して自分を認めてもらいたい人。
有能ですが、評価が他人軸になりがちなタイプです。
「価値なしモデル」の特性は、
・自分の価値を認めてもらいたい
・人からの期待に応えたい
・意味のあること以外やりたくない
・やる気がない人が理解できない
・確実に勝てるものを無意識に選ぶ
です。
愛なしモデル
ありのままの自分に自信が持てず、ほかの人に尽くしてしまう人。
そのため、相手を不快にさせる言動などはできないタイプです。
「愛なしモデル」の特性は、
・ありのままの自分では愛されないと思っている
・相手を不快にさせる言動を避ける
・人に与えてばかりでつかれてしまう
・つながりを失うのが怖い
・問題はちゃんと話して分かり合いたい
です。
ひとりぼっちモデル
ひとりで生きているという孤独感を抱えています。
世界を割り切って捉えているタイプです。
「ひとりぼっちモデル」の特性は、
・人に過剰に入れ込まない
・ほかの人の目はあまり気にせず、自分がやりたいようにやっている
・集団の中では個性的で一匹狼
・人間が面倒くさいと感じる
・誰にも従属しない、縛られたくないし縛りたくない
です。
欠陥欠損モデル
とにかく「自分はダメだ」という思いが強い人。
努力家なのですが、人に何かを要求されるとできるかどうか不安になってしまうタイプです。
「欠陥欠損モデル」の特性は、
・他者と比較し自分ができないことが気になる
・自分が不足している部分に意識が向いてしまう
・不安から行動しがちなので、やることが増える
・なかなかモノを捨てられない
・不備を責められるのではないかと不安になって落ち着かない
です。
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自分のメンタルモデルを知ることでキャリア開発につなげる
あなたはどのタイプが響いたでしょうか。
誰もが1つのモデルを強く持っている前提での分類です。
ただし、このような分類は血液型のように1つだけが確実に当てはまるというものではありません。
誰もが全部の要素を持っていて、そこに強弱があるという感じですね。
このあたりは、エニアグラムやコミュニケーションタイプといった分類と同じです。
人間がそんなにシンプルに分類できるわけがありませんので。
私もいろいろと思い当たる部分はあるものの、昨日のワークショップで深く潜ったところ「愛なしタイプ」が強いことがわかりました。
このタイプは人の感情を扱う対人援助職や医療職が活躍できる分野ということでした。
その意味では、コーチングやサポートの役割は、私の能力を発揮できるフィールドということで、いま取りくんでいるビジネスは適正があるという診断でした(ホッとしました・笑)。
こういう分類から、自分の性格タイプや自分に合う仕事の特性を考えていけば、キャリア開発や能力開発に役立ちます。
自分を知れば、不要なイライラや言葉にできないモヤモヤを軽減することができます。
もちろん、「メンタルモデル」も万全ではなく、指標の1つでしかありません。
それでも、自分を深堀りしていくための強い味方になるものだと感じています。
このような手法を活用して、終わりのない自己探求を楽しんでいきましょう。
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■編集後記
昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタートしました。
朝に取り組もうと思っていたものよりも急ぎのタスクが発生し、セミナータイトルなどを考案。
7時30分すぎに習慣化の師匠と個別ミーティング。
8時から「習慣化の学校」中間グループコンサルティングのファシリテーション。
途中退室して、9時から12時30分までワークショップに参加(本記事でご紹介したワークショップです)。
先日独立したプロコーチの先輩による「U理論」と「成人発達理論」のワークショップ(1日目)でした。
夜は家族と食事にいき、その後にふたたびセミナーのオンライン懇親会へ。
Zoomにつないでいる時間が多い1日でした。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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