良習慣の習慣

ウェルテル効果のように「無意識」の領域に働きかける5つのアプローチ

投稿日:2020/04/01


私たちの脳には「意識」と「無意識」の2つの領域があると言われています。

そのうち「無意識」に働きかける5つのアプローチをご紹介します。




 

「ウェルテル効果」とは何か?

心理学には「ウェルテル効果」と呼ばれる現象があります。

これは、ゲーテが書いた「若きウェルテルの悩み」という小説にちなんで名づけられました。

この小説のストーリーはご存じでしょうか?

とても簡単に説明すると、主人公のウェルテルが恋をするんですが、その恋が実らずに自殺してしまう話だそうです(悲しいですよね・・・)。

「若きウェルテルの悩み」は大学生の頃に何度も読んで・・・と言いたいところでしたが、図書館や書店で何度か目にしただけで読んでいません・・・(笑)。

さて、私は心理学に興味を持つようになってから「ウェルテル効果」を知りました。

その「ウェルテル効果」とは何か。

当時の若者たちが「若きウェルテルの悩み」を読み、ウェルテルの真似をして自殺をしてしまう人が増えてしまったんだそうです。

それも、社会問題になるくらいに急増してしまったということです。

どれくらい影響があったかというと、「若きウェルテルの悩み」が発売禁止になってしまうくらいだったんですね。

これはかなり大きな影響力があったということでしょう。

 


 

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多数派の意見を信じる「社会的証明」

私たちは、無意識のうちに多数派の意見に流されてしまう傾向があります。

「インスタグラムはみんながやっているからおもしろい」とか、「たくさんの人が賛成しているから正しいはずだ」という具合に。

これも社会心理学用語で「社会的証明」と言われたりします。

この心理、意外と怖いことがあるんです。

それは、「多数派の意見」をたくさん浴びていると、無意識のうちにその意見にしたがう人が出てきてしまうということです。

有名な芸能人が自殺してしまったときに、後から自殺してしまうニュースを聞いたことがあるかもしれません。

研究によると、ここには心理的な関連性があると認められているんですね。

ですから、テレビやネットのネガティブなニュースは、あまり見すぎるのはさけたほうがいいです。

最近は、フェイスブックやメルマガでも、専門家ではない人がさまざまな情報を拡散しています。

中にはこちら側をあおるようなニュアンスで情報発信している人も見かけます。

そういった情報を浴びていると、私たちも無意識のうちに「ウェルテル効果」の影響がやってくるかもしれないからです。

 


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「無意識」の領域に働きかける5つのアプローチ

人間の脳内にはコントロールできる「意識」の領域と、自分ではコントロールできない「無意識」の領域があります。

では、どちらが強いのかといえばそれは「無意識」なんですね。

「ウェルテル効果」や「社会的証明」で証明されているように。

ですから、意識で「続けよう」と思っていても、無意識が「面倒くさいからやめたい」と思っていれば、それは習慣化できなくなるわけです。

逆にいえば、無意識の領域にいい情報を刷り込めば、自分が得たい結果につながりやすくなるということなんですね。

「無意識」の働きのひとつとして有名なのが「カラーバス効果」です。

たとえばあなたがダイエットを決意したとします。

すると今までスルーしていた街中のスポーツジムの広告が目に入ったりするわけですね。

ですから、あなたがキャッチしたい情報のアンテナをはっておくことが重要になるわけです。

無意識の領域に働きかけるために、私は次のようなことをおこなっています。

 

1:画像を使う

スマホの待受画面にビジョンマップを設定しています。

スマホを見るために将来の理想が目に飛び込んできます。

1日に何度もそのイメージを見ていると、「無意識」はその情報が重要だと認識するんですね。

夢実現や願望成就をビジュアル化。ビジョンマップのつくり方。

Keynoteのスライドを縦レイアウトで作成する方法。ビジョンマップをスマホの待ち受け画面にしてみよう。

 

2:書く

毎朝、ノートに向かって目標を書いています。

同じことを毎日書くことで、「無意識」の領域に働きかけています。

情報にアクセスする回数を増やせば、脳がその情報を重要なものだと認識するからです。

ブログ、日記、ノート術。書く習慣であなたの思考の「庭」をつくる

 

3:読む

ミッションやビジョンといった重要な言葉を毎日読んでいます。

これはエバーノートのメモにリマインダーをセットして、必ず1日に一度は目を通すようにしています。

こうして目から文字情報として無意識に刷り込みをしています。

Evernoteのリマインドを活用。自分の願望に毎日目を通す習慣を身につけよう

 

4:イメージする

理想が実現している状態をイメージします。

本当にその目標が実現した状態を頭に思い浮かべるということですね。

おすすめは「モーニングメソッド」で紹介されている方法です。

モーニングメソッドの6つの習慣であなたの朝時間を改革しよう

 

5:声に出す

5年後の目標を毎日声に出して読んでいます。

これもエバーノートのメモを活用しています。

時間はものの1分もあれば終わります。

起床後の1時間があなたの人生を決める。朝のゴールデンタイムの価値を高める方法

 

このようにして、目・耳・口を動かして無意識に目標に関するアンテナをたてるようにはたらきかけています。

「無意識」と聞くと「あやしい」と思われるかもしれませんが(笑)、意外と軽視できない部分でもあると考えています。

実際に、出版に関してはこの手法を活用していたので、本当に実現する可能性はあると思っています。

ですからぜひ、あなたも「無意識」の領域にはたらきかけてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、コーチングセッションを1件。

テーマは再開のためのモチベーション。

せっかく整えたリズム、イレギュラーで崩れてしまうものなんですよね。

しかもつかれを感じているとモチベーションも下がってくる。

そんなときに、どうすればスムーズに取り戻せるか、そして立て直せるのか。

具体的な処方箋をお渡しすることができました。(^^)


 


 

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・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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