完ぺき主義は悪いことではありませんが、私は苦しめられてきました。
ただ現在は、以前よりだいぶ完ぺき主義をゆるめられるようになってきたので、その考えかたを記事にしてみます。
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誤字脱字の指摘で感じた「脱・完ぺき主義」
先日、友人と話していた際に、「伊藤さんのブログは誤字脱字が多い」という指摘を受けました。(汗)
友人の指摘は悪気はないものだと思います(思いたい・笑)が、数年前の私だったら、
・タッチタイピングやフリック入力が完ぺきだったらよかったのに・・・
・自分がブログを書いていなければ、そんなつっこみを受ける必要はなかったのに・・・
・そもそもアウトプットしていなければ批判を受けることもないのに・・・
といったようなショックを受けていたかもしれません。
誤字・脱字は自覚していますし、ブログを読み返して気づいたときには都度メモをして、こつこつ修正しています。
もちろん、更新する前に時間をかけてしっかり校正をすることが理想です。
以前は、原稿を書き終えた後に、時間をかけて校正していた時期もあります。
しかし、私の場合、なぜか構成にものすごく時間がかかってしまうのです。。。
記事を書く時間が45分だとしたら、15分以上はかかる感じでした。
・文字校正をしているうちに言いまわしが気になって修正したくなる
・記事構成に疑問を感じて入れ替えたくなる
・文章表現を追加・削除したくなる
という感じに。
そのように、完ぺきを目指すことによって、多くの時間が失われていったのです。
言ってみれば、「完ぺき主義者の憂うつ」状態でした。
完ぺき主義者がおちいる「完ぺき主義者の憂うつ」
ブログを書くなら、誤字・脱字はNG。
だから何度も見直してからアップすべき。
そのような完ぺき主義思考は、私にとって長い間、強敵でした。
この完ぺき主義にとらわれていたからこそ、過去にブログやメルマガを挫折したのだということが、今ならわかります。
文字校正や記事構成、内容など、相対的であれ、客観的であれ、たとえ自分なりに良くできたものであっても「十分ではない」ととらえてしまうからです。
ですから、書けば書くほどダメージを受けます。
どこかで「もっと改善できる」と考えている(いい意味あいもありますが)ので、「ほどほど」では満足できないのですね。
基準を「完ぺき」におくと、自分の実力が足りないことがわかり、つらい状況が待っています。
・不足感
・自己否定
・劣等感
などが押しよせてくるのですね。
まさに「完ぺき主義者の憂うつ」。
しかし、毎日のようにブログを書こうとすれば、完ぺき主義では難しいものです。
(できる人はいると思いますが)
それに、「私は完ぺき主義なので、最高にハッピーです!」という人を見たことがありますか?
ないですよね?(笑)
周囲の人たちを思い出してみると、完ぺき主義者には、物事をいろいろと深刻に考える傾向にあるように思います。
何をしても、何を持っていても、「完ぺき」という基準に達していないので、何か不足している部分を探しては失望しているのです。
実際、私自身、自分では意識していなかったものの「隠れ完ぺき主義者」でした。
それでも、まだ自分ひとりだけならいいかもしれません。
やっかいなのは、「ほかの人をも完ぺきにしよう」とすることです。
完ぺき主義者は、ほかの人にも完ぺきな基準を求めます。
「自分もそうなのだから、相手もそうだろう」と思ってしまうのです。
無意識のうちに。
ただ、その願望が叶うはずはありませんから、常に環境や周囲に不満を抱えてしまいます。
そのため、完ぺき主義者は「完ぺき主義者の憂うつ」が訪れてしまい、平穏や安定を得ることが難しいのですね。
(意外と、完ぺき主義者ほど平穏や安定を求めているという逆説もあるのですが。。。)
完ぺき主義を抜けだすための5つの思考のゆるめ方
もし、あなたが完ぺき主義に悩んでいたら、それを少しゆるめてみましょう。
私が考えているゆるめ方を5つにまとめました。
1:完ぺきは幻想だと知る
「完ぺきは幻想」だと考えるようになりました。
「完成」があっても、それは「完ぺき」ではないのです。
そもそも、私の完ぺきは、ほかの人にとっても完ぺきとは限りません。
2:完ぺき主義から最善主義に移行する
完ぺき主義とは逆の考え方を認められるようになりました。
たとえば、
・時間制限を設ける
・目的性から考える
・プロセスに集中する
といった考え方は、完ぺき主義脱却に大きく役立ちました。
今でも活用しています。
3:「2極思考」を手放す
完ぺき主義者は、
・0か100か
・白か黒か
・○か×か
といった2極思考におちいりがちです。
こうなると、思考に柔軟性がなくなり、余裕がなくなるのです。
両極に固執せず、その間をみるようにしましょう。
4:例外を探す
完ぺき主義者のように、細かいことにこだわらなくても成功している人はたくさんいます。
そのような人たちの思考やマインドを見習うようにしましょう。
私が毎日のように読んでいるブログやメルマガの著名人でも、誤字・脱字はあります。
それでも、主張しているメッセージやアウトプットの目的は私に十分伝わってきますので問題ありません。
私は、それに勇気をもらっている部分もあり、言い訳にしていますが・・・(笑)
実際、細かいことにこだわらない人ほど、大らかです。
多少のトラブルがあっても「何とかなるだろう」という心の広さや器の大きさ、メンタルタフネスを持っていますし、その部分こそ見習いたいと考えています。
5:良い面にフォーカスする
完ぺき主義思考の人は、足りない部分を見つけるのが得意です。
ですから、できていない部分を自他ともに発見してしまうのです。
でも、それでは人生の楽しみが減ってしまうでしょう。
できごとやほかの人の良い面に焦点をあてましょう。
まとめ
もちろん、私も、ひとつひとつのことをきっちりと完ぺきにやり切るというのは爽快感がありますし、理想ではあります。
しかし、そればかりでは先にあげた「完ぺき主義者の憂うつ」が待っています。
完ぺきを待っていたら、何も動き出せない自分を何十年も経験してきたので・・・。
その人生が楽しいかどうか、自分が選びたいものなかどうか。
ここは、あなたの感情を考えましょう。
生命にかかわるような仕事は別ですが、物事は完ぺきを目指すときりがありません。
物事にとりかかるスピードは遅くなりますし、行動力も下がります。
また、完ぺきばかりを求めると、心の平穏は訪れません。
それよりも、良くいわれるように「70点合格主義」のように構えておき、より良くなるための工夫やアイデアを思いついたら試してみる、くらいの感覚でOKなのではないでしょうか。
「完ぺきを目指して取り組んでいる(でも、まだまだ未完成なのです)」というスタンスをつらぬく。
そのような感覚で、「完ぺきなクオリティー」という概念を手放しましょう。
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■編集後記
昨日は、北海道の継続クライアントさんとコーチングセッション。
その後、「ブログ習慣化セミナー」のコンテンツのブラッシュアップ。
さらに、ひとり会議で「ブログ習慣化セミナー」の構成を練り直していました。
時間配分とボリュームのバランスにはいつも悩みます。。。
プレッシャーは大きいのですが、この集中する感じは悪くありません。(^_^)
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