「1日だけやる気たっぷりの自分になる」ことは、誰でもできるかもしれません。
ドカンと打ち上がる花火のように。
でも、私たちが目指すところは花火のような短期的な「やる気」ではなく、静かだけれどずっと燃えている炭火のような「やる気」です。
「続く人」と「続かない人」のやる気
早起きや運動、ダイエットなど、新しい習慣をスタートするときがあると思います。
当然のことながら、はじめるときは誰もが「今回は続ける!」と意気込むみます。
ですから、過去にどれほど3日坊主だった人でも短期的なダイエットプラグラムに申し込んだり、フィットネス器具を購入するのですよね。
たしかに、ダイエット器具の通販番組を目にすると、思わず感情が動かされます。
「これを買ったら、ただ○○するだけでやせられるのか・・・!」というように。
ただ、この現象はよく考えると不思議です。
なぜなら、自分の状態がそれほど変わっていないのに、ツールがあれば「今度こそ続けられる(はず)!」と思っているからです。
本来は、ツールを活用する自分が「主」ですよね。
その「主」である自分自身が変わっていないのに、「従」であるツールを変えただけで驚くような結果が出ると思うのは、なぜなのでしょうか。
少なくとも、「続かない人」だった私は、ツールを変えただけで「続く人」にはなれませんでした。
むしろ、「続く人」はどのようなツールであっても続けられるし、「続けられない人」はどのようなツールを使っても挫折しやすのではないでしょうか。
この「続く人」と「続かない人」。
両者の中で大きく違うポイントがあります。
それがご自身の「やる気」へのとらえ方です。
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活躍する人は「できるだけやる気を落とさない」
どれほど最初にやる気があったとしても、つねにハイテンションでやる気MAXの人というのはいません。
オリンピックで金メダルを目指すような人でもモチベーションの維持に悩まれているからです。
つまり、「やる気」というのは期待するようなものではないのだと思います。
ほうっておけば、簡単に消えてしまうのがやる気なので。
「いつの間にかやる気がなくなってしまって、、、」という人がいますが、それは自然なことなのです。
たとえば先ほど話してダイエット器具。
私の実家にもありました。
たしかステッパーとトレッドミルが合体したような代物で、それこそ「1日たった10分でミラクルボディーに!」みたいな商品でした。
最初に到着したときは、家族がみんなでとり組みます。
実行すればダイエットにも効果があって新鮮味がありますし、成果が出るのでとり組むのです。
しかし、時間がたつとマンネリ化して、飽きてきます。
最初は「我こそは!」といって順番待ちをしていた私たちの姿は見えなくなり、日常に戻っていきます。
気づくとダイエット器具のところに洗濯物が干してあったりするわけです(笑)。
そうして、きれいに挫折していくのです。
もしかしたら、あなたの家でも同じような光景があったかもしれませんね。。。
さて、ここで問題なのは、何なのでしょうか。
それは、
「やる気のアップダウンが激しくなってしまった」
ことです。
乱高下するようなやる気は、それほど効果的ではありません。
たとえば、やる気にすごくムラのある一流のスポーツ選手はいませんよね。
活躍する人は、やる気を極端にアップダウンさせていません。
一気にやる気を出しても、その反動がくることをわかっているからです。
むしろ、活躍する人は「できるだけやる気を落とさない」ほうに意識を向けているものです。
そのためにルーティンを大事にしているのです。
ですから、私たちが成果を出すために意識したいのは「常にやる気を高めておくこと」よりも、「できるだけやる気を落とさないこと」なのです。
そのほうが、アベレージがよくなります。
結果的に、より良い成果を出せるのです。
この意識は、ゴールが長期的なものであればあるほど重要になってきます。
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「一気にすごい変化」を求めてはいけない
「やる気」に関して、私がよくイメージするのは「宝くじ」です。
私は宝くじは買わない主義ですが、宝くじ売り場に行列をつくる人たちは「一気にすごい変化」を求めているのでしょう。
あれは、すごい「やる気」ですよね。
習慣化でいえば「一気にすごい変化」を求めているようなものだと感じます。
たしかに、「一気にすごい変化」があればうれしいですよね。
そのようなダイナミックな人生に憧れる気持ち、私にもあります。
しかし、同時に思うのです。
習慣的な行動は、あくまで未来のありたい姿を実現するための手段。
そうである以上、やる気の振れ幅はできるだけ小さくしておく。
そうして、最終的に大きな成果を得られる。
そのようなイメージを持っておいたほうがいいと考えているのです。
私がやる気をキープするためにとり組んでいる行動を5つあげてみました。
2:書き出す
3:目標を読む
4:スモールゴールを設定する
5:リストを更新する
1:人に話す
私は、自分のゴールや目標をほかの人に話しています。
これ1つでさまざまな効果があります。
話すことで、
・自分が考えていることを言語化できる
・自分の意識に定着する
・ほかの人に公言することで健全な強制力が働く
といった効果があるからです。
当然、話したあとはやる気が高まります。
コーチングが効果があるのは、自分のゴールについて定期的に話し、考える機会を強制的に持てるからです。
そのことについてたくさん考えて、どんどん言語化していき、行動を継続する。
そうすれば、ゴールに近づかないわけがありませんよね。
2:書き出す
毎朝、自分がたどりつきたい状態をノートに書き出しています。
毎日のように、何度も同じことを書くのです。
自分の手を使って。
いつも書いているうちに「この表現はちょっと違うな」ということもあります。
そのようなときは、ミッションやビジョンの文言を更新します。
これがいいのです。
自分が大事にしたい言葉がどんどん洗練されていくからです。
それが、私のやる気を高めてくれます。
3:目標を読む
自分のミッションやビジョン、目指しているゴールを読んでいます。
まわりに人がいないときは、声を出してよみあげることもやっています。
自分の目でゴールを見て、自分のゴールを手で書き、自分の口からゴールを話す。
それだけでやる気が高まるのです。
想いに日がつけば、行動も進みます。
私が考えているのは、
・ゴールを実現することとは、すなわち手、口、足を動かすことである
というもの。
その意味では自分の器官にそれを認識させることは大きな意味があると考えているのです。
4:スモールゴールを設定する
ゴールに向けた適切なスモールゴールを設定するようにしています。
たとえば、トライアスロンだったら、
・コーチをつけて毎月のトレーニングメニューを宣言する
・完走したいレースにエントリーする
・スイムスクールに通う
という形です。
こうして1週間単位や1ヶ月単位もからめて、日々にスモールゴールを設定すること。
それがやる気を落とすことを防いでくれます。
5:リストを更新する
ゴール達成に重要なのは、ゴールまでのリストをつくること。
そのリストを持っているかどうかで、ゴールの実現度が変わります。
ゴールまでのリストは、毎日目を通していただきたいです。
そして、ここが大事なところで、実行したアクションを消し込みながら、思いついたことをつけ足していく。
そうして、リストをどんどん更新していきましょう。
最初はリストにできずに「こことここの間は何が入るんだろう?」と思うとこがあっても大丈夫です。
行動していくうちにその空白がうまってきますので。
現在地からゴールまでのすごろくをつくってみるのもおすすめです。
1歩目が踏み出せない原因がプロセスの不明確性なら、すごろくをつくってみては? | 【良習慣の力!】ブログ
以上、私の「やる気を落とさないための5つの方法」をご紹介しました。
あなたのモチベーションキープのヒントになればうれしいです。
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■編集後記
昨日は、6時30分からのオンライン朝活に参加。
それに引き続きコーチングセッションでした。
普段とちょっと違うクライアントさん雰囲気にフィードバック。
感情の動きが、電話を通して伝わってきた感じがあったのですね。
「私のちょっとした変化に気づくとは驚きです・・・!でも当たってましたね」と。(^^)
午後は妻から私に「ひとり時間」をプレゼントしてもらい、およそ4時間ほど昼下がりの公園で散歩や読書など。
最高の時間でした。(^^)
あなたの「好き」「嫌い」の純度は大丈夫?自分の感性を取り戻すための7つの行動 | 【良習慣の力!】ブログ
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