良習慣の習慣

あなたの「食欲」。もしも自分の欲求でなかったとしたら・・・(怖)

投稿日:2014/12/10


 

こんにちは!

銀座コーチングスクール認定コーチ「早起きコーチング」の伊藤です。

昨日のエントリに続き、本日もクイズでスタートです!(笑)

【質問】
夏と冬では、どちらが痩せやすいでしょうか?

 

このクイズ、一見なんてことないのですが、、、

小林さんの解説を聞いて、ぼくにとってはじつに嫌なことを知されるきっかけとなりました。。。

 

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photo credit: Geoff LMV via photopin cc

 

グループの意見が分かれる

冒頭のクイズに対して、ぼくたちのグループでは意見が分かれました。

ぼくは、

「夏のほうが痩せやすいはず」

と考えました。

理由は、人間という生物の本能として、

「冬は冬眠のためにエネルギーをためこむ習性があるので、太りやすい」

のではないかと。

夏のほうが汗をかきますし、実際、ぼくは夏に痩せた経験があります。

でも、他の人の意見は、

「冬のほうが痩せやすいのでは?」

でした。

理由は、

「冬は寒いので、恒温動物として代謝をあげようとするから」

ということです。

あなたは、どのように考えますか?

 

痩せやすいのはどちらか?

小林さんから答えがありました。

理論的には、

【冬のほうが痩せやすい】

そうです。

夏は確かに汗をかくのですが、汗をかくのは「体温を下げる」効果があるのですよね。

確かに汗をかくためにエネルギーを使うのです。

でも、実際は、体温を上げようとするほうがエネルギーの消費量が高いとのこと。

そのため、冬のほうが痩せやすい、という答えとなりました。

ただし、現代は暖房がありますよね。

そのため、暖かい場所にいると、それほどエネルギーを消費しません。。。

そのため、風邪をひかない程度に薄着で過ごしたほうが痩せやすいそうですよ。

冬はマラソンシーズンでもありますから、少し身体を動かしていくのは理にかなっているのでしょうね。

 

自分の食欲がコントロールされている

それで。

ぼくが本当にお伝えしたいのはこのあとです。

ぼくたちの「食欲」はコントロールされている、という少しこわいお話。

先ほどぼくが考えていた冬眠の話がありました。

実際、寒くなってくると、

「秋の味覚を楽しもう!」

とか、

「冬はアツアツの鍋を食べよう!」

みたいなフレーズを目にしませんか?

そして、ぼくたちはそのように思い込んで食事をします。

しかし・・・!

それは、ぼくたちがエネルギーを欲するために食べものを補給するための本来の食欲(「代謝性食欲」とよばれます)ではありません。

本来の代謝性食欲ではなく、CMや広告を見たときに発生する食欲のことを、

「認知性食欲」

というそうです。

ぼくも初めて聞く言葉でした。

感覚としては、

「なんだか食べたい気がする」

という食欲のことです。

このようなこと、ありませんか?

おいしそうな食べものをみると、おなかが減っているわけでもないのについ食べたくなってしまう、あの感覚です。

小林さんいわく、

「現代の日本人のほとんどは、この認知性食欲で食事をしています」

とのこと。(汗)

これは、狩猟の時代に本能にプログラムされているものです。

いつも狩りが成功するわけではないので、人は、

「あとで食べられなくなるかもしれないから、食べれるときに食べておこう」

と考えてしまう習性なのだそうです。

だから、おいしそうなものを見ると「食べておこう」と欲してしまうのですね。

たとえば、

▼仕事の帰りみちにラーメンを食べたくなる

▼カフェに入ったらケースに並んでいるケーキを食べたくなる

▼新発売のお菓子を食べたくなる

▼行きつけのお店で新発売のメニューを食べたくなる

といったこと、ありませんか?

それは、「認知性食欲」なのです。

ここで大切なこと。

これは、自分の欲求から生まれた食欲ではなく、

「他者からコントロールされた食欲」

ということです。

一見、自分で選択しているように見えるけれども、その食欲は外部要因に発生させられている食欲なのです。

それによって食べすぎてしまい、肥満になっているというこの現状。

「食欲」という人間にとって大切な欲がコントロールされてしまっている。

まるで考えなしに何かを盲信する人のようです。

そのような意味で、ぼくはこの話を聞いて、なんだか少し怖くなったのです。(^_^;)

マスコミや飲食店、そして食品会社は、笑顔で

「美味しいですよ!どんどん食べてください!」

と勧めてきます。

でも、それにのせられて自分が太ってしまっても、マスコミや食品会社の人は責任を取ってくれません。

もし、、、それで太ってしまったら?

おそらくひとこと、

「それはあなたの自己責任です」

と言われるのがオチですよね。。。

 

ということで、ぼくたちはそんなふうにコントロールされた食欲によって日々を過ごしてしまっていることを少しずつでも認識していきましょう。

それを知ることだけでも、食欲を外部要因に振り回されることが少なくなるはずです!

「欲」をコントロールできるようになりたいものですね。

 

自らがなり得る最高の自分になる!

チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!

 

【今日の良習慣】
「外部要因にコントロールされた食欲」の誘惑を断ち切る

 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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