「東大院卒・マッキンゼー社員が芸人になった!」とは帯のキャッチコピー。
そのような決断力を持つ石井てる美さんはどのような習慣を持っているのでしょうか?
本書から学んだ3つの大切な習慣を選んで記事にしました。
(1)ポジティブな言葉を使う
マッキンゼーではネガティブな表現はできるだけ使わないようにしています。(P50)
普段、あなたはどんな言葉を使っていますか?
私は「どんな言葉を使うかによって、人生が決まる。」と考えています。
大げさではなく、人生を大きく影響する習慣なのです。
それは、マッキンゼー社でも同じことです。
たとえば、マッキンゼー社内では、
▼「デメリット」「短所」「欠点」ではなく、
▼「チャレンジ」「克服すべき課題」「成長すべき点」
と言い換えているそうです。
マッキンゼーほどのレベルの会社であれば、降りかかってくる課題も世界レベルの大きなレベルでしょう。
つい「できない」とか、「無理」という言葉を使ってしまいそうです。
それでも成果を出すために大切なことは、使う言葉を選ぶこと。
ネガティブな言葉を、ポジティブな言葉に変換する企業風土があるのです。
(2)決断を自ら正解にする勇気を持つ
未来を変えたければ、日々の流れに身を任せるのも良くなければ、決断に身を任せるのもいけません。“決断しただけ”では何もなりません。決断には、それを自分の中で正解にしていく覚悟も含まれます(P183)
決断そのものには、正解も不正解もありません。
重要なのは、「決断したあとにどのように行動するのか」ということです。
決断したあとに行動をおこし、決断を正解にしていけば良いのですよね。
そのためには「覚悟」も必要です。
私のクライアントさんで早起き習慣化できるようになったクライアントさんにインタビューをしたところ、結局、「早起きプログラム」に申し込んだときの「覚悟」が違っていました。
要は、強い決意を持ってお申し込みくださっていたのです。
ですから、当然結果が出ます。
「早起きプログラムに申し込む」という決断を、ご自身で正解にしたわけです。
(3)仮説を書き換え続ける
「やってみたけど、ダメだった。やめる」
と言うのではなく、マッキンゼー風に
「検証したけど、仮説がズレていた。修正する」
とキリッと言ってみましょう(P181)
この表現は素晴らしいですね。
石井さんも書かれていますが、一気に失敗のにおいが消え去ります(笑)。
よく言われるように、「失敗は失敗と決めるから失敗になる」わけですが、ゴールにたどり着くまで続ければ、それは失敗ではなくなります。
常に仮説を検証するつもりで行動し続けることが重要なのです。
まとめ
石井さんほどキャリアの変化値が飛躍する人は珍しいでしょう。
そのような意味では、つい「東大院卒業、マッキンゼーからお笑いの道へ」という部分に目がいきがちです。
しかし、私は「人生を後悔しないためにどう生きるべきか」ということを決断するための石井さんの葛藤がリアルに描かれた本だと感じました。
心のワクワクや直感に従うことが人生で重要なのですが、人間はどうしても頭の中の常識や恐怖に引っ張られてしまうのですよね。。。
自分の素直な気持に、どのように向き合っていけば良いのか。
それを検証していくストーリーが読ませます。
また、続けるために必要な名言がありました。
その名言を引用して、本日の記事を終えたいと思います。
結局、客観的な正解なんてものは最初から存在しなくて、自分の意志と力で自分で選んだ道を正解にしていくことが全てなのです。だから「とにかく続けること」が大事だともいえます。その結果、自分が納得すれば、誰がなんと言おうとそれが自分の正解なのです。(P184)
あなたが正解にしたい決断は何ですか?
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
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【編集後記】
明日のセミナーへ向けて最後の追い込み。
このタイミングばかりは、本当に時間が欲しくなります。
早起きしても、1日が24時間しかないことには変わりはありませんので、あとはいかにうまく時間を使うかですよね。
「常に時間はたっぷりある。うまく使いさえすれば。(ゲーテ)」
分かってはいるのですが・・・(笑)
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