「7つの習慣」、「人を動かす」、「思考は現実化する」。
どれも世界的なベストセラーで、内容も文句なしの名著ですよね。
私も読みましたし、今でもパラパラと読み返しています。
ただ、名著にもデメリットがあります。
それは、多くの名著が、重くて、ぶ厚くて、かさばること。
私は、「名著のポイントをかいつまんでさらっと復習できるような本はないかな?」と考えたことがあるのですが、それにぴったりな本が出ました。
それが本日ご紹介する本、高田晋一さんの「自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方」です。
スポンサーリンク
1冊で50個の良習慣が学べるお得な本
私が子供の頃に流行した本に、「一冊で日本の名著100冊を読む」という本がありました。
夏目漱石や谷崎潤一郎など、日本文学史に残る文豪たちの作品のあらすじ等が書いてありました。
100冊の本を読むというのは骨が折れる作業ですが、このような本があれば、日本近代文学100冊の内容をざっくりと知ることができますよね。
名著に親しみがない人には読書リストになりますし、予定が詰まっている人は短時間でたくさんの名著を読んだことになります。
読んだ本がある人ならば、記憶を呼び起こすことに使えますので、あらゆる人に有効な本でしょう。
そのようなダイジェスト本の「自己啓発版」。
それが、今回ご紹介する本「自己啓発の名著から学ぶ 世界一カンタンな人生の変え方」です。
世界的なベストセラーをはじめとした名著の数々が50冊も紹介されています。
その名著たちの中から習慣をテーマにして要点がまとめられているのです。
つまり、1冊に50個の良習慣がつまっているお得な本なのです。
習慣化の達人が実践しているおすすめの3つの習慣
本日は、日本に4人しかいない「習慣化の達人」に認定された私が、本書から選りすぐった3つの良習慣をご紹介いたします。
(1)会話の終わりに相手の名前を呼ぼう。
まずは、全世界で累計1500万部のベストセラー「人を動かす」。
著者の高田晋一さんは、「これだけ読んでいれば、他の人間関係の本を読まなくても大丈夫、と言い切ってもいいくらいのスグレモノの1冊」と高く評価されています。
その中でも最も簡単で、一番重要な習慣が、「相手の名前を覚える」「相手の名前を口にする」。この2つです。
ということなのですね。
たくさんの名前を覚えるのは大変なので、アイデアとして出てきたのが、「会話の終わりに相手の名前を呼ぼう。」ということです。
コミュニケーションを学ぶと必ずといっていいほど「相手の名前を呼ぶ」というのは重要だということが出てきます。
これは、覚えておいて損はありません。
私たちプロコーチたちもよく使います。
(2)友人が自分の葬儀でかけてくれる言葉を想像しよう。
来ました(笑)。
次は、私の教科書「7つの習慣」です。
全世界合わせて3000万部以上を売り上げているそうです。
本書では、第2の習慣の「目的を持って始める」で紹介されているワークです。
「7つの習慣」では、人生を「目的を持って始める」ためには、
“人生の最期の姿を描き、それを念頭に置いて今日という1日を始める”
ことが必要だと書かれています。
自分の葬儀に集まってくれた人は、自分に対してどのように話しているのか?
あなたは大切な人たちに、どのように自分を語って欲しいのか?
いろいろなことを考えさせられる秀逸なワークです。
ただ、重要なテーマだけに簡単にとりかかろうと思えないことも確か。
ですから、著者は、「一番身近な友人を1人イメージして、その人が自分の葬儀でかけてくれる言葉をイメージしてみる」ことをおすすめされています。
これならできそうですよね。
数年前、私は、手帳に妻や子どもたちが私の葬儀で話して欲しいことを書きました。
いま読んでも、思わず涙があふれそうになります。
大切なものを大切にしてこそ人生。
そのためにも一度は考えておきたいことです。
(3)今日やった仕事とかかった時間を書き出してみよう。
最後は、世界で最も著名な経営学者P・F・ドラッカー氏の名著、「プロフェッショナルの条件」です。
ドラッカー氏は、「知的生産を高めるには、時間を管理する必要がある」と言っています。
“成果を上げる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする”
要は、「時間の使い方を記録する」ということです。
時間は見えませんが、記録することはできます。
これもドラッカー氏の名言ですが、「計測できれば、管理できる」ということですね。
具体的には、「TaskChute(タスクシュート)」というツールや、「たすくま」というアプリを使うのがおすすめです。
私は、時間管理ツール「TaskChute(タスクシュート)」を習慣にしてから、残業が激減しました。
税理士さんが企業のバランスシートを見たり、ファイナンシャルプランナーが家計簿をチェックするように、私たちは時間簿をとる必要があるのです。
その時間簿を振り返り、時間の使い方を最適化する習慣。
非常に重要です。
身につけたい習慣を選び、実践してみよう
このようなダイジェスト版のまとめ方を嫌う人がいるということを聞いたことがあります。
「原著にあたらなければ意味がない」というようなことをいう人たちです。
しかし、本書のように、世界的な名著に気軽にふれることができる本というのも、また貴重ではないでしょうか。
この本を読んで、「もっと詳しく読んでみたい!」と思う本に出会えば、原著を買えば良いのですから。
そのためのガイド本としても非常に役立つのが本書です。
Amazonの紹介文や書店での立ち読みでは限界がありますからね。
自己啓発本を多く読んでいる人は復習になりますし、けっこなマニアの方でも50冊すべてを読んでいる人は少ないのではないでしょうか。
気になるポイントをつかんで、少しでも行動にうつせればモトはとれます。
本書は、特に「具体的な行動」に絞ってポイントをピックアップしている点も良いところです。
ぜひ、あなたの気になる習慣を見つけて、そして「実践」してみてはいかがでしょうか。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
【編集後記】
日曜日は、娘の保育園の2家族と一緒にランチ。
なんと、「司会者っぽいから」という理由で、保育園の謝恩会の司会を務めることとなりました(笑)。
任されたからには、娘の卒園に向けて精いっぱい頑張ろうと思います。
【無料】「100人コーチング」のお申し込みはこちらから!
【無料】100人コーチングのご案内 | 【良習慣の力!】ブログ
良習慣によって自らがなり得る最高の自分になる!
チャレンジできる贅沢を満喫しましょう!
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
コメントを投稿するにはログインしてください。