モチベーションの習慣

私たちは「なぜそれをやるのか?」という理由が弱いと動けない

投稿日:2020/10/09


目標を持つことは大事ですが、目標を決めただけではモチベーションは高まりません。

上位概念の目的を考えることが重要です。




 

目的と目標を区別する

あなたは、実現したいことを何と表現しているでしょうか?

たとえば、

・夢

・ゴール

・目標

・願望

・ビジョン

・使命

など。

どれも思い描いている欲求を達成する。

それは変わりません。

もちろん、辞書的な意味で厳密には違いはあります。

でも、あなたがイメージしやすい呼び方でかまいません。

ただ、私の中で考えているのは、

(1)目的

(2)目標

の2つだけは区別する必要があるということです。

なぜなら、実現したいことが大きければ大きいほど、この2つの役割を明確にする必要があるからなのですね。

言葉で説明すると、

(1)目的:何のために、なぜやるのか、という行動の理由

(2)目標:いつまでに、何を、どうするのか、という目的を達成するための手法や手順

と定義しています。

このブログでも何度も書いていますし、セミナーでもよくお伝えしています。

 


 

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目的が先、目標はあと

たとえば、「早起きの5時起きを習慣化したい」。

これは目標なんですね。

目標しか持っていない場合、中長期的な習慣化は簡単ではありません。

目標だけで早起きが習慣化できるのならば、もっと多くの人が早起きを習慣化しているでしょう。

残念ながら、現実はそうなっていませんよね。

目標だけで早起きを続けようとしている人の多くは挫折してしまっているのです。

では、どのような人が早起きを習慣化できるのか。

それは、目的がはっきりしている人です。

たとえば、

・今年中にフルマラソンを完走したいけれど、家族の状況を考えると早起きして朝ランをやるしか時間がとれない

・日中は会社の仕事に忙殺されてしまうので、朝の時間しか複業の時間をとることができない

・TOEICの目標スコアをクリアするためにはどうしても朝時間の活用が必要になってくる

といった理由を持っている人なのですね。

目的が明確になれば、早起きはあくまで目的を実現するための手段となります。

つまり、「目的を実現する気持ちが強いから、目標が明確になる」というとらえ方です。

目的が上位概念、目標は下位の概念。

目的がメイン、目標はサブ。

目的が主、目標は従なのです。

ですから「5時に早起きする」という目標でやっている限り、目的を実現するための習慣化が難しくなるわけです。

むしろ、目的を実現したい気持ちが明確だと、「じゃあ、どうすればいいのか」という目標が具体的になっていきます。

そのため、目的を実現したいという理由が強ければ強いほど、目標を達成できる可能性が高まるのです。

今でこそ私は朝5時からのコーチングセッションや朝6時からオンライン朝活のファシリテーションをおこなっていますが、以前はまったく早起きができませんでした。

それは、まさに「早起きする」という目標しか持っていなかったからです。

同時に、早起きをして達成したい対象への気持ちも弱かった。

ですから、なかなか早起きが習慣化できなかったのです。

それが、フルマラソンのレースに申し込んでしまったあとに早起きのコツをつかんだら、朝のランニングが続くようになったのです。

今ならよくわかるのですが、当時はそのメカニズムがよくわかっていなかったのですよね、、、

「鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎でいえば、

・目的:鬼になってしまった妹の竈門禰豆子を人間に戻す

・目標:鬼殺隊の剣士として強くなって鬼の始祖である鬼舞辻無惨を倒す

ということです。

 


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目的を実現するために目標がある

このイメージは、ほかのゴールや習慣化も同じです。

たとえば、ダイエット。

「ダイエットして5キロやせたい」というのは目標です。

「体重を5キロ減らしてオーダースーツをつくり、高級ホテルのバーで奥さんと上質の時間をすごせるようになりたい」というのは目的です。

たとえば、英語。

「TOEICで900点以上をとりたい」というのは目標です。

「英語のリーティングとリスニングの力を鍛えて、英語が理解できる自分を誇らしく感じたい」というのが目的です。

たとえば、出版。

「本を出版したい」というのは目標。

「読者に役立つコンテンツを本で届けることによって、今よりも多くの人に貢献して感謝される人間になりたい」というのが目的です。

この位置づけを自分の中で明確にしておくこと。

そこをはっきりさせないから、大学の志望校に受かったのに入学以降にやる気をなくしてしまったり、資格試験に合格したのに活用できずに宝の持ちぐされになってしまうのです。

行動へのモチベーションが下がっているときは、この目的を見失っている場合が多いものです。

目的への動機が弱いと、目の前の誘惑に簡単に流されてしまうのが私たち人間。

だからこそ、目的を実現するために目標があるのだという位置づけをあらためて考えてみましょう。

そうして目標をひとつずつクリアしていく。

それが、目的を実現するための近道です。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活ファシリテーションからスタート。

夜は次の「良習慣塾」セミナーの構成を検討。

マインドマップの書き出しまで進めました。(^^)


 


 

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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