学ぶ習慣

ゴールが見えづらくても続けたい大人の「学び」

投稿日:2020/09/02


子どもの「学び」はゴールがわかりやすいのですが、大人の「学び」はゴールが見えづらいものが多いです。

それでも、「学び」を続けることが必要です。




 

大人と子どもの「学び」の違い

大人にとっても子どもにとっても、「学び」は重要です。

しかし、その意義は大きく違うように感じます。

子どもの頃の「学び」は、進学するために学ぶというのが一般的でしょう。

中学受験のため、高校受験のため、大学受験のため。

がんばって少しでも偏差値が高い学校を目指し、「学び」をおこなうわけです。

これは、「進学」というシステムがあるから一生懸命に学ぶわけです。

言い方はよくないかもしれませんが、受け身での「学び」が多いのですよね。

実際、義務教育が実生活で役立つことはほとんどありません。

歴史や数学や物理など、会社の仕事で活用したことはないですよね。

「取引先の人事異動が、王政復古の大号令のようだった」とか言いませんよね。(笑)

 


 

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大人の「学び」に必要な主体性

もちろん、学生時代の「学び」を否定しているわけではありません。

私にとっては役立っていない「学び」が多かっただけです。

たとえば、私にとって科学はあまり重要ではありませんでしたが、研究者の方々にとっては科学は重要な「学び」のはずです。

そのため、子どものときの「学び」の位置づけは、大人になったときのための「学び」という側面が大きいでしょう。

なぜなら、何が適した「学び」なのかは、最初からわかりません。

そのために、幅広く学んでおくことは必要なのですね。

その中で、自分が向いている「学び」は何なのか。

どんな「学び」を自分は楽しいと感じるのか。

「学び」は自分をどのように変えてくれるのか、ということを考えるわけです。

子どもの学習は好むと好まざるとにかかわらず、そういったことを体験する期間なのです。

何より、子どもの「学び」は受験の合否というわかりやすい正解があるのが大きいですよね。

学生時代の「学び」はゴールがわかりやすいのです。

ですから、子どもの「学び」が苦にならなかった方もいるでしょう(私は違いますけれども・笑))。

一方で、大人の「学び」は子どもの「学び」とは異なります。

何を学ぶか。

未来の自分にとって必要な「学び」は何なのか。

どんな風に「学び」を役立てるか。

そういったことを自分で考えなければなりません。

学校が提供してくれたカリキュラムや時間割がないからです。

ですから、

「コミュニケーションの原則を学ぶ必要があるから、コーチングを学んでみよう」

「将来、海外で働くために英語を学ぼう」

「生き残るためにはプログラミングが必須だから学んでおこう」

ということを考える必要があります。

その「学び」は、主体性をともなった「学び」なのです。

ですから、子どもの「学び」と大人の「学び」では、受動的なのか主体的なのかが異なるわけです。

実際、仕事をしながら「学び」をおこなうためには、それなりの工夫が必要です。

さらにそれを継続していくのはもっと大変。

それを受動的なスタンスでやり続けるのは困難でしょう。

ですから、大人の「学び」には主体性が必要なのです。

 


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正解が分からないからこそ学ぶ

大人の「学び」が続かない原因のひとつは、「学び」の出口がわかりづらいということです。

「この学びをしておけば、必ず自分の未来に役立ってお金持ちになれますよ」

そのような確実性がある「学び」があれば、誰もがおこなうはず。

でも、それがわからない状態で継続しなければなりません。

たとえば、どんなサービスを開発したらマーケットに受け入れられるのか。

それはコンサルタントも答えを持っているわけではないからです。

ゴールが見えない状態での「学び」。

しんどいのですよね。

私もそうでした。

それでも、以前から常に何かしらの「学び」を続けています。

何より、会社員であっても終身雇用や年功序列は、ほとんどなくなったといっていいでしょう。

新卒で入社した会社が、定年までずっと存続しているかはとても不安定な時代になりました。

新型コロナウイルスの影響で、その不安定性はさらに増大しましたよね。

正解がわからず、未来が不透明な時代。

そんな時代だからこそ、「自分はどうなりたいのか?」ということを考え続けなければならないと思います。

むしろ、それを考えていかないと、この先の時代の変化に取り残されてしまうかもしれません。

「現状維持は衰退のはじまり」と言われます。

衰退しないためにも、「学び」によりスキルアップで自分を磨きましょう。

子どもの「学び」とは異なり、大人の「学び」は積極的な自己成長が欠かせないものです。

人生100年時代。

100年の人生を1日と考えたら、50歳になったときにお昼の12時なのですよね。

50歳になってようやく折り返し地点なのです。

そう考えると、時間はまだまだたっぷりあるはずです。

そのためにも、人生の終わりを迎えるときにどんな自分でいたいのか。

そんな未来から「学び」を逆算していくことも必要かもしれません。

そういったゴールが明確になるからこそ、大人の「学び」は意味を持つようになるのです。

あなたには、どんな大人の「学び」が必要でしょうか。

ぜひ考えてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社の月末仕事に集中。

ようやく終わりました。

先月はいろいろあったなぁ。。。(^_^;)


 


 

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