全体会議で決まったことが、なぜか実行されない。
よくありますよね。
そんな「総論賛成・各論反対」は、良習慣形成の分野にもあるんです。
解決方法を考えていきましょう。
習慣の「総論賛成・各論反対」
「総論賛成・各論反対」という言葉があります。
意味をできるだけシンプルにすると、
・大きな方針には賛成がとれている
・それなのに、具体的に実行しようとすると反対意見が出る
という状況です。
習慣は「総論賛成・各論反対」だと実現が困難です。
うまく習慣をつくるためには、
・総論は賛成
・各論も賛成
にならないといけないんですね。
なぜなら、良習慣を形成するためには、
・各論の部分を受け入れる必要があるから
です。
どういうことか。
例をあげてみます。
たとえば、あなたが「5キロ減らしたい」と考えたとします。
「体重を減らして、フットワーク軽く行動的な自分になろう!」という意気込みで。
決意した瞬間は、あなたの思考や感情や身体も「いいね!ぜひやろうよ!」という感じです。
健康のために、適正体重をキープする。
そのために5キロのダイエットをする。
このテーマに反対する人は、あまりいませんよね。
ですから、
・総論としては賛成
なんです。
あなた自身、本当に「適正体重になることはいいことだ」と信じています(そうですよね?)。
会社の会議で言えば、出席者のみんなが「賛成!」と言っている状態なんです。
準備OK。
5キロのダイエットプロジェクトをスタートします。
それで、うまくいくのか?
そんなことはないんですよね……。
なぜなら、
・各論は反対されているから
です。
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各論を実行することへの抵抗
5キロのダイエットというゴールに向かう。
総意はとれています。
では、5キロやせるためには、何が必要なのでしょうか。
答えは「今までの自分とは異なる価値観を採用して、5キロやせるための行動をすること」です。
この「5キロやせるための行動」こそ、「各論」なんですね。
具体的には、5キロ減らすために、
・食事を変える(節制する)
・運動量を増やす
・ダイエットの知識を増やす
・アルコールを控える
といった行動をとる必要があります。
つまり、総論を実現するためには、各論を実行しなければならないわけです。
シンプルですよね。
では、それがわかったら実行できるのか。
そんなことないんですよね。
私たちの内側では、
・食事は人生の楽しみなんだから、減らすのは嫌だよ
・運動は時間がないしつらいから、増やすことはできません
・ダイエットの知識を増やすよりも、仕事の知識を増やすほうが大事なので無理です
・お酒はリラックスタイムの友なので、やめるほうがストレスなんです
という意見が出てくるからです。
会社の会議なら、メンバーそれぞれが「自分がそんなつらい思いするのは、、、嫌です。」みたいなトーンになっている。
さっきまで盛り上がっていたのに、実行担当者を決めることになったら、みんなが及び腰になってしまった。
そんな状況です。
このとき、あなたは矛盾を感じます。
「いやいや、みんなで5キロやせようって言いましたよね?賛成したじゃないですか!」と。
反論したくなるんです。
一方で「ただ、たしかに自分がつらい思いをするのは勘弁してほしいな(本音)」という気持ちもわかる(残念ながら、わかってしまう)。
反論モードがトーンダウンします。
たとえば、ボランティア。
「ボランティアで街のゴミ拾いをするのは、街もきれいになるしとてもいい」と思うので賛成する。
でも、「じゃあ、時間を確保して、みんなでゴミ拾いをしましょう」というのは面倒なので参加したくない。
そんなイメージです。
するとどうなるか。
私たちは「じゃあ、今まで通りでいいか……。」という結論になってしまうのです。
なし崩し的に。
この状態こそ、
・習慣の「総論賛成・各論反対」
です。
ちぐはぐですよね。
ですから、良習慣形成がうまくいかないんです。
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各論を「欲しい」と思えるか
では、結論です。
私たちが良習慣形成を上手に実現するためには、どうするか。
この質問に答える必要があります。
それは、
Q:各論の行動が習慣になっている日常が欲しいか?
という問い。
この質問に、
A:はい(=それを習慣にしている日常が欲しいです)
と言える必要がある、ということです。
5キロやせるために、3ヶ月だけダイエット生活をするのは悪くはないんです。
ただ、その日常が嫌なのだとしたらどうか。
5キロダイエットというゴールを実現しても「これで今の苦痛から解放される……。」となる。
この瞬間に、食生活や運動がダイエット前に戻ります。
すると「リバウンドする」という未来が約束されてしまうわけです。
そんな約束はいらないんですけれど。(笑)
ほかの習慣も同じです。
「ブログを毎日書く習慣」という総論を手に入れたければ、
・ブログを書く時間を毎日1時間以上とる
・飲み会を減らす
・週末も休まない
という各論が必要です。
「複業で収入を増やす」という総論が欲しいなら、
・会社の人間関係を手放す
・至らない自分と対峙する
・家族と過ごす時間は減る
という各論を受け入れなければならないのです。
それなのに、私たちがやらかしてしまいがちなのは、
・総論は欲しい
・でも各論はいらない
という矛盾です。
わかりやすいのは、
・東大に合格したい
・でも勉強はしたくない
という感じ。
かなり無理がありますよね。(笑)
これだと、頭と心と体に一貫性が無くなります。
ですから、良習慣形成がうまくいかないわけですね。
さて、あなたの習慣への取り組みはいかがでしょうか。
・総論賛成だけど各論は反対
になっていないでしょうか。
もし、そうなっていたら、
・総論賛成かつ各論も賛成
にしないとスムーズにいかないはず。
そのためにも、まずは、
Q:各論の行動が習慣になっている日常が欲しいか?
という質問に答えるところからスタートしていきましょう。
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■編集後記
昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:30の部と7:00の部のファシリテーション。
夜は「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。
来週開催の「良習慣塾セミナーフェスティバル」でのアウトプットについて話を深めました。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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