目標をたてて成長していける人は、「ゴール」を活用しています。
ゴールによって、プロセスを有意義なものにしているからです。
「あなたの番です」最終回に対する意見への違和感
珍しくテレビの話題なのですが(笑)、日本テレビの連続ドラマ「あなたの番です」が終わりましたね。
2クール(6ヶ月間)のドラマも珍しいものでしたが、ストーリー展開や解決まで魅せていく手法がとても興味深いドラマでした。
最終話の視聴率が19.4%というのは、快挙です(元テレビ番組制作者としてよくわかります)。
私は「1話でも観てしまったら、きっとはまってしまうだろうな、、、」とわかっていました。
そして、連ドラを観てしまったら、自分のルーティンが崩れると思っていたので避けていたのです(これでも、少しは自分のことをわかっているのです・笑)。
ですから、妻から「おもしろいから観てみたらどう?」と言われても観ないようにしていました。
でも、あるときリビングでブログを書いていたら息子も妻と一緒に「あな番」を見始めて、気づくと私も観るともなく観てしまうという状況に。
結局、3話くらいからまじめに観ることになってしまいました(笑)。
「名探偵コナン」をはじめ、ミステリー好きの我が家。
当然のことながら毎週日曜日の夜にリアルタイムで「あなたの番です」を視聴する習慣がつくられることになったのですね。
ただ、最終回の感想を目にしているうちに、私にとって少し意外に思ったことがありました。
それは何かと言うと、インターネットやSNSで
・犯人予想があたったのかはずれたかが大事
・自分の予想がはずれてくやしい
・犯人の真相に納得がいかない
といった意見がたくさんあったところです。
違和感はその先にあって、
・自分の推理がはずれたから自分の考え方がダメだった
・自分の推理が当たらなかったから時間の無駄だった
・何時間も考察したのに意味がなかった
という意見があったのですね。
このような意見を読んでいて、私は「こういう考え方はもったいないな」と感じたのです。
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成果よりも「どんなゴール」を設定するのかが重要
・犯人が当たらなかった=自分が費やしてきたことに意味がなかった
という誤解。
これは、目標達成の分野にもよくあるトラップです。
私たちの現状は「過去に何を選択してきたのか?」によってつくられています。
「犯人はこの人だ」ということを選択するように、何かを選択し続けて結果として今があるわけです。
ただし、結果が悪かったからといって、それまでの選択に価値がなかったということにはならないはずですよね。
あなたが何を選んだのか。
結果として何を達成したのか。
その結果それ自体を、あなたの価値とつなげないようにしていただきたいのです。
たとえば、一流のプロ野球選手でも、エラーすることはあります。
その場合、そのプロ野球選手は価値がないということになるでしょうか?
オリンピックに出場するようなマラソン選手でも、体調不良でリタイアすることがありますよね。
その場合、そのマラソン選手は価値がなかったのでしょうか?
あなたの子どもが受験生で、模試の合格率が90%予想の学校があったとします。
それで、試験当日にインフルエンザになってしまって不合格になってしまたとしたら、あなたは子どもと縁を切るのでしょうか?
もっと言うと、試合やレースや受験日までの努力に意味がなかったということになるのでしょうか?
そんなことはありませんよね?
私は、そのようにプロセスは無意味ではないと考えるタイプです。
野球の試合に勝つため、マラソンレースで勝つため、受験に合格するために努力した事実。
それは価値があることですし、尊いものだと思うのです。
そうでなければ、ゴールに向けてがんばったプロセスをすべて否定してしまうことになりますので。
「ゴール達成ができなかったから、価値がない」と考えてしまうことは、これと同じなのですよね。
結果よりも見るべきポイントは、
・ゴールを設定したことによって、どんな風に行動が変わったのか?
ということです。
我が家での「あなたの番です」犯人考察に当てはめてみますと、当然のことながら、それぞれに当たりはずれの部分がありました。
しかし、大事なのは「犯人を当てられたかどうか?」ではなく、家族で犯人考察についてあれやこれやの対話をすることがとてもおもしろい時間だったのです。
そこに価値があったのは間違いありません。
つまり、正解か不正解かは、ゴール達成と同様に問題ではないということです。
「あなたの番です」の犯人考察をするというプロセス、その時間にこそ家族としての活発なコミュニケーションが生まれたわけです。
要は、「あな番の犯人を当てる」というゴール設定によって、家族のコミュニケーションの深度が高まったことが大事なのだと思うのです。
ドラマは、そのための触媒のようなものなのです。
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ゴール達成への「有意義な時間」を増やそう
・ゴールを達成できなかった=そんな自分には価値がない
と捉えてしまうことは、私たちにとって大きなストレスになります。
ゴールを設定すると「またダメかも」と最初からハードルをつくっていまうことになりかねないからです。
私が考える「ゴール」とは、そんな風に「もっと成長しよう」というやる気のある人にダメージを与えるものではありません。
もっとパワーを与えてくれるものです。
私たちには、ビジネスや人間関係、プライベートや趣味など、より良くしていきたいと願う分野があると思います。
それらの分野が、より「有意義なもの」になるようにゴールを設定するのです。
「有意義なもの」とは、あなたがもっと充実感や、もっと幸せや、もっと楽しさを感じる価値観に沿ったものです。
あなたがその分野で「有意義だと感じるもの」を積み重ねていったものがゴールなのですね。
そう考えると、ゴールを達成したということは、
・あなたがゴールに対して有意義な時間の使い方をした
ということになるわけです。
一方で、ゴール未達なら、有意義な時間の使い方ができていなかったということとなります。
これだけ重要な要素だからこそ、コーチング等ではゴール設定を重要視しているのですね。
ですから、ゴール設定が重要な要素に、
・ゴールを設定したことによって、どんな風に行動が変わったのか?
ということがあるのです。
実際、「プロ野球選手になる」というゴールを設定することで、野球の練習内容が深まるはずです。
フルマラソン完走を目指せば、日常生活の時間の使い方も変わるでしょう。
受験だって東京大学を目指すのか法政大学を目指すのか、そのゴールによって学習方法が変わります。
つまり、それが
・どんなゴールを設定するのかによって、あなたの行動が変わってくる
ということです。
2019年もあと4ヶ月を切りました。
あなたはどんなゴールを立てているのでしょうか。
どんなゴールだとしても、年末に、
・ゴールを達成できなかった=そんな自分には価値がない
と思わないでいただきたいのです。
今日の記事を通して1つお伝えしかったことにもつながりますが、
・ゴールを達成したかどうか
を重視するのではなく、
・どんなゴールを設定したことで、2019年のあなたが変わったのか(もしくは変わらなかったのか)
ということを検証すること。
それがより重要なことです。
くれぐれも
・ゴールを達成できなかった=そんな自分には価値がない
という計算をするのはやめましょう。
大事なのは、
・ゴールに向けての有意義な時間を、どれだけすごすことができたのか
だからです。
ゴールに近づく有意義な時間を増やしていきましょう。
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■編集後記
昨日は、終日「習慣化の学校」のグループコンサルティングにサポート参加。
各人それぞれの課題がはあるものの、1月時点から比べるとあきらかに視点が高い課題になっていることに気づきました。
自分の状態について定点観測ができる場を持っておくというのは、成長を感じる1つのメリットですね。
帰りの電車で、偶然小林一行さんにお会いして驚きました(笑)。
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