良習慣の習慣

「いつか」を減らして「今すぐ」やるために「スタート地点」を意識する。

投稿日:2019/02/23


1日をすごしたあと、後悔することはありませんか?

そのすごし方に不満があるということは、「1日のどこかでいつか」と考えてしまい、行動の優先順位が合っていないのかもしれません。

 

スポンサーリンク


 

師匠から学んだ「いつか」という禁句

「いつか、時間ができたら」

「いつか、できるようになったら」

「いつか、やれたら」

この「いつか」という言葉。

あなたは日常生活で使っていないでしょうか?

では、質問です。

その「いつか」は、いつやってくる「いつか」なのでしょうか?

「いつか」と言っているとしたら、答えられませんよね(笑)。

あるとき、私が師匠に「いつか、やりたいと思ってるんですよね〜」と何気なく言ったことがあります。

その瞬間、師匠のまゆ毛がピクッと動き、低い声で「いつか、は禁句」とたしなめられたことを覚えています。

それ以来、気軽に「いつか」は使えなくなり(笑)、そして実際使わないようにしていますし、使わなくなったと思います。

話し言葉でも、書き言葉でも、それは同じです。

また、コーチングのクライアントさんにも「いつか、は封印しましょう」とお伝えしています。

私が教えてもらって実践して、良いと思ったからです。

 

永遠に訪れない「いつか」というタイミング

実際、「いつか」は、永遠に訪れないのではないでしょうか・・・?

家族や友人たちから、「この間、いつか、と思ってた夢がかなっちゃってさ」と聞くことはほとんどありませんよね(笑)。

それでも、スマホをいじっている間、あなたの大事な時間は目減りしていっています。

朝食をとり、会社で仕事をして、家族と話をして、眠りにつく。

このような毎日をすごしているだけで、確実に人生という時間はなくなっていっているわけです。

私にも「もっと時間があったら、あんなことも、こんあんこともできるのに・・・」と思うことが、よくあります(本当に頻ぱんに思います)。

しかし残念ながら、そのような時間が私にやってきたことはありません。

ですから、「いつか」を待ちながら、人生の時間がなくなっていくのを待っているのはもったいないですよね。

せっかくですから、自分で意思決定しながら生きていきたいものです。

もちろん、意思決定していくのは単に前進するだけではありません。

「このまま待つ」という意思決定をすることも「決める」ということです。

今は理不尽な環境で耐えることしかできないかもしれません。

それでも、「今は耐える」と決めることができますし、そのようなスタンスでつらい状況を乗り切っていくのかは、自分で「決める」ことができるのです。

1日が24時間というのは、アメリカの大統領でも、日本の首相でも、私でも同じです。

誰かにだけ「24時間より時間がある」わけではないのですよね。

 

動けないときは「スタート地点」に行こう

最近よく考えるのは、人の成果を決める重要な要素のうちの1つは、才能や能力もあるかもしれませんが、まず間違いなく「24時間の使い方」によって決定されるのだと思うのです。

そのように考えると、私たちができることは1つしかありません。

それはつまり、

・24時間の行動の時間配分を変えること

です。

1日をふり返ったときに、「24時間をうめたアクションリスト」があり、
それが「うまくいった1日」だったのか、「あまりうまくいかなかった1日」が存在するだけなのです。

・24時間で実行したアクションリスト

があり、

・24時間で「いつか」と思って先のばししたアクションリスト

があるわけですね。

見事にアクションプランを実行した事実は自分の糧になり、未来に生きてくるでしょう。

一方の先のばししたことも、実は同じように原因となり、未来につながるのです。

「理想の1日をすごす」ことは確かに大事だと思います。

ただ、そのように考えてしまうと、行動が進まず「1日のうちで、いつか」になってしまうかもしれません。

そのようなときは、やはり「いつ、どこで」を決めて、ベビーステップで行動する発想が有効です。

それが、「いつか」という言葉を減らします。

作家の村上春樹さんは、長編執筆モードに入ったときは、毎日原稿用紙10枚を書き続けているいるそうです。

その時期は、もっと書けそうなときでも10枚で筆をおきます。

その一方で、まったく書けないときも、10枚を書くまでほかのことをやらないそうです。

ほかの作家の方の言葉で、「もっとも大事なのは、原稿を書き上げることではなく、毎日決まった時間にデスクに座ることだ」というニュアンスの言葉を読んだことがありますが、まさにそういうことなのでしょうね。

そうなると大事なのは、「1日のうちで、いつかやるぞ」ではなく、「いまスタート地点まで行く」ということなのだということなのだと思います。

マラソンのレースで、スタート地点に行かなければゴールできないのと同じように。

ばく然とした不安や心配する気持になったとき、それを抜け出すためにベビーステップで「いま、スタート地点に行くことができないか」を考えてみましょう。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

■編集後記

昨日は、会社終わりでコーチングセッションでした。

10年後の理想を描くセッションで、人生で重要な要素に関するゴールをイメージしていただきました。

達成したいゴールをそれぞれ話していただくと、徐々に明確になっていくんですよね。

こういう瞬間が、たまりません(笑)。

――――――――――――――――

【メルマガを発行しています】
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

ひとりで複数のビジネスをおこない、人生を充実させていくリアルストーリーにご興味があればぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く!」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!




複業で「自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

-良習慣の習慣

執筆者:

関連記事

自己成長を測定する方法。「良習慣の種」で時間の質を比較。

「自分なりにがんばっているんだけど、変わっている気がしない」 あなたは、そんなことを感じたことがありませんか? そんなときに、自分が変化していることを実感できる方法を記事にしました。   自 …

良い面を見るトレーニング。人をほめる習慣を持てば、ポジティブ思考が促進される。

習慣化コミュニティーで、感謝日記をつけている方がいらっしゃいました。 私も過去にやっていたことをお伝えしたのですが、「なぜ、今はやっていないのですか?」と聞かれたのです(今は別のフォーマットで日記を書 …

「答えのない問い」に即答できれば、あなたの自己理解が進む

「人格を高める方法には、どんなことがあるのか?」 私は、「答えのない問いに、いかに即答できるようになるか?」が1つの答えだと考えています。   答えのない問題に、いかに即答できるようになるか …

大きな目標を達成する方法。落とし穴にはまって挫折しないための考え方とは?

大きな目標をたてるのは良いことだと考えています。 ただ、大きな目標にたどりつくための考え方と解決方法を間違えないようにしなければなりません。   大きなギャップをうめるためのウルトラCを探す …

目的>目標>行動。今日のあなたは、自分の夢に近づくために何をしましたか?

ゴールへのプロセスが明確な目標になっていると、習慣化しやすいものです。 では、その目標達成には、どのような行動が必要なのでしょうか?   スポンサーリンク   夢につながるアクショ …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。