以前の私は、どうしようもなく「時間下手(=時間の使い方が下手)」でした。
それが、周囲の方から時間の使い方を相談されるようになりました。
少しは「時間上手(=時間の使い方が上手)」になった証拠かなと、勘違いしています。(笑)
何が変わったのか。
考えを記事にしてみました。
15年前の私は「時間下手」
先日、興味深いできごとがありました。
オフィスのデスクを片づけていたら、15年前の手帳が出てきたのです。
当時使っていたフランクリン・プランナー(1年バージョン)の手帳でした。
「当時の(私の)スケジュールはどんな感じだったのかな?」
興味を持って、手帳のスケジュールを開いてみました。
ちょっと驚きました。
なぜなら、スケジュールが
・「他者とのアポ」しか書いていなかったから
です。
しかも、14時のアポのところに「14時〜15時 A社訪問」だけをブロックしていた
のです。
当時は、業界も会社も絶頂期。
おそろしいほどの仕事量でした。
そのため、終電まで残業の毎日。
帰宅すると、子どもの寝顔しか見られない。
そんな日々だったのです。
ビジネス書もまったく読んでおらず。
「このままでは人生がマズいことになる」という想いから、本を読むようになったのです。
そのあたりから、時間管理を考えるように。
当時、時間術の本などで学びながら、
1:スケジュールの埋め方
2:移動時間の考え方
3:ブロックする時間の決め方
の3つを変えたことを思い出しました。
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「時間下手」が変えた3つの時間ルール
1:スケジュールの埋め方
当時の私は、スケジュールは、
・他者優先
でした。
自分の仕事時間は、空いた時間で自由にできる。
ですから、自分より他者との時間を優先していたんですね。
それだと、時間の使い方はうまくなりませんよね。
そこで変えたのは、スケジュールを
・他者優先から自分優先
にしたこと。
具体的には、1人で集中する時間や考えるための時間を確保したことです。
たとえば、会社でのルーティンのタスク。
普段通りにやっていると何も変わりません。
そのタスクに対して思考停止になっていることが多かったのです。
ですから、業務改善としての「考える時間」を1日10分とるようにしました。
そこで、やり方を変えたり、チェックリストをつくるようにしていたんですね。
それが、効率化につながりました。
2:移動時間の考え方
当時は、アポの時間だけブロックしていました。
それで、約束の時間ギリギリになったりしたこともあったのです。
なぜか、時間の使い方がうまくいかず。
1日がパツパツになっていたのです。
うまくいかない理由は何だったのか。
よく考えると
・アポの前後の時間までブロックしていなかった
のです。
今から考えると笑ってしまうくらいにしょうもないのですが……。
移動に30分かかるお客さまなのか、1時間かかるお客さまなのか。
訪問に必要な書類を準備する時間はどれくらいかかるのか。
まったく考えていなかったのです。
それは、アポもギリギリになるし、忘れ物もしますよね。
改善として、訪問時間の前後からブロックすることを覚えました。
こうすると、往復の移動と商談で3時間かかるとすると、アポを多く入れることはできません。
ようやく、限られた時間の貴重さを感じ取ったわけです。
3:ブロックする時間の決め方
当時の私の手帳の使い方だと、予定がない1日はスケジュールが真っ白でした。
「この時間はアポや外出を入れないようにブロックしておこう」という時間がなかったのです。
一見すると自由ですが、「時間の使い方を考えていないなぁ……。」と思います。
だから、お客さまと会う時間を決めるときにも「お任せします、私は合わせられらますから」と言ってました。
お客さまのご都合に合わせているようですが、言われた方は戸惑いますよね。
「丸投げかい!」と。
私の時間のコントロール感もなくなりますし。
そこで変えたのは、
・月曜日と金曜日は外出やアポ入れない
・午前中も人と会う約束は入れない
というルールです。
そうすると、必然的に
・人と会う仕事は火曜・水曜・木曜の午後
と決まります。
こうすることで、1週間や1日にメリハリが生まれたのです。
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「時間上手」になるために
3つの時間の使い方は、多少のアレンジはあれど、今でも取り入れている考え方です。
もちろん、すべてがこのルール通りに進むわけではありません。
それでも、ベースになる考え方を整えておくこと。
そうしなければ、私もいまだに「時間下手」のままだったでしょう。
今は、「まし」にはなっているはずです。
あの頃に比べれば「時間上手」だと、自己評価できますので。
では、何が違うのか。
当時の私から考えてみると、「時間下手」から「時間上手」になるためには、
・自分にフィットした時間ルールをつくること
になるかなと思います。
「自分にフィットした」というところがポイントですね。
どれほど優れた時間術の本でも、何百人が受けたタイムマネジメントのセミナーでも、私たちの状況に完全にカスタマイズされた時間の使い方はありません。
やはり、最終的には私たちが置かれた環境や状況で、自分なりの「時間上手」をつくりあげていくしかない。
それなりに時間の使い方について研究してきて、そう感じています。
ですから、
・自分にフィットした時間ルールをつくること
が大事だと考えているのです。
そうした時間ルールを持てれば持てるほど、時間上手になります。
実際、時間の達人たちは、時間に対するマイルールを持っているものですから。
もちろん、一度つくったからといって変えてはいけないこともありません。
柔軟につくり変えていきましょう。
自分にフィットした形で。
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■編集後記
昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。
夜はセミナー準備。
翌日に開催する「習慣化コミュニティー」の「月次リフレクション」の10分セミナーについてスライドをつくりました。
そして、昨日はうれしいことが。
10月に開催されるMr.Childrenのアリーナツアーの追加公演に、当選しました……!
これまで何度落選したか。(笑)
楽しみです。(^^)
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