自分はどのような価値観を持ち、どのようなことに熱中するものなのか。
それを知るためのカギは、過去のインパクトある体験を思い出すことです。
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自分の内面を見つめる過去の体験を探る
ここ3週間ほど、「習慣化の学校」メンバーのみなさんとパーソナルセッションをおこなっています。
1ヶ月ごとの終日コンサルティングデーの合間に中間フォローを兼ねる意味合いや、「習慣化の学校」の課題を一緒に進めるサポートをする役割。
1人でやるとなると腰が重たくなるテーマも、誰かと約束して一緒にやればできることは多いですよね。
今回のテーマは「人生の過去の体験ベスト10」。
これまでの人生でインパクトがあった体験を、質問に合わせて10個答えてもらうものです。
たとえば、
・小学校の頃に楽しかったこと、1番思い出に残っていることはどんなことですか?
とか、
・寝食を忘れて没頭できること(没頭したこと)は何ですか?
といったような質問たちに答えてもらうのです。
このワークは、自分の内部を掘り下げるのに役立ちます。
天職や自分に合った生き方を見つけるためには、自分自身の内面から出てくる想いに気づくことが重要なのですね。
「過去にインパクトがあった体験を誰かに話す」という行為は、自分の軸や原点に帰るための大きなヒントになるものなのです。
インパクトあるできごとは記憶と感情がセットになっている
あなたにも、ご自身の中にたくさんの記憶があると思います。
たとえば、
・これまでの人生で1番楽しかったこと
・目標を達成したこと
・強く記憶に残っていること
などですね。
このテーマでのセッション終了後に感想をたずねると、「すぐに思い出せた質問と、けっこう考えたけれども思いつかなかった質問があることに気づきました」というフィードバックが返ってくることがあります。
また、このセッションの背景や意図を説明して取りかかるのですが、「どのように活用していけばいいのですか?」と聞かれることもあります。
これは、実は思い出してもらった内容の1つひとつに何か大きな意味があるというわけではありません。
重要なのは、人生でインパクトを持ったできごとを思い出し、それを言葉として自分の外に出していく、という行為そのものなのです。
これをやることにより、後日「伊藤さんとのセッション中には思い出さなかったことを、ふと思い出して、子どもの頃に百科事典を読みまくっていたことを思い出しました!」みたいなこともあります。
自分の記憶にふたをしていたものを、私とのセッションで重たくなっていたふたを少し開いたのでしょうね。
宝箱の鍵を一緒に空けにいったように。
こういうことは、けっこうあるものなのです。
また、すぐに思い出せた体験というのは、その人の中で強い感情とセットになっている記憶です。
そのできごとが起きた際に、「当時の自分がどのように感じたか?」を覚えているからこそ、いつまでも記憶に残っており、すぐに思い出せるわけです。
それがよくわかる例として、私がマイコーチから聞いたことがあります。
これは、3月11日の東日本大震災のことです。
2011年の3月11日の記憶。
あまりに大きな感情の動きがあったので、私たちの記憶の中から消えることはないでしょう。
私も自分の人生の有限性を感じ、フルマラソンに挑戦することを決意したできごとでもあります。
当日は、会社でただ1人家族と連絡がつかなかったこともあり、会社の自転車を借りて、自宅まで不安な気持を抱えながら走った記憶は、いま書いていてもリアルに思い出せるものです。
もちろん、それは私だけではなく、誰にきいてもその日の記憶を細かく話してくれるのですよね。
そのときの不安な感情が記憶とセットになっているからすぐに思い出せるのであり、イメージを思い出すと感情もセットでよみがえってくるわけです。
では、昨年の3月11日のことをすぐに思い出せるでしょうか?
おそらく、何かしらイベントなどがあった人以外は、ほとんどの方は思い出せないはずです。
これが、自分にとってインパクトを持つできごとは、記憶と感情がセットになっているということなのです。
あなたの「過去の体験ベスト10」を思い出してみよう
「過去の体験ベスト10」のセッションをおこなうと、かんたんに思い出せた内容というのは、その人にとってそれだけ強い気持が伴っているということです。
それらのできごとを1つひとつ確認していくのですね。
達成してきたことや自慢したいできごとなどは、感情としては「楽しかった」「うれしかった」ということになるでしょう。
しかも、楽しかったことやうれしかったことはそれこそ無数にあるはずなのに、なぜ私の質問にそのできごとを話したのか。
そこを考えていただき、自分を形成している価値観は何か、などを考えるヒントにしてもらうのですね。
10個質問するとおもしろいもので、共通している点が見えてきます。
たとえば、
・両親にほめられてうれしかった
・友人たちに尊敬のまなざしで見られた
・先生に「すごいね!」と言われた
という風に、どのような状況のときに自分がよろこびを感じるのかがわかってくるのです。
そして、多くの場合、その体験が価値観やビリーフ(無意識に正しいと信じている考え方)を形成しているのですね。
くり返し過去のことを話していると、ふと「自分はこんなことを感じていたんだ」と気づく瞬間があります。
それを私が文字に残しておき、相手に送ります。
これを見ていると、自分欲求や大事な価値観、「やりたいこと」などを見つけるための大きな1歩になるわけです。
中には、少し混乱されるケースもあります。
過去のインパクトある体験を思い出していると、自分に対して混乱する部分が出てくるからです。
また、楽しかったことやうれしかったことに焦点をあてているものの、つらいできごとを思い出してしまう可能性もあります。
ただ、その混乱さえも、自分の心に大きな刺激を与えるもの。
自分の内面を見つめ直すために、その刺激は大いに役立つものなのです。
それが、自分を知るために、過去の体験を思い出してみることの重要性。
あなたの「過去の体験ベスト10」は、どのようなできごとですか?
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■編集後記
昨日は、予定していたコーチングセッションが延期になったため、早めに帰宅。
先日延期したひとり戦略会議を割り当てることにしました。
参加しなかった3日間セミナーの「本当の自分を知る」ワークをやりました。(^_^)
【募集中】
2月20日 19:30〜21:30 これで習慣化できる!「良習慣の見つけ方&続け方」セミナー 〜今の自分に本当に必要な習慣を発見しよう〜
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