良習慣の習慣

輝きは退屈から生まれる。クリエイティブになるための「退屈タイム」をつくろう

投稿日:2020/08/20


「最近、新しいアイデアや気づきがふってこないから、もっと行動しなくては」と考えている人はいませんか?

その考え、ちょっと違う風にとらえ直してみてはいかがでしょうか。




 

「輝きは退屈から生まれる」

あなたは「ボアダム・トゥ・ブリリアンス」という言葉をご存じでしょうか。

つい先日、私は知りました。

日本語にすると、

「輝きは退屈から生まれる」

というニュアンスです。

「輝きは退屈から生まれる」

いい言葉だと感じています。

一見すると「退屈な時間」というのは、私たちにとって「敵」のように見えます。

人間は退屈に耐えられない生き物なので。

でも、思い返してみたいのです。

「退屈な時間」が私たちを救ってくれたことがあることを。

たとえば、何もしていない退屈な時間に、ずっと気がかりだった問題のヒントを思いついたこと。

あるいは、手持ち無沙汰で何もすることがないときに、新しいアイデアがふってきたこと。

そのような経験があなたにもあるのではないでしょうか。

そう考えると、「退屈な時間」は、じつは貴重な時間なのです。

 


 

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私たちは「退屈だから、何かおもしろいことをやらなくちゃ」と考える

「退屈な時間」のとらえ方は人によってさまざま。

その中でも、以前の私のように「退屈な時間=もったいない時間」と思う人は多いはずです。

ですから、退屈に耐えかねて、スマートフォンに手が伸びてしまうのでしょう。

でも、よく考えていただきたいのです。

そんな風に「何もやることがないから」といってスマホを見ていたら、「ひらめきは退屈から」がやってこなくなってしまうからです。

ここで、「退屈とクリエイティブ」に関する興味深い実験結果があるのでご紹介しますね。

その実験は2つのグループで、

(1)電話帳に記載された名前を「音読」したグループ

(2)電話帳の電話番号を「書き写し」をしたグループ

に分かれます。

2つのグループで、どちらがクリエイティブなアイデアを出せるか。

そのような実験です。

さて、結果はどうだったか?

よりクリエイティブなアイデアを出すことができたのは、

(1)電話帳に記載された名前を「音読」したグループ

でした。

理由は、「書く」よりも「読む」ほうが、受け身の行為だから。

つまり、「音読」グループのほうが退屈を感じていたので、よりクリエイティビディーが高まったというわけです。

それくらい、私たちは変化が起きない状況に耐えられないのですね。

ただ、これを反対に考えることもできます。

それは、

「退屈だから、何かおもしろいことをやらなくちゃ」

という変化を起こそうとすることです。

ここ、大事ですね。

「退屈だから、何かおもしろいことをやらなくちゃ」と思うということは、逆に言えば「適度におもしろいこと」ばかりやっていたら、変化を起こそうというモチベーションがなくなるということです。

ですから、「退屈だなぁ〜」といってスマホをいじってしまうと、あなたの中からおもしろいことが生み出されなくなってしまうということなのです。

これって、よく考えると、少し怖いことだと思いませんか?

日本中でスマホをさわっている人たちが増加しているわけですから。

おもしろいことが生み出されなくなってしまう世の中になってしまうかもしれないのですよね、、、

 


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「3分間、何もしない退屈タイムをつくる」にトライしてみよう

私は、この退屈のメカニズムを学んでから、それまでの「退屈な時間=もったいない時間」という思い込みに変化が起きました。

「退屈な時間」を以前よりも大事にするようになってきたのです。

結果として何を変えたのか。

それは、1日の習慣の中に

「3分間、何もしない退屈タイムをつくる」

という習慣をとり入れるようにしたのです。

それまでは、少し時間があいたら「時間を無駄にしてはいけない」ということで、すぐにスマホを取り出していました。

それが今では「よし、退屈な時間をつくろう」と思えるようになったのです。

実際にやってみると、これは興味深いです。

あえて「退屈だな、、、」という時間をつくると、いろいろとアイデアが浮かんでくるのです(これ、本当です)。

私たちがついやってしまうような、スマホをいじったり、かばんの中を整理したり、何かメモをしたりという行為。

そのような単純なことであっても、意外と脳のメモリーを使っているのですね。

さて、「退屈な時間」をつくる方法は簡単です。

カフェや公園、電車などで「何もしない」ことです。

あえて書くまでもないかもしれませんね。(笑)

でも、ひとつだけポイントがあります。

それは、「メモができる状態をつくってから退屈タイムを味わうこと」です。

たとえば、カフェにて。

「よし!今から退屈タイムをとるぞ」と決めたら、デスクの上にノートとペン、そしてタイマーを出します。

そのようなスタンバイをしてから、思いっきりぼんやりしましょう。

この状態をつくってぼんやりすれば、あなたの何かしらの考えやアイデアが出てくるはずです。

だまされたと思って、トライしてみましょう。

あなたに実践していただけたら、

「輝きは退屈から生まれる」

という言葉の意味がおわかりいただけるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、会社の仕事で関西まで日帰りの出張。

朝4時台に起きて新幹線の中でブログ執筆や打ち合わせの準備などをおこなえました。

無事に仕事を終えて東京につき、そのままセミナーに参加(出張が急に決まったので、、、)。

帰宅後は翌日の「良習慣塾」のスライドづくり。

朝から晩までタフな1日でした。(^^)


 


 

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・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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