思考の習慣

なぜ、細胞が入れ替わっても「別人」になれないのか?

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「自分を変えたい」と思いながら、何年経っても「変われない人」がいます。
その一方で、どんどん成長して別人のように「変われる人」もいます。

両者の違いは、どこにあるのでしょうか?




 

人の細胞は4年で入れ替わる

先日、興味深い話を聞いたんです。

それは、
・人の細胞は4年で入れ替わる
という話です。

細胞がそっくり入れ替わるとすれば、私たちは4年で「別人」になっているわけですね。

ただ、現実的に「4年で別人になった人」は見たことがありません。
普通に生きているだけで、顔が変わってしまったり、性格がまるで違う人になってしまったり、体格がまったく違っていたり。

そんなことになってしまったら、けっこう大変なことになりますよね。。。
4年前のマイナンバーカードの写真が、今の自分とは別人の顔だったらすごく困ります。(笑)

細胞が入れ替わるように、今よりも「すごい人」になりたい。
そんな「別人願望」を持つ人もいるのではないでしょうか(以前の私です……)。

でも、変わりたいと願いながら、現実はなかなか変わりませんでした。
自分なりにがんばっているつもりはありましたが、目に見える変化はなく……。
シンプルに、「変わりたいのに、変われない人」だったんです。

一方、4年も待つこと無く、「変われる人」もいます。
たとえば、以前は優柔不断で先のばしばかりだった人が、現在は決断が早くなって前倒しの人に変わっている。
この変化は、存在するんです。

いったい、両者の差はどこから起こるのでしょうか。

答えは、
・自分の考え方を変えられるかどうか?
です。

 


 

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細胞が入れ替わっても「別人」になれない理由

「変われない人」は、内側より外側に意識を向けています。
外見的な細胞が入れ替わったとしても、考え方が変わらない限り、私たちの行動が変わることはありません。
先のばしする人は、いつも先のばしをする理由がこれなんです。

一方、「変われる人」は違います。
外側よりも内側を重視します。
ですから、外見が変わらないとしても、考え方を変えることができるんです。

考え方を変える。
それは、ある意味では過去の自分を否定することでもあるんですよね。
それができる人は、新しい選択肢をチョイスすることができるんです(より良い判断基準があれば)。

ただ、これは「言うのは簡単、やるのは難しい」です。
迷ったときほど、私たちは「自分の経験則」を信じる傾向が強いので。
実際、自分の過去に判断材料がないときは、決断するのが怖いです。

たとえば、あなたが未経験の仕事を依頼されたとしましょう。
未経験の仕事ですから、過去の自分にデータベースがありません。
不安になりますよね。
ですから、過去の資料を参照したり、その仕事の経験者にアドバイスを求めるわけです。

すると、どうなるでしょうか。
過去の成果と似たクオリティーの成果物ができるわけです。
良くも悪くも「過去が参照モデル」通りになるんですね。

さて、ここに今日の記事のポイントがあります。

私たちは、1日に平均75000回の思考をして、35000回の選択をする。
そんな調査結果があります(こういう調査は様々なものがありますけれど)。

では、その選択は何に基づいて行われているのか。
基本的には、
・自分の過去の経験
から選択していますよね。

つまり、判断基準は、
・自分の経験
・自分が正しいと信じている考え方
です。
その判断基準が変わらない限り、似たような選択をくり返すわけです。

私たちの細胞が入れ替わったとしても、日常が変わらない理由は、
・自分の経験をもとに行動を決めているから
です。

ある調査によると、私たちは無意識のうちに、91パーセントは前の日と同じ選択をするそうです。
9割以上も・・・です。
安心だからでしょう。

ただ、9割同じ行動をとっていたら、日常は変わりづらいです。

では、どうすれば、私たちの人生により良い変化を起こせるのでしょうか。
また、人生により良い変化を起こしている人たちは、何をしてきたのでしょうか。

 

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「変われる人」になるために「意思決定の基準」を変え続けよう

シンプルに言えば、「変われる人」は、
・行動を決める「意思決定の基準」を変えている
ということです。

過去の自分の経験に基づく決断をすれば、過去と似たような結果が帰ってきます。
ですから、結果を変えるためには「過去の自分の経験から決断する」というプログラムを変えないといけないわけですね。

たとえば、以前の私(伊藤)は「まわりの人にどう思われるか?」が、行動の選択基準でした。
ですから、「ほかの人に迷惑をかけてはいけない」とか「まわりの人に好かれなければいけない」という選択基準を持っていたんです。

すると、自分の意志が無くなります。
ただ、「ほかの人」を基準に判断している限り、次も同じ判断をするわけです。

それを変えたきっけかがあります。
それは何かというと「言葉」だったんですね。
よく名言で取り上げられる「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。」というフレーズです。

ほかの人が自分をどう思うかは、私には変えられません。
でも、自分の行動を変えることはできます。
結果、自分を変えることによって、他者からの評価も変わる可能性があるわけです。

その理屈に納得してから、自分の心が揺れたときには「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。」という呪文を唱えてきました。
すると、感情のコントロールを少しだけ自分に引き戻すことができたんですね。

その呪文をくり返し唱えることで、私は以前ほど他者の評価(特に会社の中)を気にしないようになったんです。
これは、私にとってはとても大きな体験でした。
「過去と他人は変えられない。未来と自分は変えられる。」という言葉に出会っていなかったら、ブログを書くこともできなかったかもしれません。

その後、たくさんの言葉から、私は選択基準を変えてきました。
もちろん、私以外にも、活躍している人たちの多くは「より良い意思決定基準の言葉」を求めているものなんです。

つまり、私たちの意思決定基準は、言葉によって変えることができるということです。
細胞が変わる4年を待たずとも。

では、具体的には何をすればいいのでしょうか。
おすすめは、
・本やセミナーで学び、良い言葉を集める
・ロールモデルが使っている言葉を真似する
です。

そのようにしてうまくいっている人は、うまくいくための言葉を頭の中に持っています。
それをくり返し使っているので、成果も出ているわけです。
ですから、うまくいく人たちの意思決定基準を、私たちも取り入れることができれば、日常が変わります。

少しずつ良質な言葉が増えれば、あなたの日常はより良くなります。
ぜひ、良い言葉を集めて、あなたのものにしていきましょう。
(反対に、悪い言葉を集めてしまうと、日常は悪化していくので注意です)

 


 

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娘の塾を見送り、妻と買い物へ。
夜は家族3人で鍋を楽しみました。(^^)


 


 

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