思考の習慣

相手を変えようと思ってはいけない。変えるのは自分の思考と行動。

投稿日:2019/08/24





私の座右の銘は「他人と過去は変えられない。でも、自分と未来は変えられる」です。

この言葉を持つようになって、人間関係のストレスは激減しました。

 

もしかして、相手を変えようと思っていませんか?

プロコーチという仕事をしているので、これまでに様々な方々のご相談を聞いてきています。

これまでにコーチングセッションとしては650回以上おこなってきているので、少なくとも650回の課題について対話してきました。

その中でも多くあるテーマは、やはり人間関係に関するテーマが多いものです。

その話になったとき、いつも私が思うことがあります。

それは、

・もしかして、相手を変えようと思っていませんか?

ということです。

「相手が悪い。だから相手が変わらなければならない」というある種の被害者いしきですね。

もしも「相手が悪い。だから相手が変わらなければならない」という考えが世の中からなくなったとしたら、世の中はずいぶん平和になるだろうな、と思うくらいです。

もちろん、例にもれず私も気をぬくとすぐに「相手が悪い」と思ってしまいます。(^_^;)

ただ、その思考にはまってしまうと出口がありません。

まさに解決の糸口がない迷宮に入ってしまうようなイメージなのですね。

 


 

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相手の嫌な部分は自分を映している鏡のようなもの

そう言うと、「私のアドバイスで変わった人もいる」という反対意見があります。

ただ、それもよく考えると「変わりたい」と自ら望んだ人が、その人のタイミングで変わったにすぎません。

こちらとしては、「変わるきっかけ」を与えたにすぎないのですね。

ですから、「あなたが変えた」というとは違うように思うのです。

つまり、「変わりたいので、変わることを応援して欲しい」と思っていない人に対して、こちらから」ご支援をすることは大きなエネルギーが必要ということです。

ですから、「ほかの人を変える」という大きな労力をかけることはおすすめできません。

そのようなとき、私たちにできるのは

・自分を変える

・自分の最善を尽くす

・自らがお手本になる

ということだけです。

それらの意識によって、自らを変えるようにしたほうがほかの人を変えるよりもずっと簡単ですので。

それに、これは「不都合な真実」かもしれませんが、あなたが苦手だと思っている相手は、実は自分の嫌なところを映し出しているものです。

つまり、たいていの場合、相手の嫌な部分というのは、じつは、

・あなた自身が改善したほうがいい部分である

ということが多いものなのです。

 


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自らがなり得る最高の自分を目指していく

以前、私は電車の中で一生懸命にスマホゲームをやっている人に対してイライラすることがありました。(^_^;)

「もっと自分を成長させようと思わないのかな、、、通勤電車ほど読書やオーディオ学習に向いている環境はないのに」と心の中で批判をしていたのです。

でも、あるとき、私が自分で電車の中でスマホゲームをやってみたときに気づいたのです。

私は、電車でスマホゲームをやっている人が「うらやましかった」のだということに。

本当は自分もスマホゲームをしてリラックスしたい。

それなのに、ほかにやらなければならないこと(と、勝手に自分で思っていること)があるから「スマホゲームができない自分」がいる。

その現実を見たくなかったんですね。

ですから、電車でスマホゲームに熱中している人を見てイラっとしてしまったのです。

この仕組みが、

・あなた自身が改善したほうがいい部分である

という理由です。

私たちは、ほかの人の言動や行動に責任を持つことはできません。

私たちがコントロールできるのは自分だけです。

ここで重要なのは、

「相手が悪い。だから相手が変わらなければならない」

というスタンスから、

「自分が変われば、周りの人も変わるかもしれない」

というスタンスに方針転換することです。

たとえば、

・奥さんに文句を言っていないでしょうか?

もしそうなら、あなたがなりうる最高の夫になることを目指しましょう
 
・部下について文句を言っていないでしょうか?

もしそうなら、あなたがなりうる最高の上司になることを目指しましょう

・あなたは「自分をもっと認めてほしい」と思っていないでしょうか?

もしそうなら、あなたが周囲の人たちをもっと認めましょう

ということです。

自分の思うままにほかの人をコントロールすることはできません。

私たちにできることは、ほかの人の現実を受け入れて、自分が自分を変えるようにしていくことだけです。

その意味でも、

・自らがなり得る最高の自分

を目指していきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、土曜日に登壇させていただく講演会のスライドづくり。

最初はエンジンがかからずあせりましたが、なんとか完成。

やはり一度でいいので、ざっとつくってしまうほうが速いですね。(^_^;)


 

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