思考の習慣

「選ばれなかった……。」を「選ばれた!」に変える考え方

投稿日:2023/06/22


選ばれない経験はつらいものですよね。

ただ、長期視点で捉えると「必要悪」の要素もふんだんに盛り込まれているとも言えます。

その意味では、

「短期視点で捉えれば失敗に思える経験は、長期視点から見ると必要なフィードバックに変わる」

のです。




 

「選ばれなかった経験」がありますか?

今回の「ビジネスブックBAR」の課題本は、

『あの日、選ばれなかった君へ』

でした。

さて、選ばれなかった経験。

あなたにもあるでしょうか?

私には「選ばれなかった経験」が、たくさんあります。

たとえば、

・野球のレギュラーに選ばれなかった

・学生時代に同級生の女子に選ばれなかった

・大学受験で第一志望に選ばれなかった

・就職で希望の業界(映画)に選ばれなかった

・ブログを始めたのに読者に選ばれなかった

・複業でお客様に選ばれなかった

などなど。

今のところ、選ばれなかった経験のストックには困っていません。(笑)

もちろん、「選ばれなかった……。」とがっかりするのはきついもの。

プロセスでがんばったときほど、選ばれないと悔しいですよね。

立ち直れないくらいにショックを感じることもあります。

ただ、時間が経ってみるとどうでしょうか。

「選ばれなくて良かったかも」という経験に変わることもあるはずなんです。

あなたにも、きっと。

 


 

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出版企画書が「選ばれなかった」

ここ数年の中での私の「選ばれなかった」経験は、「出版企画書」があります。

私自身は「きた!」という渾身の企画だと思って、出版企画書を書きます。

ただ、実際に編集者さんに見ていただくと、まったく反応がありません……。

悲しいくらいに。

特に最初の頃ですね。

「手ごたえ」が無いのです。

そう、私の出版企画は、いつも「選ばれなかった」わけです。

そんな経験から気づいたことがあります。

私の企画書に対するスタンスが間違っていたということに。

私のスタンスは、「駅前の選挙活動のようなもの」でした。

どういうことか。

選挙期間になると、駅前で選挙の政策をアピールしている方たちがいますよね。

政治をより良くするための内容ですから、基本的には悪いことは言っていないはずです(たいていの場合)。

でも、有権者の耳に届かなければ、選ばれませんよね。

私の出版企画書は、まさにその選挙活動そのもの。

なんとなく雰囲気としては、良さそうなことを書いている。

ただ、そこには人を惹きつける魅力はないわけです。

なぜか?

相手にメリットを感じさせていないのです。

相手の頭の中に、

「あなたがやりたいことは、私にどんなメリットがあるの?」

という「?」がある状態ですね。

いや、クエスチョンマークさえも浮かんでいないかもしれません。

スルーされているわけですから。

「ひっかかり」さえつくれていない。

だから、選ばれないのです。

そこで、私は出版企画を通過した先人たちの企画書を分析しました。

「自分の企画書と何が違うんだろうか?」と。

自分なりにエッセンスを抽出しました。

企画書に反映して、フィードバックを受けました。

改善して、出版コンサルティングを受けたこともあります。

結果、3年目にして企画が通りました。

3年がかり……。

時間がかかりましたが、編集者さんと打ち合わせすることまでできました。

「伊藤さん、よろしくお願いいたします!」と言われて、私の気持ちは飛行機みたいに舞い上がったんです。

「出版企画書を研究して良かったな」と思いました。

ただ、ここでもスムーズに進みません。

諸事情が重なり、その企画書は一旦眠りにつくことになったんですね……。

結局、また「選ばれなかった」わけです。

それでも、あきらめてしまったら、そこで試合終了。

選ばれないまま終わってしまいます。

今年も企画書を書いて、選ばれるために磨きをかけています。

 

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「選ばれなかった……。」を「選ばれた!」に変える

「もしも自分が最初に書いた出版企画書が、すんなり通ってしまっていたら、どうなってたんだろう?」

そう思うことがありました。

きっと、この世界を甘く見ていたことでしょう。

先人たちの企画書を研究することもなかったかもしれません。

そうなれば、レベルアップしなかったわけです。

結局は、誰の耳にも届かない選挙活動に戻ってしまうのです。

届いて欲しい人たちに「これは自分に関わりがあることだ」と思っていただけないわけですから。

その意味では、

「短期視点で捉えれば失敗に思える経験は、長期視点から見ると必要なフィードバックに変わる」

ということですね。

もちろん「選ばれなかった」プロセスにいるときは苦しいです。

思い通りにならないわけですから。

それでも、結果的に良くなるなら、「選ばれなかった」経験は、「選ばれる」ために必要な経験なんですよね。

選ばれなかった経験は、積極的に取りにいかなくてもいいものです。

ただ、あなたが進みたい道に「選ばれる」必要があるなら、「選ばれない」経験も無駄にはなりません。

たいていの人は、そういった経験を取りにいくことさえしませんので。

むしろ、「選ばれるか、選ば得れないか?」というステージに立つことも無いのです。

そこに向かっていけば「選ばれなかった……。」という悔しさがやってくるかもしれません。

でも、それが「選ばれた!」に変わる瞬間はどうでしょうか。

きっと、刺激的で感動的なはずです。

私は、そんな刺激や感動を、人生に求めています。

あなたは、いかがでしょうか。

あなたも「選ばれた!」という刺激と感動のために、「選ばれなかった……。」という悔しさも取り込んでみませんか。

それが、あなたが進みたい方向の道ならば、

「短期視点で捉えれば失敗に思える経験は、長期視点から見ると必要なフィードバックに変わる」

です。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活ファシリテーションからスタート。

夜は「ビジネスブックBAR」を開催。

昨日も対話が深まる楽しいひとときをすごすことができました。(^^)


 


 

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