「情けは人のためならず」ということわざがあります。
これを「人を助けることは、相手のためにならない」という誤った意味で覚えている人が45パーセントもいたという調査がります。
本来の意味は「人を助けると、自分に返ってくるから、他者には親切にしたほうがいい」という意味です。
もしもあなたが「情けは人のためならず」を実行していただければ、幸せになる確率が高まります。
その理由を記事にしました。
見ず知らずの人に声をかけた話
先日、私自身の中で、ちょっとだけ勇敢な行動を取りました。
それは何かというと、
・視覚障害の方をサポートした
ということです。
あっ、最初に言っておくと「俺、困っている人を助けるすばらしい人間なんだよね」と言いたいわけではないです(そんな人格ではないのは、自分で「百も承知」ですので……汗)
場所は、東京の高田馬場駅。
地下鉄からJRに乗り換える階段のところに、杖をついている男性(推定50代)がいました。
私はその方の後ろを歩いていたんです。
すると、その方が、階段を上る前のスペースで、歩みを止めてしまっていました。
階段までの距離を測りかねているような感じで。
そのとき、人気メルマガ「平成進化論」の鮒谷周史さんが、Facebookに投稿していた内容を思い出したんです。
鮒谷さんのFacebook投稿内容をシンプルにまとめると、
・困っている人を見たら、助ける機会を積極的に持つようにしている
・自分から声をかける(回数は少ないけれど、そこで嫌な思いをすることもあるが)
・善行をしようというのではない
・シンプルに、助けた方からとても感謝される喜びがある
・お金をかけることなく、少しの時間を投資するだけで自分の感情が満たされる
という内容でした。
「なるほど、たしかにそうかもしれない」と。
そんな投稿を、数日前に読んだことを思い出したんです。
そこで、私は「何かお手伝いできることはありますか?」とお声がけしました。
「ある種の実験」みたいな感覚で。
男性の方は私のほうをふり返り、「ありがとうございます、ここはJRの駅につながる階段で合っていますか?」と。
階段は合っていたので「合っていますよ」と返答して、「どちらまで行かれるんですか?」と言ってみたんです。
「もしよろしければご案内しましょうか?」とも。
少しだけ、ドキドキしながら。
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自分が満たされていると他者に親切にできる
コロナ禍以前は、私も鮒谷さんほどではないんですが、機会があれば善行をしたこともありました。
数えるくらいですけれど。
ただ、コロナ禍という状況が、その数少ない機会を激減させました。
困っていそうな人がいても、私の心の中で「コロナだし……。」と避けるようになっていたんです。
それに、親切心で声をかけても、必ずしも親切に返してくれるわけでもなかったりするのは、こわいことなので。
そんな言い訳を用意しながら、見ず知らずの人に声をかけない自分を正当化していたわけです。
そんなこともあって、知らない方に声をかけるのは、なんとも久しぶりだったような気がします。
私が声をかけると、男性の方から「本当ですか、助かります、ありがとうございます!」と言っていただけました。
そうして私の肩に手を置いていただき、JRの改札前までお届けしたんです。
相手の方から「ここで大丈夫です、本当に助かりました、ありがとうございます」と感謝の言葉をいただくことができたのです。
このとき、やってきました。
言葉にできないレベルのポジティブな充実感が。
心の中で、本当に「じぃーん……」とあたたかくなるレベルで感動。
こうして、私はわずかな時間で、たっぷりの幸福感に満たされたんです。
そのとき、ふと思い出したのが
・「愛他(あいた)行動」
という言葉です。
心理学の世界に、「愛他(あいた)行動」という言葉があります。
意味は、
・ほかの人に対して、親切な行動をとること
です。
この「愛他行動」が、私たちの人生を幸せにしてくれると言われています。
なぜなのか。
理由は、
・自分が満たされていると、ほかの人に親切にできるから
です。
あなたも、思い当たる経験があるかもしれません。
あなたは、幸せを感じている。
物心ともに余裕を感じている。
そんな状態なので、ほかの人が困っているときに「助けてあげよう」と思えるんです。
一方で、あなたが不幸を感じていて、不満や悩みが多い状態。
ほかの人のことを考える余裕はありません。
「自分のことで精いっぱいになるから」です。
そう考えると、よく見聞きする「自分をととのえる」のは、幸せになるための土台になるわけです。
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他者への親切があなたを幸せにする理由
アメリカのジョージタウン大学で、愛他行動についての調査結果があります。
調査したのは、ハーウィッツ教授。
ハーウィッツ教授はアメリカの州ごとに「主観的健康度」を調べました。
「主観的健康度」という言葉は、あまり聞き慣れませんよね。
意味は、
・人の幸福度や人生の満足度を測定したもの
だということです。
ハーウィッツ教授は、アメリカ各州の「主観的健康度」を調べると同時に、「究極の愛他行動」についても調べました。
「究極の愛他行動」。
何のことなのでしょうか。
それは、
・臓器提供者の数
です。
まったく知らない人に、自分の臓器を提供する。
たしかに、かなりの愛他行動ですよね。
これは、お金を寄付するよりも愛他行動に当たると思うです。
では、
(1)主観的健康度
(2)臓器提供者の数
についての調査結果はどうだったのでしょうか。
調査結果だと、
・主観的健康度が高い→臓器提供者の数も多い
ということがわかったんですね。
要は、
・自分が満たされている→ほかの人に親切にできる
ということが、調査で立証されたわけですね。
これ、けっこう興味深い結果だと思うんです。
私たちは、お金をたくさん持っていなくても、「私は幸せだ」と思うことができれば、ほかの人にも親切にできる。
一方、どれだけお金を持っていても、「自分は不幸だ」と思っていたら、ほかの人に親切にしづらい。
そんな傾向にあるんですね。
たしかに、自分をふり返てみると、この法則に正当性を感じます。
自分がうまくいっていて余裕があるときは、友人たちの成功を喜べます。
一方、私自身に余裕がないと、友人たちの成功をうらやましいと思ったりしてしまったり……。(笑)
そんなときこそ、周りで困っている人に、親切にするといいんですね。
それによって、自分が幸せに満たされるわけですから。
無理にお金をかけたりする必要はありません。
親切にする時間を投資するだけなんです。
そのほうが、あなた自身のパワーが出るわけです。
ですから、あなたが周りの人に親切にする余裕があれば、困っている人をサポートしてみてはいかがでしょうか。
私のように、「ある種の実験」くらいに位置づけてもいいと思います。
そのようにして、遠慮なく幸せを感じていきましょう。
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■編集後記
昨日は、ランチタイムに「習慣化コミュニティー」スタッフの定例ミーティング。
夜は、会社でトラブルがあり、残業に……。
予定していたセミナー準備やイベントの告知文に取り組む時間がとれませんでした……。(T_T)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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