名言の習慣

早起き習慣化のメリットは遅効性。あえて即効性のあるメリットに注目してみるのもおすすめ。

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早起き習慣化の成果を実感するまでには時間がかかります。

だからこそ、毎日早起きするする必要はありませんが、その効果を体感するためには継続することが欠かせません。

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紙1枚の厚さの努力を積み重ねる

はじめは些細な努力、
紙一重の厚さの差の努力だとしても、
それらが徐々に積み重なると、
大きさ差となります。
一見取るに足らない厚さが継続することによって,
とてつもない力(差)を生み出すのです。

(日本ゼネラルモーターズ(株)元社長 佐藤満 氏)

こちらの名言。

私は、早起きの継続の大切さを物語る名言だと考えています。

早起きこそ、継続がものをいう「遅効性の良習慣」だと捉えているからです。

1日くらい早起きが成功したとしても、その日からすぐに効果が出るわけではありません。

もちろん、幸福感や充実感は多少感じるものの、その効果は限定的です。

ですから、残念ながら、1ヶ月早起きに成功しても、1ヶ月後に人生が激変しているということはありません。

ただ、早起きを3年、5年、10年続けたらどうなるでしょうか?

私は断言いたしますが、あきらかに今とは違う人生が待っています。

それくらい早起きは複利で効いてくる良習慣なのです。

ですから、私は、冒頭の名言から早起きの波及効果の大きさを感じるのです。

 

早起きにも通じる「成長率と継続年数の福利公式」とは?

ここで、私が「継続の福利効果」として、心のよりどころにしている公式をご紹介いたします。

さて、下記は何の数字のことだか、わかりますでしょうか?

・1.001 365日 1.440
・1.440 5年 6.197
・1.440 10年 38.404
・1.440 20年 1474.903

これは、毎日自分が0.1%成長したときに、どれだけ進化したのかということを、便宜的に数字で表したものです。

毎日0.1%成長できれば、1年後には44%も自分の能力が高まっている、ということになるのです。

さらに見ていくと、

・5年後には6倍
・10年後には38倍
・20年後には1475倍

という驚くべき数値になるのです。

これは、「平成進化論」の鮒谷周史さんの著書に載っていた数字で、私に「逓増の意識」を植えつけた「成長率と継続年数の福利公式」です。

成果を出している人は、毎日毎日、来る日も来る日も、ほんの少しの努力を積み重ねているということです。

同じようなことを、「ワン・シング」という書籍をご紹介した記事にも書きました。

5cmの1つ目ドミノからスタートして、1.5倍のドミノ倒しを続けていくと、57個目のドミノは月まで届くのです。

「ワン・シング 一点集中がもたらす驚きの効果」。5cmのドミノが月まで届くくらいに1つに集中しよう。 | 【良習慣の力!】ブログ

頭では何となく理解していますが、このように数値にするとインパクトがでますよね。

また、継続して力を出している人は、あるときググッと成果がでる瞬間があることもわかります。

まさに、早起き習慣化の効果をも数値化する公式だと言えるでしょう。

なかなか成果がでないことにがまんができない方が多いです。

というか、、、たいていの人はそこに耐えられません(まあ、早起きに限らず、ですが・・・)。

そのために、早起き習慣化に挫折してしまうのです。

 

あえて即効性のあるメリットに注目する

そこで、即効性があるメリットを先に考えてみることを提案いたします。

早起きの効果を実感するのが早めるためには、「自分への報酬をわかりやすくすること」が手っ取り早いです。

・朝食を、自分が好きなパン屋さんの少し高級なパン(高いので普段はためらうレベル)にする
・ダイエット中だけれど、早起きできたら朝のスイーツはOKにする
・日中に禁止しているテレビ、DVDや漫画を楽しむ

などというように、

・ごほうびにプレミアム感を出す
・日中はNGだけれど、早起きできたら朝はOKというごほうびにする

といったイメージです。

「即効性がある」ということは、効果もすぐになくなりますので、一見もったいないかもしれません。

しかし、人は「選考の逆転」という言葉にもある通り、目の前の短期的なメリットがないと、「わざわざつらい早起きをしなくても。。。」と思ってしまう生き物なのです(残念ながら)。

実際、私のクライアントさんたちの早起きの目的をきくと、

・資格取得のための学習をしたい
・将来のことを考えて、ブログを書きたい
・いつまでも健康でいるために運動したい

といった傾向があります。

これらは、「遅効性のメリット」なのです。

ですから、早起き習慣化にチャレンジしていても、早起きのメリットを感じる前にあきらめたくなってしまうのです。

もし、そのような挫折が続く傾向にあるのなら、最初の3週間くらいは「即効性のメリット」に焦点を当ててみることがおすすめです。

最初の3週間を乗りきれずに挫折する人の割合は42%とも言われていますから、スタートは特に即効性のあるメリットを享受することです。

そのメリットを活用して反発期を乗りきれば、そのあとの習慣化における成功確率がグッとあがるのです。

早起きが続かない人は、知識強化や健康増進等の遅効性のメリットはひとまず横において、「即効性のメリット」を試してみましょう。

また、1つポイントがお伝えすると、このプロセスでは「お金はけちらない」ほうが良いです。

「お金も節約したいし、早起きもしたい。」というのは、「二兎を追う者は一兎をも得ず」状態です。

ある程度のコストは早起き習慣化のための投資として考えましょう。

「起きてすぐ!」にメリットを感じ続ければ、脳が「早起き=快」と認識していきます。

そのようにして、早起きがある程度できるようになったら、そこではじめて、

・早起き+運動
・早起き+学習
・早起き+読書

といった組み合わせをおこなえば良いのです。

まずは、「自分がすぐにメリットを感じることは何なのか?」ご自身のケースにあてはめて考えてみましょう。

はじめは些細な努力、
紙一重の厚さの差の努力だとしても、
それらが徐々に積み重なると、
大きさ差となります。
一見取るに足らない厚さが継続することによって,
とてつもない力(差)を生み出すのです。

(日本ゼネラルモーターズ(株)元社長 佐藤満 氏)

 

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■編集後記

昨日から、「早起きの技術&高密度仕事術」セミナー特典のフォローをしています。

「早起きの技術&高密度仕事術」セミナー【東京開催】 | 習慣化コンサルティング 東京 港区

セミナーご参加の方への特典として、1週間ほど早起き習慣化のための「時間簿+KPT」施策のアドバイスをメールで行っています。

瞬間的ですが、一気に7名の方のフォローをします。

・会社の仕事
・私自身のコーチングクライアントさんとのセッション
・家族との時間
・ブログ

などの活動を維持しながらフォローするため、今週は可処分時間の使い方が非常に重要ですが、、、(汗)

日本唯一の早起きコンサルタントとしては、かっこうのトレーニングです。(^_^)

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
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