気づきの習慣

「向いている、向いてない論争」に終止符を打とう

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

私の中で「向いている、向いてない論争」が終結したできごとがありました。
あなたの「向いている、向いてない論争」の結果を出すためのヒントになればうれしいなと思います。




 

「自分には向いてない」という思い込み

「水泳に向いてないんだよなぁ……。」

私の頭の中で、いつも回っているフレーズでした。
35歳までカナヅチ。
息継ぎがうまくできませんでした。

25メートルさえスムーズには泳げず。
根性で息継ぎ無しで、水を飲みながらなら、無理矢理25メートルは泳げた記憶もありますが(笑)。

それが何の間違いか。
トライアスロンに興味を持ってしまったのですね。

自分でプールに行くようになりました。
もちろん、自己流なのでほとんど上達しません。
そんな状態なのに、アクアスロンの大会に初出場(2012年)。

西武園ゆうえんちのプールにて、700メートルの距離。
「最悪、苦しければ足がつくから、何とかなるのではないか?」という楽観的な考えでした。

結果はどうだったか。
最下位でした。
70歳代の男性より遅かったのです……。

いま思い出しても「苦しかったなぁ」と。
自己流じゃダメですね。
まさに「自己流は事故る」でした。

だから、「水泳に向いてないんだよなぁ……。」と思ったのです。

そこから、「TIスイム」(当時の呼称)に通って、クロールを学び。
何とか前に進むようになりました。

昭和記念公園のトライアスロンで750メートルを泳げたり、お台場のスイムレースに出場して1500メートルを泳げたり。
少しは上達したような感覚があったのです。

しかし、所詮は私のレベルでの話。
その後、トライアスロンのレースで3戦連続のスイムリタイア。
6年間も完走から遠ざかる結果になりました。

ずっと思い続けていたのは、やはり「水泳に向いてないんだよなぁ……。」ということでした。

 


 

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「水泳に向いてない」という自分への嘘

では、私は本当に水泳に向いていないのでしょうか。
正直なところ、向いてないかなと思います(笑)。

ただ、それも「現時点では」というところですよね。
そもそも、なぜ私が水泳が向いていないのかは、わかりません。

なぜなら、
「向いているかいないか?それを判断できるところまで水泳に時間を使えていない」
ということが事実だからです。

仮に「1万時間の法則」で、クロールに時間を投下したとします。
それでも泳げなかったら「水泳に向いてないんだよなぁ……。」と言ってもOKだと思います。

でも、私は、この10年以上、水泳に対して、
・冬になると「寒いから」とサボる
・プールに行っても「ベビーステップで」と短時間で切り上げる
・コーチや本から学ぼうとしない
というスタンスで取り組んできました。

だから、「水泳に向いてないんだよなぁ……。」と思っていたのです。
水泳に向き合っている方々から見たら「は?」という感じでしょう。
「まだ始まってもいないんだけど……。」と。

トライアスロンのスイムスクールに通うようになり、あらためて私自身のサボり癖を痛感しています。
私が100メートル2分20秒くらいかかるところを、半分くらいのスピードで泳ぐスイマーがいるのです。

同じ時間だけトレーニングしても、常に2倍の差がつく計算です。
速い人はさらに速くなり、遅い私はさらに離されるわけです。

それくらいレベルが違うのに、私は「水泳に向いてないんだよなぁ……。」と言ってもいいのかなと。
逆に恥ずかしくなるんです。

ただ、その気持ちに気づいても、せいぜい週に2回程度しか泳いでいないというのが事実ですから。

 

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努力したくないから自分に嘘をついていないか

さて、ここまで考えてくると、「向いている、向いていない論争」に1つの真実があることがわかります。

その真実とは何か。

答えは、
「『私は水泳に向いている』と言えるまで、時間とお金と労力を注ごうとしていない」
ということです。

つまり、
「水泳に向いてない」
「クロールが苦手だ」
と言う。
自分にそう思い込ませる。

それによって、これ以上の努力をしなくて済むようにしているのですね。
そう思い込むメリットがあるんです{本人は気づいていないわけですが)。

これは、先日のスイムスクールで、練習後にコーチに質問をしていたときに気づきました。
今よりクロールが速くなりたい。
そのための練習もするつもり。
その気持は嘘ではない。
少なくとも、そう感じてコーチに質問していたんです。

すると、コーチから「本当のところを言うと、週2回じゃ足りないんですよね」とズバッと。

「う……。」となりました。
私は。

なぜなら、頻度については、比較する対象があったからです。
それは、このブログ。
毎日書いています(プールに行かなくても書けるからということはありますけれど)。

反対の立場で、ブログ初心者の方から私に
「週2回のブログ更新でブログを書いて文章を上達させたいです!」
「週2回のブログ更新で、アクセスをめちゃくちゃ伸ばしたいんです!」
「週2回のブログ更新で、出版したいです!」
「週2回のブログ更新で挫折してしまいました……。」
と言われたら、どう思うか。

毎日更新を11年ほど続けた立場からすると、けっこう複雑な気持ちになりそうです(笑)。
「量が足りないのではないかな……?」とか。
「今のあなたが抱えている問題は、書き続けることでしか解決できないかも」とか。
もちろん、生まれ持った才能や特別なセンスがある人は別として。

要は、私は
・週にせいぜい2回しかトレーニングできません……。
・それでも毎日練習しているくらいクロールが速くなりたいんです!
と言っていたんです。
そんな気持ちで、コーチに質問してしまったんだなと。

まるで、
・1日30分の勉強で東大に合格したいです!
・週に1度の投稿でインフルエンサーになりたいんです!
・毎月3キロのランニングでフルマラソンを完走したいです!
と言っているみたいだなと。

コーチの言葉から、そんなことに気づいたわけです。

その反省から、私は「水泳に向いてないんだよなぁ……。」というフレーズを禁止することにしました。
「まだその時ではない」からです。
今のペースで練習を続けて、それでも早くならない状況が10年くらい続いたら「水泳に向いてないんだよなぁ……。」と言ってOKにしようかなと思います。

さて、あなたはご自身に「向いている、向いていない論争」をしていないでしょうか。
そして「向いている、向いていない論争」に結論が出せるほど、その対象に資源を投入してきたでしょうか。

やってみて、その上でやりたくないことだとわかったのなら、それでOKです。
ただ、もしかしたら、私と同じように「向いてない認定」をして、自分に嘘をついている可能性があるかもしれません。

あなたが取り組みたいことなら、「向いている、向いていない論争」を繰り広げずに、今できることを見直し、資源を注いでみましょう。

 


 

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■編集後記
昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。

ランチタイムに「習慣化コミュニティー」スタッフの定例ミーティング。
年末におこなう新しい企画も思いつきました。

夜は「良習慣塾」メンバーと月間集中タイム。
とても集中できた2時間でした。
まさに充実。

11月29日は「いい肉の日」ということで、帰り道に行きつけのやきとん屋でひとり飲み。
40分ほどの時間ではありましたが、すごく楽しい時間でした。(^^)


 


 

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