質問の習慣

良質な心のつぶやき(セルフトーク)で「答えが見つかりづらい質問」をかき消そう

投稿日:


自分への頭の中の問いかけを「セルフトーク」と呼びます。

あなたがどのようなセルフトークを持っているのかが、あなたの人生の質をつくります。




 

「適切な問いかけができずに、悩んでいる人が多い」という気づき

あなたは、ご自身にどのような質問を投げかけているのか。

そのようなことを考えたことがあるでしょうか?

じつは最近、私が気になっていることがあります。

それは、

「適切な問いかけができずに、悩んでいる人が多い」

ということです。

たとえば、以前の私の失敗事例。

仕事でミスをして落ち込んだとき、

「なぜ、私はできないんだろう?」

という質問を自分に投げかけていました。

なぜ、この問いかけが失敗なのか。

それは、この質問の答えは、

「自分のだめな部分を見つける質問だから」

です。

仕事でミスをしてダメージを受けているのに、さらにできない自分を探しているという連鎖が起きています。

この連鎖がもたらす結果は何か?

「自分はできない人だ」という信念を強化するだけなのです。

つまり、外部要因でダメージを受けたのに、自分で内部にもダメ出しをして、思い込みまで強化してしまうという3重苦なのです。

これでは、さらに状況が悪くなるだけでしょう。

これは、

「自分の天職はどこにあるんだろう?」

「本当の自分とはどんな自分なんだろう?」

「相性ばっちりの結婚相手はどこにいるんだろう?」

といった質問も同じ。

これらは「答えが見つかりづらい質問」をご自身にわざわざ投げかけているのです。

ですから、悩みが大きくなってしまうのですね。

 


 

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無意識のセルフトークを上書きして更新していく

コーチングセッションでクライアントに接しているとよくわかることがあります。

たいていの人は、自分を否定する傾向にあるのです。

たしかに、ある程度トレーニングをしないと、自分をほめるのが難しい環境にあります(これは日本の教育制度にも原因があると考えています)。

それは「セルフトーク」といって、自分が頭の中で自分に話しかけている言葉に関係しているのですね。

このセルフトーク。

子どもから成長していくプロセスで親や先生などの周囲の人から言われた言葉が、自然にプログラムされていきます。

ここが原因で、たいていの人は自己評価をする際にネガティブなセルフトークを使っているのです。

先述の私の「なぜ、私はできないんだろう?」というセルフトークをくり返している人のように。

無意識のうちにプログラムされてしまっているので、自分では気づきません。

でも、こわいことにそれがパターン化しているのです。

無意識のプログラムに気づかないので、ずっと負の循環をくり返してしまう。

そのような抜けられない泥沼にハマってしまっている人が多いのです。

 

意図してセルフトークを変えていく

では、私たちにできることは何か?

無意識にプログラムされているから抵抗できないのかといえば、そうではありません。

変える方法があります。

それは、

「意図してセルフトークを変えていく」

という方法です。

無意識のセルフトークを上書きして更新していけばいいのです。

 

失敗するセルフトーク事例

私が上書きしたセルフトークの例をご紹介しますね。

たとえば、先日早起き習慣化プロジェクト(オンライン版)のグループをメルマガで募集しました。

オンラインでの挑戦は、私にとって初めてのこと。

プロジェクトの企画や成果については自信があります。

それと同時に、正直なところ、募集してメンバーがきていただけるか不安がありました。

運営で抜け落ちているところが出てくるかもしれないという不安もあります。

ゼロになる恐怖も味わっています。

要するに「失敗を恐れる感情」があったわけです。

このようなときなのです。

どのようなセルフトークを自分に投げかけるのが重要なのかを判断することが。

「今までやったことがない新しいチャレンジだから、失敗するかもしれない」

そのようなセルフトークを投げかければ、心は不安になり、行動にブレーキがかかるでしょう。

以前の私は、常にそのようなセルフトークで頭がいっぱいでした。

そして、実際にセミナーや読書会を告知した際にお申し込みゼロだったこともあったのです。

「失敗するかもしれない」というセルフトークを自分に投げかけていれば、それが現実になってしまうわけです。

 

セルフトーク更新の成功事例

ただ、今回は早起き習慣化プロジェクトの発足に踏み切ることができました。

理由は、

「自分に投げかけるセルフトークを以前と変えたから」

です。

では、現在はどのようなセルフトークに変えているのか。

それは、

「たとえどんな結果になったとしても、ゴールに向けて行動した自分を心から誇りに思う」

というセルフトークに変えたのです。

たとえば、あなたが未体験の新しいプロジェクトに向かうとき、

「今までやったことがない新しいチャレンジだから、失敗するかもしれない」

と、

「たとえどんな結果になったとしても、ゴールに向けて行動した自分を心から誇りに思う」

という質問。

どちらを自分に投げかけたいでしょうか?

 


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問いかけるセルフトークは自分で選ぶことができる

ポイントは、

「問いかけるセルフトークは自分で選ぶことができる」

という点です。

そして、選んだセルフトークによって結果が変わるということです。

最初は怖かったゴール。

そこに自分を奮起させるセルフトークを使って向き合う。

そうすれば、仮に望んだ結果が出なくても「たとえどんな結果になったとしても、ゴールに向けて行動した自分を心から誇りに思う」と思えます。

もちろん、結果は大事です。

軽視することはできません。

ただ、ゴールより大事なのは恐怖に向かって前進したプロセスです。

そこには、あなたがこれからの人生をつくっていく上で、ゴール達成よりも大事なものがあるからです。

このように、私たちは常に自分に向かってセルフトークをつぶやいています。

事例にあげたようにいいセルフトークもあれば、良くないセルフトークもあります。

私も「もっといいセルフトークがあれば、失敗しなくて済んだかも、、、」と思う経験があります。

それに、じつはセルフトークは言葉だけとも限りません。

イメージだったり、言葉にならない思考の断片だったりもするわけです。

意識的なものもあれば、無意識的なものもあります。

もちろん、その中間も。

それらのセルフトークは、私たちの誰もが朝起きてから夜眠るまで、ずっと続いている自分との会話なのです。

その会話のほんの一部でもいいのです。

自分で意図したセルフトークを投げかけることに意識を払ってみてはいかがでしょうか?

いいセルフトークが日々の対話にあらわれれば、それだけであなたの1日のパフォーマンスが大きく改善していくこともあります。

幸福感や充実感が高まることだってあるでしょう。

そのような1日をつくっていくためにも、いいセルフトークを収集することです。

たとえば、朝目覚めたときに「今日の私が楽しにしていることは何だろう?」と自分に聞いてみるのです。

それで二度寝を防げます。

そのようにして、いい1日をつくるための「意図したセルフトーク」をつくっていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、早朝6時からコーチングセッション。

その後、8時からもコーチングセッションでした。

午後はあるWEBメディアさんからの電話取材。

つい熱く語ってしまい、2時間の予定のところを30分もオーバーして話してしまいました。(^_^;)

それにしても、こういうときに普段からブログを書いていて良かったなと心から思います。

専門分野への質問に回答できるスキルというのは、ブログのような地道な言語化が本当に活きてくるのですよね。

ブログの師匠井ノ上陽一さんに感謝です。


 


 

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・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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