学ぶ習慣

あなたの学習は「ノートに写す」か、「ノートを創造する」か。

投稿日:


自分にとって意味ある学習をするためにはどうするか。
私の意見を書きました。




 

ChatGPTのメリットとデメリット

「滅私奉公(めっしほうこう)の意味は?」

先日、メルマガの原稿を書いていて、頭に浮かんだ問いです。
ちょうどChatGPTを開いていたので質問。

「滅私奉公を15文字以内で説明すると?」

すぐに「自己を捨てて公に尽くすこと」と返ってきました。
辞書アプリで調べるよりも圧倒的に速い。
おかげで、スムーズにメルマガを書き終えることができたのです。

何とも便利な時代になりましたね。

ただ、この時間で私は「自分の頭を使ったのか?」と言われるとどうなのか。
はい、頭をまったく使っていませんでした。

以前なら、違います。
まずは「滅私奉公」を辞書アプリで調べるか、インターネットで検索する。
そのあとで、自分なりの表現にまとめる。
ここで、自分の頭を使っていたはずです。

それが、ChatGPTの省力化のおかげで、頭を使わなくて良くなりました。
メリットは、意志力を保持できること。
より重要な活動に、私の認知の資源を配分できるからです。

デメリットもあります。
楽ができるので、自分の頭で考えなくなることです。
そして、このデメリットは大きなものだと考えています。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール





「ノートに写す」と「ノートを創造する」

私がセミナーを受講するときは、頭を使うように意識しています。

以前は、違いました。
講師の方が話したことや「いい言葉だな」と感じたことを、メモしていました。
学習スタイルが、学生時代と同じだったのです。

先生が話したことをノートにとる。
「ここ、テストに出るぞ」みたいなところは特に。
それで、勉強した気になっていたのです。

この学習スタイルは「ノートに写す」感覚です。

それでも、学生時代は何とかなりました。
テスト対策のための勉強だったからです。

問題に対して、答えがある。
正解がはっきりしている。
だから、答えを学ぶ。
それで良かったのです。

ところが、社会人になると変わります。

問題に対する答えがない。
正解がよくわからない。
だから、実験したり、ベビーステップで行動してみる。
すると、解決のヒントを発見したりするわけです。

ですから、セミナー講師の方の成功スタイルをそのまま学んでも、あまり意味がありません。
その講師の方のスキルや実力、それに環境は現在の私と違うからです。

そのため、頭を使うのは「講師の方は、どんな考え方をしていたんだろう?」とか、「正解がわからないときに、どんな行動を試したのかな?」という部分です。
それは、スライドは配付資料には載っていないところだったりします。

なぜなら、現在の私の課題を、講師の方は知らないからです。
そのため、私は、自分の現在地とゴールへのギャップの部分に、どうやってセミナーの学びを活かしていくか。
それを考えながらノートを書いています。

その学習スタイルに変わったあとは、セミナー中はけっこう大変です。
講師の方の話を聞きながら、自分なりに想像したことをノートに書いたり、疑問が出てきたところで質問を書いたり、気づきやアクションプランを書いたりしているからです。

こうなると、もはや「ノートに写す」という行為では無くなります。
私としては「ノートを創造する」という感覚です。

 

■スポンサーリンク




ノートの創造から自分の意見を磨く

以前は、講師の方が話したことを議事録のように書いたセミナーの板書ノートでした。

現在は、講師の方が話したことをきっかけにして、私が頭の中で考えたことを書き記すアイデアノートです。
この違いは、とても大きいと考えています。

ChatGPTの活用も、似ているのではないでしょうか。
質問に対する答えをコピペするのか。
それとも、答えをベースにして自分の意見をつくるのか。
さらには、ChatGPTとの対話によって、意見を磨いたり、アイデアに昇華させるのか。
違いが出ますよね。

そう考えると、本やセミナーやWEB記事の情報を、ひたすら覚えるのは「ノートに写す」に近いのかもしれません。
意味が無いわけではありませんが、意義は薄まるように思います。

それよりも、断片的な情報でもいいので、自分なりに「ノートを創造する」ことで意見を考えてみる。
間違っていてもいいし、後で変わってもいいので「今の自分はこう考えている」という意見を持つわけです。
自分の頭で考えることを通して。
そのようなトレーニングが、いま必要とされているように思うのです。

私自身は、ブログやメルマガや日記を書き、セミナーのスライドにまとめることでトレーニングしているつもりです。
日々、1分メモや「良習慣ノート」に書いていることもあります。
そのようにして、少しでも「ノートを創造する」ようにしているつもりです。
(今日の記事も「ChatGPTに書けないブログとは?」という問いから書いている記事だったりします)

さて、あなたのノートは、「写す」と「創造する」のどちらでしょうか。
ぜひ、「ノートを創造する」ことで、あなたが重要だと思う分野でのご自身の意見をつくるトレーニングをしてみませんか。
その上で「現在の自分はこう考える」という意見を残し続けていきましょう。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部まで。
7時から「週次リフレクション」。
8時から8:00の部。
9時からアウトプット部の部会。
その後、「ビジネスブックBAR」の準備も。

午後はオフ。
家族で高校受験のオンライン説明会に参加。
さらに、夫婦でミーティング(ロング版)。

終わったあとは、地元の居酒屋を新規開拓。
わりにお年を召した(失礼ながら)女性が店主で、入った瞬間は「あっ、大丈夫かな」と思ってしまいましたが。(笑)
すごくくつろげて「何かいいお店だな」と。
妻と「また来たいね」という感想が一致したお店でした。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-学ぶ習慣

執筆者:

関連記事

資格取得のための学習を習慣化するためにはどうすればいいのでしょうか?

クライアントさんから「資格試験のための時間確保をどうするか」というご質問を受けました。 私がおすすめしたことを記事にしてみました。   スポンサーリンク   資格のための学習が1日 …

成長に欠かせない3つの要素は「人・課題・環境」

あなたは「ニューウェルの三角形」という理論をご存じでしょうか。 人の成長に関心がある方なら、知っておいて損はないと思います。   「成長」という分野への興味関心 人間の「成長」に興味関心があ …

人に「教える」ことができる「点」をつくり、自分の「線」をつないでいこう。

スティーブ・ジョブズ氏の「Connecting The Dots」、つまり「点と点をつなげ」という名言があります。 その「点」を「教えられること」として捉えてみましょう。   スポンサーリン …

そのアウトプットに意図はあるのか?意図した発信でなければ受け手も時間の浪費になる。

ガラケーからスマホに変える際に、日々接する情報量が圧倒的に変化したことを記憶しています。 アウトプットをはじめたのもその頃でした。 ただ、アウトプットをするのであれば、目的意識を持って発信したいもので …

アドバイスを上手に受け取る方法。良いアドバイスを有効なアドバイスにするために。

「有効なアドバイス」とは、どのようなものでしょうか? これには、アドバイスそのものが重要だということはもちろんのこと、アドバイスを受ける側のスタンスも重要だと考えています。   スポンサーリ …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。