たとえば、「リスク領域へ冒険しないと成長しませんよ」というアドバイスがあります。
一方で「今の安全な領域にいられる自分の幸せをかみしめましょう」というアドバイスもあります。
こうした「正反対のアドバイス」について、どう考えたらいいのでしょうか?
「正反対のアドバイス」という矛盾
日々、本やブログ、セミナーなどで学んでいると、
「世界は学びにあふれているんだよな」
と感じてうれしくなります。
とくに、私がビジネス書を読み始めた頃は楽しかったんです(2007年頃ですから、もう16年になるんですね)。
30代なかばまで、読書習慣はありませんでしたから。
私の脳内の真っ白なキャンバスに、カラフルな絵の具で絵が描かれていくような感覚でした。
そこから、読書の楽しさに目覚めました。
自宅に2〜3冊しかなかった本が、どんどん増え始めて。
それまでカラーボックスに収納していたのが入り切らず、本棚を初めて買ったのがなつかしいです(今は大きな本棚が2つになっています)。
今では空気を吸うように読書している感じがします。
さて、そんな風に本をたくさん読むようになると、誰もがぶつかる疑問が私にもやってきました。
それは、何かというと、
「正反対のアドバイス」
です。
ある本には、
「すべての行動は前倒し」
と書いてあります。
私は「なるほど、たしかに前倒しは大事だよね」と学びます。
それなのに、ほかの本を読んでいると、
「今日できることに集中して、明日できることは先送りにすべし」
と書いてあるんです。
「えっ、先のばしでも戦略的ならOKなのか」と学びます。
そこで思うわけです。
「あれ?前倒しと先のばし、どっちを大事にすればいいんだろう……(汗)」と。
ここで混乱したんですよね。
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「正反対のアドバイス」に混乱する理由
先日、私にもあったんです。
「正反対のアドバイス」みたいなことが。
それは、「目標の数」についてです。
私が思いついたのは、
・目標は最重要の1つにしぼるべきだ
・目標はかたよりすぎないように「仕事・人間関係・自分」の3つで考えましょう
・人の脳は4つ以上は「いっぱい」と認識するから、目標は3つまでにしたほうがいいですよ
・目標は「BIG5(ビッグファイブ)」がベストなバランスです
という感じです。
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そこで思うんですよね。
「いったい、目標の数はいくつにするのが正しいんだろう?」と。
あなたも、同じように感じたことがあるかもしれませんね。
そこで、紙の上に自分の考えを書いていたときです。
ただ、ふと我にかえりました。
本質を見失っていたんですね。
思わず、自分に質問してしまいました。
Q:大事なのは「目標の数」なのか?
と。
ちょっと、あなたに想像してみていただきたいんです。
あなたの目の前に私(伊藤)がいます。
すごく悩んでいます。
そして、あなたに尋ねるんです。
「目標の数って1つにするべきなのか、3つなのか、それとも5つにすればいいのか……?どれが正しいと思う?それが気になって夜も眠れないんだよ」と。
私は「こうなったら来月は、目標の数をいくつにするかを決めることを目標にしよう」みたいに、わけがわからないことを言い出すかもしれません。(笑)
どう感じるでしょうか。
たぶん、
「伊藤さん、、、目標の数をいくつにするかが本当に大事なの?」
と感じますよね。
きっと、
「目標の数をいくつにするのかが大事なんじゃないよね。伊藤さんがなりたい自分になるために、目標をいくつにすると最適なのかを考えればいいんじゃないの?」
と言われるのではないでしょうか。
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「正反対のアドバイス」に困ったときの対処法
この「正反対のアドバイス」という問題。
私がブログやセミナーでコンテンツをお伝えしていると、発信者としても同じことを感じたことがあったんですね。
「目標の数って1つにするべきなのか、3つなのか、それとも5つにすればいいのか……?」みたいに。
そこで考えて、結論が出たんです。
それは、
「大切なのはどのアドバイスが正しいのか、ではない」
ということです。
むしろ、大切なのは、コンテンツを受け取る側です。
私が読者だったら、
「今の自分の状況なら、どのアドバイスを取り入れるのがベストなのか?」
を考えること。
それが重要なんです。
著者やセミナー講師の方が伝えているアドバイスは、基本的には有効なものです。
役に立たないコンテンツをあえて発信するわけがないわけですから。
ただ、どれだけ有用なアドバイスであっても、私の現状に合わないアドバイスもあるんです。
たとえば、セミナー準備を前倒しするのがベストなのに、「今日できることに集中して、明日できることは先送りにすべし」というアドバイスを受け入れていたらどうなるでしょうか。
いつまでたっても、ギリギリの準備で苦しむだけですよね。
その状況は痛みがありすぎて嫌なわけです。
ですから、どうすれば「すべての行動は前倒し」というアドバイスを実行できるのかを試行錯誤する価値があります。
一方、「すべての行動は前倒し」を意識しすぎて、常にやるべきことに追われる状況もあります。
そのため、集中力が分散して苦しんでいる。
だとすれば、自分の状況を俯瞰して「今日できることに集中して、明日できることは先送りにすべし」というアドバイスを採用すればいいわけです。
もし、あなたが「正反対のアドバイス」に混乱しているとしたら、
「今の自分の状況なら、どのアドバイスを取り入れるのがベストなのか?」
を考えてみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
日中にスタッフの定例ミーティング。
夜は「三種の神器」セミナーの詰めと、「良習慣塾」セミナー準備でした。(^^)
テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。
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