「目的」と「目標」。
似ているようでいて、違うものですね。
その2つの違いを、「あり方」と「狙いどころ」という意味合いから考えてみました。
「目的」と「目標」の違い
このブログでは「目的」と「目標」の違いについて、何度も書いています。
よく書いているのは、
・目的:何のために、なぜやるのか、という行動の理由
・目標:いつまでに、何を、どうするのか、という目的を達成するための手法や手順
です。
両者の違いの1つに、
・目的は数字が入っていなくてもOK
・目標は数字が入っていることが重要
というものもあると思っています。
目標達成には何よりも行動が重要。
ということは、行動した結果として目標がクリアできたかできなかったのか。
その基準を明確にするための数字が大事になってくるからです。
その意味でいうと、「目標達成」という言葉があるように、達成したらその目標はいったん終了となります。
私がよくやってしまうのはダイエットのリバウンド。
目標達成型のダイエットというのは、たとえば私の今の目標である「6キロやせる」という目標を達成するとそこで終わってしまうのです。
そのため、達成すると達成感はあるものの、どこか気持が切れたような感じがあるんですね。
それで「よーし、ダイエット終わったー!」となって、食べてしまう。
そうして、少しずつ体重が戻ります。
ある日気づくと「あれ、、、またダイエットしないとだめだ」となってしまうんですよね。(^_^;)
このように、目標達成はわかりやすくていいのですが、副作用もあるんです。
では、どのように考えていけばいいのでしょうか。
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目的は「あり方」であり、目標は「狙いどころ」
先日、私が学んだのは、「目的と目標の違い」を考えるときに、
・目的=あり方
・目標=狙いどころ
という切り口で考えることです。
先述のように、私の「6キロやせる」という目標があるとします。
これが、
・目標=狙いどころ
です。
そのときに「なぜ、6キロやせるのか?」を確認することが重要なんですね。
こちらが、
・目的=あり方
を考えることにつながります。
ですから、目的を考えるときは自分の未来のイメージをどれくらい想像できているかがポイントになるんですね。
私であれば、
・6キロやせた自分は、どんな景色を見ているだろうか(視覚)。
・6キロやせた自分は、周囲の人からどんな声をかけられているだろうか(聴覚)。
・6キロやせた自分は、どんな感情を味わっているだろうか(体感覚)。
という未来像をイメージするわけです。
すると、
・6キロやせた自分は、トライアスロンのウエアがすっきりと着られている(視覚)
・6キロやせた自分は、トライアスロンのウエアを着たときに妻から「ひきしまってますね!」とうれしいフィードバックをもらっている(聴覚)
・6キロやせた自分は、スイムやランなどのトライアスロンのトレーニングを快適にできている(体感覚)
という感じに、具体的になっていくわけです。
そのような自分がイメージできれば、良い感情が高まってくるんですね。
こうした自分をイメージすることは、
・目的=あり方
につながります。
ですから、6キロやせたからといって終わりではなく、その状態をキープする必要が出てくるわけです。
そのため、
・目標=狙いどころ
に到達したあとでも、目指す方向性がブレないのですね。
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視覚・聴覚・体感覚から未来をイメージする
このように、はっきりした未来像を描けると、
・目標=狙いどころ
が明確になります。
未来像を描くためには、
・視覚
・聴覚
・体感覚
の3つからイメージしてみるとやりやすいでしょう。
そうして未来をイメージすると目標に主体性が生まれ、やることがはっきりしていくわけです。
未来像がイメージできていないと、
・目標=狙いどころ
も設定できないのですね。
夢実現や目標達成を考えると、つい
・目標=狙いどころ
に焦点をあてがちですが、
・目的=あり方
があってこその目標なんです。
行動が大事なので、やることばかり考えてしまうのですが、私たちが本当に得たいものは、
・目的=あり方
のはずです。
私たちが、
・目的=あり方
・目標=狙いどころ
を明確に持つことができれば「やること」が明確になることはもちろん、「やらないこと」も明らかになります。
6キロやせたいなら、ラーメンの大盛りを頼まないようになるわけですね。
成長する人は、1年後、3年後、5年後など、未来のイメージを描いているものです。
そのイメージで重要なのは「目標」ではなく、
・目的=あり方
なんですね。
ぜひ、行動としての「目標」ばかりではなく、
「3年後、自分はどんな状態になっていたいのか?」
という未来の状態を描いてみましょう。
その際は、
・視覚
・聴覚
・体感覚
からイメージしていただけると、よりリアリティが増すはずです。
ぜひトライしてみましょう。
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■編集後記
昨日は、ランとスイムのトレーニング。
夜でも、走るとやはり汗びっしょりです。
でも、そのあとにプールに入れると、すごくいいクールダウンになるんですよね。(^_^)
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