思考の習慣

あなたは「できないところを探す専門家」か、「できるところを探す専門家」か。

投稿日:


誰でも、意識を向けている場所があります。
実は「意識を向けている場所がどこか?」で、幸福度や日常の感情がずいぶん変わってしまうんです。
私の体験談をもとに、記事を書いてみました。




 

「自分ができないところを探す専門家」だった日々

私たちは、意識を向けていることの専門家になります。

なぜなら、自分の意識をどこに向けているかによって、考え方や行動が変わってくるからです。

たとえば、以前の私は「自分ができないこと」ばかりに意識を向けていました。
ですから、当時の私は「自分ができないところを探す専門家」だったんです。

そのため、
・自分が送ったメールに誤字脱字があった
・友人とのコミュニケーションで後悔した
・仕事でちょっとしたミスをした
などがあれば、専門家の出番です。

「待ってました!」とばかりに「どうして自分はできないのか?」と、「自責め」していました。
たとえ、そのミスが誰でもやってしまいそうなことであっても、私(=自責めの専門家)は認めません。
「私ができない奴だから、ミスをしたんだ」というスタンスを崩さないわけです。

それくらい、私は筋金入りの「自分ができないところを探す専門家」だったんですね。

おかげ(?)で、ダメな部分の才能が伸びました。

結果として、
・仕事を先のばしして迷惑をかける
・新しいことをためらうので人生に変化が無い
・約束を守れなくなくて信頼を失う
といった日常をくり返してしまっていたんです。

もちろん、そんなことは私がやりたかったことじゃありません。
理想はむしろ反対です。
自分を認めながら生きることができれば、どんなに良かったかと。

でも、仕方ないんです。
なぜなら、私は「自分ができないところを探す専門家」なのですから。

たまーにうまくいっていることがあっても「おいおい、勘違いしちゃ困るよ。あなたはダメな人間なんだから」と、ばっちり認定されていました。
ほかの誰かに認定されたわけではなく、私が自分自身を「できない奴」だと認定したんです。

 


 

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転機を与えてくれた「良習慣の種」というツール

当時は、毎日が楽しくありませんでした。
いや、というよりも「自分ができないところを探す専門家」ということを認識してなかったんですね。

そのため、自分ができないことに対して「見て見ぬふり」をしていたんです。
自分の気分が良いか悪いかも、感じ取れていません。

だから理由がわからない。
ストレスもあり、酒量も増えました。
何せ、当時の私のストレス解消法はアルコール1択でしたから。
健康には良くないですね……。

さて、そんな私に変化が訪れた時期があります。

それは、自己投資をスタートして、様々なビジネス書を読んだり、会社以外の方々とコミュニケーションが増えた時期です。

良習慣形成にも興味が出てきて、自分で良習慣のチェックリストをつくり始めたのです。

それまでは、毎日を何となくすごしていました。
昨日と同じ1日を、今日も同じようにくり返す。
そんな日々です。

それが、自分が取り組める良習慣がちょっとずつ増えてきて、日々に変化が出てました。
やがて、良習慣の数が増えてきたので、チェックリストをつくらないと覚えきれなくなってきたんです。

そうしてつくったのが「良習慣の種」と呼んでいる習慣のチェックリスト。

「良習慣の種」を育てるチェックリスト。実行できたタスクをビジュアル化して自己信頼感を高めよう。 | 【良習慣の力!】ブログ

色々と項目を変えたり、枠の数を増やしたりして、アレンジしながら、実行できた習慣に「◎」をつけられる回数が増えてきたんです。

すると、私の意識は、自分のだめな部分よりも、自分が実践できた良習慣や定着させたい良習慣に向けられるようになりました。

「良習慣の種」を前にして、
・「昨日もできた」
・「おっ、今日もできてるね」
と。
私が良習慣学校の先生になって、生徒の1日を採点しているような感じでしょうか。(笑)

そうして「良習慣の種」に「◎」が増えていくと、いつしか
・「明日もできそうだ」
という気持ちになってきました。
以前は「自分ができないことを探す専門家」でしたので、「また明日もできないんだろう」という意識だったのに、です。

 

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「自分ができるところを探す専門家」に変わる

「良習慣の種」に◎が増えるプロセスで、私に起きていた変化があります。

それは「自分に対する専門領域」を変えたこと。

つまり、私は、
・「自分ができないことを探す専門家」
から、
・「自分ができるところを探す専門家」
に変わってきていたんです。

これは、大きな変化です。
正反対の立場ですから。

まるで、
・小説の評論家が、小説家になる
・小説家が、小説の評論家になる
みたいな感じですから。
正反対ですよね

ほかにも、
・オーディエンスがプレゼンターになる
・営業スタッフが、技術スタッフになる
・ピッチャーがキャッチャーになる
・フーディーがシェフになる
・ブログ読者からブロガーになる
みたいに、立場が逆転する感覚です。

こうして、「良習慣の種」のおかげで、私が「どこに意識を向けるか?」が変わり、人生の質が変わりました。

「自分ができないことを探す専門家」のときは、小さなミスを大きなミスとして捉えて、心理的に大ダメージを受けていました。

一方、「自分ができるところを探す専門家」に変わると、大したことをしていないのに「けっこうやるじゃん、自分」と過大評価するようになってきたんですね。
(過大評価が良いか悪いかは別として・笑)

要は、
・自分に対する評価軸が大きく変わった
わけです。

私という人間は、ほとんど変わりません。
それなのに「どんなスタンスから自分を評価するか」が変わっただけ。
それだけで、日々の感情も変わってしまうんですね。

さて、今のあなたは、ご自身に対してどんな専門家になっているでしょうか。

「自分ができないところを探す専門家」になっていて、日々が苦しいなら、「自分ができるところを探す専門家」に変わりましょう。
そのために、客観的に判断できる「良習慣の種」のようなチェックリストを活用することがおすすめです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
7時の朝活まで当番でした。

ランチタイムにコーチングセッション(受ける方)。

夜は「良習慣塾」セミナー準備でした。
締め切り2日目前に終わらせることができました。
今回のテーマはインプット。
今回も自信作です。(^^)


 


 

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