行動の習慣

ディスラプティングの手法でやめたい習慣を手放そう

投稿日:2020/09/07


暴飲暴食やスマホのネットサーフィンなど、あなたに「やめたい習慣」はあるでしょうか。

やめたいときは「ディスラプティング」という手法を試してみましょう。




 

脳は否定形の言葉を区別できない

「押すなよ!絶対押すなよ!」

そう言いながら、上島竜兵さんが熱湯風呂に押されてしまう。

ダチョウ倶楽部さんのそのような鉄板ネタがあります。

私はけっこう好きです。(笑)

じつはこのコント、人間の心理をうまくついているのです。

脳は否定形をうまく意識することができません。

ですから「やったらだめだよ」という否定の言葉を認識できず、やってしまうほうを選んでしまいがちなのです。

よく出てくるのが「ピンクのゾウを想像しないでください」というフレーズ。

「想像しないでください」と否定されているのにもかかわらず、思わずピンクのゾウを想像してしまうのが人間の心理なのです。

ですから、ダチョウ倶楽部さんのネタは「押すなよ!絶対押すなよ!」と言いながら、押されてしまいます。

「だめだよ」と言いつつ、その流れを観ることを楽しみにしてしまう。

それが私たち人間の脳の仕組みなのです。

 


 

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本能の欲求に逆らう難しさ

人間は、欲求を目の前にすると逆らうことが難しい生き物です。

もちろん、確率論でいえば「できるか、できないか」の50%ずつのはず。

でも、欲に従ってしまうことが多いのです。

もしも、私たちが欲に流されなかったら、これだけダイエットに苦しむ人はいないはずですよね。

「甘いものを食べるのをやめよう」と思っていても、大好きなスイーツが目の前にあったら食べてしまうのが私たち人間なのです。

「スマホをダラダラと見るのはやめよう」と思っていても、手持ち無沙汰になると時間がもったいなくてスマホをチェックしてしまう。

寝る前は「もう二度寝しない。5時30分に起きよう」と思っていても、朝のアラームがなると「誰だよ、5時30分に目覚ましなんてかけたのは!」といって怒るわけです。

やめたい習慣こそ、欲と結びついていたりするものなのですよね。

南カリフォルニア大学で習慣の研究をしているウェンディ・ウッド教授は、この悪習慣を防ぐ方法を発見しました。

その方法を「ディスラプティング」と呼びます。

「ディスラプティング」とは、日本語で「混乱させる」という意味です。

やめたい習慣が発生しそうになったタイミングで、混乱を起こすようなしかけをするということです。

では、「ディスラプティング」とは具体的には何をするのでしょうか。

 


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やめたい習慣の「ひとつ前の行動」に変化を加える

「ディスラプティング」のステップは3つ。

まずはやめたい習慣への欲求があることを素直に認めること。

次に、やめたい習慣への欲求が起きるポイントを発見すること。

最後に、発見ポイントを混乱させること。

これが「ディスラプティング」の構造です。

やめたい習慣が発生するタイミングとして、ダイエット中なのに帰りにコンビニについ立ち寄ってしまうことがあるとします。

「とくに買いたいものがあるわけではないのにコンビニで何か買ってしまうな」とか、「この道を通ると、ついお店に入ってしまうな」というやめたい習慣が発生するポイントを見つける。

それが起こらないような工夫を考えるのです。

さらに、「ディスラプティング」では、悪習慣が実行される「ひとつ前の行動」を混乱させます。

たとえばダイエットをしているなら、茶碗のサイズを小さくする。

いつもの帰り道でコンビニに立ち寄ってしまうなら、ルートを変える。

飲みすぎて暴飲暴食になってしまうなら、ノンアルコールビールにする。

そのようにして、やめたい習慣そのものを抑えるのではなく、

・やめたい習慣が起きる「ひとつ前の行動」を変える

ことで、やめたい習慣を発生しないようにするわけです。

私の成功例としては、たとえば、

・お酒を飲みすぎて二度寝することをやめたい→早起きするためにノンアルコールビールや炭酸を飲んで早寝する

・ブログを書く時間に悩んで時間だけがすぎていくことを回避したい→事前にネタ出しだけの時間をとる

・帰宅時のコンビニ寄り道での散財を防ぎたい→降車駅でオーディオ教材を再生しながらゆるくランニングをする

という感じですね。

やめたい習慣が発生する「ひとつ前の行動」を変えることで、できるだけ悪い流れを断ち切ろうとしています。

このようにして、やめたい習慣の「ひとつ前の行動」に変化を加えることが重要です。

この「ディスラプティング」で、やめたい習慣の発生を防ぐのです。

ここはあなたの状況によっていろいろと工夫やアイデアが活用できるところです。

ぜひ楽しんで「ディスラプティング」にトライしてみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝からコーチングセッションを2件。

午後は家族4人で妻の実家へ。

その後、ひとり暮らしに戻る息子を駅まで見送り、そのままタリーズでひとりビジネスに取り組みました。


 


 

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・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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