書く習慣

日記やふり返りを「反省文」にしない方法

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

まじめな人ほど、日記やふり返りが反省文になってしまい、嫌になって続かなくなってしまいます。
そうなりがちな方は、「距離を置いた自己対話」を試してみましょう。




 

「距離を置いた自己対話」という手法

私が企画・運営している1ヶ月の『最高の年末年始』プロジェクト。
ここでは、日々の実践投稿をしています。

私のプロジェクトは、
・ゴール:2週間分のブログとメルマガのストック記事をつくる
です。

それに対して、毎日「YWT」でふり返りをしています。

YWTとは、
・Y:やったこと
・W:わかったこと
・T:次にやること
ですね。

「YWT」でふり返る。なぜ、活躍する人はこの習慣を大切にするのか? | 【良習慣の力!】ブログ

今回のプロジェクトでの実践投稿。
私は、ある新たな取り組みを試しています。

それは、どんな手法かというと、
「距離を置いた自己対話」
というものです。

さて、「距離を置いた自己対話」とは何でしょうか。

簡単に言うと、私自身の実践記録ではありますが、「私」という言葉を使っていません。
代わりに使うのは「彼」という言葉です。

 


 

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主語を「私」から「彼・彼女」に変える

私たちが実践記録や日記を書くとき、自然に(私は)という主語から始めているものです。

たとえば、
(私が)ブログを書けた!
(私が)運動をサボった……。
という感じに。

文字として見えてはいません。
それでも、主語は「私」なんですよね。

もちろん、悪いことではないんです。
ただ、ダメだったときやできなかったときに、じわりと「自責め」を起こしていると言われています。
「(私が)運動をサボった……。」から、自分は根性がないと感じるように。

私たちが悩みや問題に意識を奪われるときも同じです。
・(私が)できない
・(私が)ダメだ
・(私が)うまくいかない
と受け取っているんですよね。
無自覚のうちに。

ここにハマると、せっかくのやる気がダウンしてしまいます。

せっかく次につなげるために実践記録をつけているのですから、感情的になりすぎず、もっとモチベーションを高めるように書きたいものですよね。

そこで、
「距離を置いた自己対話」
という手法が役立ちます。

具体的には、
・彼がブログのストック記事を1日分書けた
・彼はネタに詰まってメルマガのストック記事を先のばししてしまった
という形です。

いかがでしょうか。
(私が)という見えない主語で書き出すより、客観的に現状をつかめる感じがしますよね。

「なぜ、(私は)あんなことをしてしまったんだろう……。」と嘆かない。
それよりも「なぜ、彼はあんなことをしてしまったんだろう?」と距離をとった主語に変えるのです。

 

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事実と感情の間にスペースをつくろう

すると、できなかったことと自分との間に、スペースが生まれます。
直接ダメージというよりは、間接ダメージになる感覚です。

雰囲気やフィーリングでふり返りをするのではなく、事実や客観としてふり返りができるんですよね。
すると、衝動よりも計画の自分を大事にできる確率が上がるのです。

事実、私も12月25日には1人でやきとん屋に行ってしまったのですが(笑)、そこから「距離を置いた自己対話」で実践を記録。
プロジェクトのグループページに投稿してきました。
すると、再び1人飲みに行きたい衝動にかられましたが、なんとかがまんできたんですね。

変えたことは、主語だけ。
実践記録の主語を(私)から「彼」に変えただけなんです。
この置き換えが、私の脳内のひとり言の質に影響を与えていたんですね。

私たちは、他者とだけではなく、自分ともコミュニケーションをとっているもの。
ですから、そのひとり言に影響を与えると、行動にも影響が出るというわけです。

実際、主語を「私」から「彼・彼女」に変えて、グループのパフォーマンスを調査した実験もあります。
それによると、「彼・彼女」を主語にして自己対話をしていたグループのほうが、タスクを上手に完了していたということなんです。

さて、あなたは日記やふり返りをするとき、主語を誰にしているでしょうか。
つい(私)を責めるような「反省文」になってしまうときは、主語を変えましょう。
同じ文章でも、主語が変わると客観性が高まります。

その「距離感」が重要。
「より良い次」につなげるための素材になってくれるはずです。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部まで。
7時すぎに家を出て、三軒茶屋のティップネスへ。
「108本 煩悩スイム」のためです。
私は40メートルを108本。
無事に完泳できました。
いい泳ぎ収めとなりました。

そのまま三軒茶屋でランチをしようと思って散策。
なんと、昼飲みをしているやきとん屋があるじゃないですか。
吸い込まれてしまいました(笑)。
さすが三軒茶屋、レベル高かったです。

帰宅後は、家族で「レコード大賞」を鑑賞。
スイムの疲れからか、そのあと寝落ちしてました。(^^;)


 


 

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■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

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