コミュニケーションの習慣

対話の行き詰まりを抜け出すための「発散と収束」というシンプルな方法。

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ミーティングやセッションなどで、対話がとまる状態におちいるときがありますよね。

先日、シンプルな手法を使って、その状態からの脱出方法がうまくいったので記事にしてみました。

 

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会議やセッションで膠着状態になる悩み

先日のコーチングセッションで、「物事が動かない状態」というテーマを扱いました。

その際、「この手法は、仕事の会議でも使える手法だな」と感じたことがあります。

継続クライアントさんのテーマは、「行き詰まりを感じている仕事について、現在の膠着(こうちゃく)状態を脱したい」というものでした。

クライアントさんが考えているアプローチを引き出していったところ、

・Aというアプローチが良いと思うものの、1人では難しい
・Bのアイデアは画期的だと思うけれど時間がかかる
・C案も捨てがたい

といったような感じで3案が出てきました。

ただ、ここから絞り込むことが難しいのだということでした。

どの案にもメリット・デメリットがあるからです。

また、そもそもこの3案から選ばなくてはいけない、ということでもなかったので、「もっと良い案があるかもしれない」という状態になってしまったのです。

 

「発散」と「収束」という基本の2ステップ

さて、このような状態、会社の会議でもよく起こるのではないでしょうか。

ここで、先日のセッションで私が提案したのは、2つのステップでテーマを前進させる方法です。

それは、

(1)発散:ブレインストーミングで、とにかく頭の中の考えを出しまくる
(2)収束:アイデアが出たら、選択肢を1つ選ぶ

という、いわゆる「発散と収束」です。

クライアントさんが出してくれたアイデアは、A案からC案までありますが、本来なら選択肢はもっとたくさんあるはずですよね。

そのため、使えるかどうかは別にして、アイデアをまずは「発散」させるわけです。

どんな案でもOKということにして、自由な発想を歓迎するのです。

ポイントは否定しないことで、どんなに使えないようなアイデアでも良いのです。

そのため、先日のセッションでは、私も提案を出しました。

それが、「創発」を生み出すからです。

そのようにして、アイデアが出尽くしたと思えたら、次は「収束」のフェーズです。

この段階では、アイデアの良し悪しを判断しつつ、選択肢を絞り込んでいきます。

この時点ではアイデアがたくさん出ているので、優劣を考えやすくなっている状態です。

また、アイデアを出し尽くしている感覚があるため、よけいなことを考えずに選択することに集中できるのですね。

ここでは現実的な視点から考えたり、既存のアイデアと新しく生み出した組み合わせを考えることも考えられるでしょう。

 

さまざまな場面で活用できる「発散と収束」

さて、「発散と収束」を経た結果はどうなったか。

結論をいうと、今回のセッションでは、「時間がかかるけれど、最初にあったB案を少しずつ進めていく」ということとなりました。

ただ、クライアントさんが当初に1人で考えていたB案の状態よりも「話してみて覚悟が決まった」ということです。

また、ブレストで出したアイデアから、B案を前進させるためのちょっとしたヒントも出ました。

これで、クライアントさんはある程度の納得感を持って進むことができるわけです。

このように、「発散と収束」をおこなうことによって、アイデアをたくさん出して、その答えを絞っていくことができました。

流れだけをきくとシンプルに思えるかもしれませんが、このようなフレームを持っているかいないかで、セッションや会議で無駄な時間を減らすことができるものです。

「発散と収束」は、仕事だけでなく、家族で食事に行くお店や旅行の場所などを話し合う際などにも活用できますよね。

「発散と収束」、この2ステップでプロセスを前進させて、結論までの流れをスムーズにしていきましょう。

 

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■編集後記

昨日の東京は暖かかったですね。

私は、娘の自転車に先導されて(笑)、妻と一緒に軽く5キロのランニングをしました。

走り終えたあと、ランチをかねてそのまま公園でお花見。

ソメイヨシノはすっかり葉桜になってしまっていましたが、八重桜はきれいでした。(^_^)

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