時間の習慣

「時間節約マシン」になってもあなたの夢が叶わない理由

投稿日:


先日開催した「早起き完全マスタープログラム」セミナーでもテーマとして扱ったタイムマネジメント。

その中でお伝えした重要ポイントの1つは、

・時間の節約(×) < 時間の配分(○)

という考え方です。




 

「時間をうまく節約したい」という悩み

「時間を節約するためには?」

コーチングセッションでよく持ち込まれるテーマです。

あらためて私が言うまでもなく、時間は大事。

どんなゴールをクリアするのでも、重要な資源です。

当然、私も「時間を節約するためには?」と考えていました。

スキマ時間に小さなタスクを実行したりしていましたので。

そうして「時間をうまく節約できたな」と思っていたものです。

ただ、それだけでは私が思うような時間の使い方にはつながりませんでした。

それは、私がサポートしているクライアントのみなさんも同じだったのです。

なぜでしょうか。

考えてみました。

すると、原因に気づきました。

それは「時間を節約するためには?」という質問。

そもそもの「問い」が間違っていたのです。

ですから、私なりにがんばっていたのに、いっこうに時間の使い方がうまくならなかったのですね。

私は時間を節約して、自分を「時間節約マシン」のようにしていくつもりでした。

ですから、スキルやテクニックで高速でタスクを処理していくみたいなイメージだったのです。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール





「時間節約マシン」になっても自分の夢は叶わない

目の前に「やるべきTo Do」があふれている。

消耗している状態です。

そこから早く抜け出したい。

ですから、より良い「時間節約マシン」になろうとしていました。

そうして、時間を節約して、できることが増えていくこともあったのです。

これこそ、私が目指していた状態のはずです。

そうすれば、リラックスタイムや余暇が増えて楽しくなるだろうと。

ただ、現実は少し違っていました。

「時間節約マシン」になってリラックスタイムや余暇をすごしたかったのに、さらに多くの「やるべきTo Do」が増えてきたのです。

結果はどうなったか。

さらに消耗するようになりました。

この先、さらなる「時間節約マシン」になったとしても、もっと消耗する自分ができあがるだけ。

「時間節約マシン」になればなるほど消耗するわけです。

「この状態って、理想的なタイムマネジメントとは違うよな。。。」と。

ようやく気づいたのです。

もちろん、「時間節約マシン」が悪いわけではありません。

テキパキと「時間節約マシン」で仕事をこなせればすばらしいことです。

「バッティングセンター仕事」のように、来たボールを打ち返していけば仕事は進みます。

でも、私は「時間節約マシン」に向きませんでした。

感情ゼロで仕事をするほど、ほかの人の感情を無視できなかったのです。

むしろ、ほかの人の感情を気にするあまりに「時間節約マシン」でいることに疲弊してしまいました。。。

何より感じていた「時間節約マシン」になるデメリットがありました。

それは、

・「時間節約マシン」になっても自分の夢は叶わない

という事実です。

どれだけ優秀な「時間節約マシン」になったとしても、自分の考えなしにほかの人からの頼まれごとばかりやっていたのではいけませんよね。

なぜなら、「時間節約マシン」になったとしても、

・ほかの人の依頼をこなすスキルが高まる

だけなので。

あなたががんばればがんばるほど、あなたに仕事を押しつけた人がラクになっていくだけなので。

これってこわくないですか?

あなたの貴重な人生。

ほかの人の要求を満たすためだけに使ってしまっていいのでしょうか。

私はそれはもったいないと思うのです。

 

■スポンサーリンク




時間の節約(×) < 時間の配分(○)

では、どう考えていけばいいのでしょうか?

それが冒頭にあげた

・時間の節約(×) < 時間の配分(○)

という不等式です。

時間を節約しようと考えるよりも、

・時間を配分する

という風に考えてみましょう。

たとえば「ブログを1週間で7記事書く」というゴールを設定したとします。

仮に1記事あたり1時間かかると想定すると、1週間で7時間を確保する必要があります。

「節約する」という発想だと、1日のほかの「やるべきTo Do」を圧縮してブログを書こうとする。

すると「1日のやるべきことを終わらせて、夜にブログを書こう」という発想になりがちなのです。

でも、やることは尽きませんし、夜は変数が多い。

ゴールを達成しづらいのです。

何より、あなたのゴールにつながる大事な活動を後まわしにしてしまっていいのでしょうか。

それよりも「時間を配分する」ように考えてみましょう。

具体的には、1週間をプランニングする際に、

・ブログを書くために1週間で7時間を天引きする

という風に考えるのです。

すると、1週間で168時間という持ち時間から、ブログに7時間が配分されます。

これが「時間を配分する」ということです。

こうしておくと、あなたのカレンダーや手帳に「ブログを書く」という時間がブロッキングされるわけです。

こうすれば、あなたの大事な168時間から、ゴールにつながるブログ活動にきちんと配分されていることになりますよね。

あなたが目指すゴールにつながる活動とは、どんなことをする時間でしょうか。

ぜひ、1週間のプランニングの際にその重要な活動に、あらかじめ時間を配分しておきましょう。

そうすれば、その時間をすごすだけで、あなたのゴールに自然と近づいていきます。

 


 

【お知らせ】

【発売中】動画・音声『タイムマネジメントの習慣2025』セミナー

パーソナルコーチングのお申込み

無料メルマガ『複業で自分を磨く良習慣』

伊藤 良のプロフィール


 

■スポンサーリンク




 

■編集後記

昨日は、朝6時の「習慣化オンラインサロン」朝活からスタート。

朝8時から「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

夜は19時30分から「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

「早めに次のセッションの予約を入れたい」と言っていただけるなど、ありがたい時間をすごせています。(^^)


 


 

【メルマガを発行しています】

テーマは「複業(マルチキャリア)を成功させる方法」です。

あなたがひとりで複数のビジネスをおこない、ご自身の人生を充実させていくノウハウにご興味があれば、ぜひご登録をお願いいたします!

▼メルマガのご案内はこちらから
メルマガ「複業で自分を磨く習慣」のご案内

▼ご登録は下記よりお願いいたします!



「複業で自分を磨く習慣」メルマガ登録フォーム
  *
  *
メールアドレス  *

 


 

■スポンサーリンク

-時間の習慣

執筆者:

関連記事

「変わりたい!」と思う人へ。まずは周囲の人との時間の使い方を変えましょう。

「変わりたい」と思う人は、まず何をすればいいのでしょうか? もっとも手をつけやすいのは、時間の使い方を変えることでしょう。   スポンサーリンク   成果を出す秘けつは時間の使い方 …

「時間の使い方が上手になる」とはどのような意味なのか?

貴重な「時間」という資源は、大切にしていきたいものです。 時間の使い方を考えるときに私が考える重要なポイントを記事にしました。   「時間をうまく使う」という言葉への私の誤解 「充実感を味わ …

あなたが「がんばっているのにゴールが実現しない」理由

「がんばっているのにゴールが実現しないんですが、どうすればいいのでしょうか?」 先日、いい質問を受けました。 カギはスケジュールを考えるときの ・段取り < プラニング ・ほかの人との約束 < 自分と …

「帰りづらさ」に負けずに定時退社をする3つの方法

基準の労働時間内で成果を出して定時退社する。 一見当たり前のことですが、なかなか実現が難しいことのひとつです。 いくつか対策を持っておきましょう。   2つの種類の「帰りづらさ」 定時退社や …

休日の午前中の時間を充実させる5つの活動

週末(休日)はゆっくり休みたいもの。 ただ、私のおすすめは午前中に重要な活動に取り組み、午後にゆっくりすること。 そうすれば、罪悪感を持たずに休日をすごせます。   週末の午前中は複業家のゴ …

検索

当ブログの管理人

【当ブログの管理人】
似顔絵イラストphoto3

■肩書:良習慣プロフェッショナルコーチ

■キャリア
・ビジネス書作家
・早起きコンサルタント
・国際コーチ連盟(ICF)アソシエイト認定コーチ(ACC)
・トライアスリート
・100kmウルトラマラソンランナー
・会社員

など、複数の活動をしている複業家。
1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

サポートしたクライアントは良習慣の定着によって、独立起業、複業家デビュー、セミナー講師デビュー、電子書籍出版などの目標達成を果たしている。

■公式メディア
「良習慣の力!」ブログ管理人
「複業で自分を磨く良習慣」メルマガ発行者

さらに詳しいプロフィールはこちら

Facebookページ

メールアドレスを記入していただければ、ブログ更新をメールで受信することができます。