「がまん上手」な人は、一見おだやかで平和な状態でいられるというメリットがあります。
その反面、「がまん上手」になりすぎると人生に変化が起こりづらいというデメリットもあるのではないでしょうか。
「がまん上手」な人が「変われない人」になる理由
人生は、その人が「がまん」できるサイズに収まる。
そんな人生の原則を学びました。
「確かに」と思います。
たとえば、「変わりたい」と言っているけれども「変われない人」。
そのように言う方々は、いい意味で柔軟性があります。
ですから、苦難があってもうまくつき合っていけるのです。
思考が柔軟。
対応も柔軟。
特定の人や理不尽な状況にあっても、批判や非難をしません。
そのスタンスはすばらしい。
「がまん上手」なのです。
ただ、反対から見るとデメリットもあります。
何か。
それは「もうがまんしている場合じゃない」というときでも、「がまん上手」を発揮してしまうことです。
柔軟であるがゆえに、しんどい状況であっても文句を言わずに切り抜けられる。
それほど傷つかないように、自分をうまく抑えられるわけです。
そのため、奮起することもありません。
結果として「変われない人」になってしまうのです。
一方、「変われる人」は、意外と「がまん下手」だったりします。
現状にがまんができない。
自分の欲求を押さえつけられすぎるのは不満。
ですから、その状況を抜け出すために考えます。
そして、行動を起こします。
奮起するのです。
「もうがまんできない!」という感じで。
結果、どんどん自分と現実を変えられる人になっていくのです。
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「がまん上手」のメリットとデメリット
過去の私は、けっこう「がまん上手」でした。
学生時代は、友人や恋人がやりたいことを優先して、自分がやりたいことはがまんする。
就職してテレビ番組制作のアシスタントディレクターになったときは、理不尽な要求や会社に1週間連続で泊まり込んで仕事をしていました。
給料も激安でした。
それでも文句を言わずに働いていました。
「がまん上手」だったので。
とにかく平和でいたい。
安心していたい。
波風をたてたくない。
そう考えていたんですよね。
しかし、そんな風に考えていたら、人生のサイズがどんどん小さくなり、おそろしいくらいに平凡になっていきました。
今ならその理由がわかります。
平凡になるのも当然です。
平和、安心、波風なし。
そのような平凡さを求める思考をずっと頭に思い描いていたわけですから。
「思考は現実化する」のです。
しかも、私はそんな自分を「怒らない性格でいい人キャラになれる」とさえ考えていました。
今から考えるとちょっと恥ずかしいことですが。(笑)
でも、本当のことなので仕方がありません。
なるべく自分を抑える。
自分の想いを外に出さない。
できるだけ相手に合わせる。
そのように生きていくことが私の中の正義でした。
確かに、平和だったように思います。
しかし、その結果がどうなったか。
代償がありました。
「がまん上手」を続けた結果、
・自分がやりたいことや好きなことがわからなくなった
のです。
それはそうですよね。
自分の感性を押し殺して生きてきたのですから。
嫌なことだけ感じない。
でも、好きなことは感じる。
そんなことはできないのです。
嫌なことを感じないようにすれば、好きなことも受け取れないようになる。
それが私たちの感性なのです。
そのようにして、私は「がまん上手」にますます磨きをかけていきました。
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度を超えた「がまん上手」になりすぎないように注意
そんな私が「がまん上手」を打ち破った転機がありました。
それは、人生で初めて完走したフルマラソンのレースです。
きっかけは、学生時代に読んだ村上春樹さんの短編小説「プールサイド」(名作です)。
その短編小説を読んで以来、なぜか「35歳の誕生までにフルマラソンを完走する」というゴールを掲げていたのです。
そこに時を合わせるように、2011年3月の大地震。
多くの方が感じたように、私も「自分の人生がいつ終わるか分からない」と感じました。
そう思うと「いつか、いつかと思うなら今」という心境に。
そこで、がまんができなくなったのです。
インターネットで、誕生日の3週間前くらいに開催される静岡県のフルマラソン大会を発見。
妻にも相談せずにエントリーしてしまいました。。。
反対されるのはわかっていました。
でも、なぜかこのときは「やりたい」という気持ちが勝っていました。
親に言わずに外泊してしまうような学生のように「がまん下手」になっていたのです。
そこから、レースに向けてトレーニングを開始。
3キロのウォーキングからスタートしました。
人生で初めて10キロを走ることができたときは感動もの(今にして思えば大した距離ではないのですが・笑)。
早起き習慣化が定着したのもこの頃です。
3ヶ月かけて、人生初のハーフマラソンを完走。
そのあと、もう3ヶ月かけてトレーニング。
なんとか、11月のフルマラソンを完走できたのです。
ひとりで前日泊ことも、結婚して初めてのこと。
「がまん下手」です。
さらに、そのあとトライアスロンにも挑戦しました。
まったく泳げなかったのにもかかわらず。
当然、ロードバイクも持っていません。
家族にも反対されました。
でも、「がまん下手」なので、カメの歩みのように少しずつトレーニングを継続。
結果、5年がかりでオリンピックディスタンスを完走することができました(時間かかりすぎですが・・・)。
結果として、トライアスロンは今でも熱中して取り組めるスポーツとなりました。
おかげで、つき合う人が変わったり、マラソンだけでは味わえない経験もしました。
リタイアして、泣くほど悔しい気持ちも味わいました。
ただ、そのおかげで私の人生のサイズが大きくなったように感じています。
これは「がまん下手」になったおかげだと考えているのです。
つまり、「がまん上手」だけが良いわけではなく、「がまん下手」だけが悪いわけではないのですね。
さて、あなたは今、どれくらい「がまん上手」になっているでしょうか。
もし、過去の私と同じようにがまんレベルが高くなっているとしたら、少し注意が必要かもしれません。
あなたのがまんのサイズに、あなたの人生はおさまってしまうからです。
もちろん、社会人の大人なら、ある程度のがまんは必要ですよね。
それはわかります。
ただ、度を超えた「がまん上手」になりすぎないように注意しましょう。
あなたが「がまん下手」になって「もうがまんできない!」と奮起したときこそ、人生が変わるタイミングかもしれないのですから。
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■編集後記
昨日は、朝6時30分から「習慣化オンラインサロン」絆チームの集中タイム。
2人でタスクを集中して実行しました。
夜は20時から再び集中タイム。
21時から「習慣化オンラインサロン」チームでのマーケティング勉強会でした。(^^)
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