目標を達成すること、習慣化すること、夢を実現すること。
それらのゴールは、「セルフイメージ」に大きく関わっているものです。
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長年の目標をクリアした後の世界の変化
昨日、お会いした友人のNさんが話していたことが興味深いものでした。
Nさんはトライアスリート。
ただ、私と同様(Nさん、一緒にしてすみません・笑)にスイムが苦手です。
ランニングはされていたようですが、スイムほぼゼロからのスタートだったそうです。
しかし、スイムスクールに入会して、毎週の練習を欠かさずに通っていました。
結果、トライアスロンのロング3,800メートルのスイムを泳ぎ切ることができるようになったのです(これまでに3度、完泳されています)。
最初は25メートルもまとも泳げず、白戸太朗さんの「200メートル泳げれば1,500メートルは泳げる」という言葉を信じ、トライアスロンにチャレンジしたということでした。
200メートル泳ぐのがやっとだったNさんが、3,800メートルを泳ぎ切ったあと、何が変わったのか。
昨日、私と話していた時に言っていたことは、「3,800メートルを泳ぎ切ったのはすごく達成感ありました。」
そのあとが興味深かったのは、
・レース後、次のスイムスクールの練習場に行ったとき、それまでと景色が違って見えたんです
ということだったのです。
これは私もとても共感するところなのですよね。
私も5年かけて初めてトライアスロンのオリンピックディスタンスを完走しました。
完走できたとき、よろこびは大きいもので、世界が変わるような達成感があったのです。
ただ、外側の世界はまったく変わっていません。
平凡な男性が51.5キロメートルを完走しただけですから。
しかし、私の内側から見える景色は、「完走前」と「完走後」とでは、まったく違ったものに見えました。
そのような気持ちになるのは人生で何度もありません。
そして、これこそが、ゴールを達成した後に得られる「セルフイメージの向上」です。
新幹線のグリーン車にのる自分を許可できるか
セルフイメージに関する、以前の私の例です。
半年通ったビジネス講座で運良く成果が出た私は、仙台まで交流会に参加させていただけることとなりました。
移動は新幹線。
私の「やってみたいこと」の欲求には、
・新幹線のグリーン車にのって快適な移動を楽しむ
というリストがありました。
特急などのグリーン車には乗車したことがありましたが、新幹線のグリーン車はなかったのですね。
もちろん、自由席でも大丈夫なので普段は贅沢をしていません。(笑)
ただ、「新幹線のグリーン車を選択肢に入れられる自分になりたい」という気持があったのは確かです。
これまで、新幹線のグリーン車に乗ったことはありませんでした。
往路の新幹線は平日だったので、受付の方から「プラス1,000円でグリーン車に乗ることができるますが、どうされますか?」という提案がありました。
このとき、私自身のセルフイメージが低かったり、やってみたいことリストに「新幹線のグリーン車にのって快適な移動を楽しむ」がなかったら、「いえいえ、私なんぞ自由席で大丈夫です」と答えていたと思います。
ただ、プラス1,000円でやりたいことが叶うなら安いものだと思いました。
それで、グリーン車を選択したのですね。
そのようにして、「新幹線のグリーン車にのって快適な移動を楽しむ」が実現しました。
小さな「やりたいこと」ですが、こういったを小さいけれども確かな幸せ」は、人生を潤わせてくれるものなのです(少なくとも私には)。
もしもこれが自慢話のように聞こえてしまったら本意ではないのですが、これは「お金がある・お金がない」ということではない、ということをお伝えしたいです。
1,000円であれば、このブログを読まれる方なら簡単に出せる金額ですよね。(^_^)
でも、「新幹線のグリーン車に乗っている自分を許可」できるセルフイメージを持っていなかったら、この1,000円さえためらってしまうものなのです。
金額の大小ではないということですね。
夢を叶えられるセルフイメージを築きあげる
セルフイメージというのは、個人に限定されるわけでもありません。
たとえば、我が家の家族4人で移動するとします。
娘が小学生なので都内の都バスで移動するとしたら、730円(=大人210円×3、子ども100円×1)です。
リーズナブルですから、当然のようにバスで移動することを選択しています。
それが、私たち家族のセルフイメージに合っているからです。
しかし、バスを待つ時間や移動中の快適さを考えれば、タクシーを使うという選択肢もあるはずですよね。
それなのに、日常的に私たちはタクシーを使うことがほとんどないので、「家族で移動するときはバス」というセルフイメージになっているわけです。
でも、近場だったら、値段にしてみれば大した違いはありません。
それでも、私が「タクシーに乗るのは贅沢だ」という思い込みがあると、タクシーを使うことを無意識のうちに避けてしまうのです。
今はタクシーの初乗りは410円。
そう考えると、タクシーのほうが経済的かつ快適だということとなります。
バスで移動している我が家は最適解を選んでいない可能性が高まるのですね。
それなのに、バスでの移動から抜け出せない。
理由は、
・我が家はお金がかからないように公共のバスを使う
というセルフイメージが定着してしまっているからです。
それくらい、セルフイメージというのは行動に影響もたらすわけですね。
これが、私の新幹線のグリーン車と同じ原理です。
・新幹線のグリーン車のお金を出せるか出せないか?
・タクシーで移動することを選択するかしないか?
という選択でさえないのです。
それは全部イメージの問題なのですね。
これを経済力の問題にすり替えてしまうと問題は深刻になりますし、その分複雑になって解決が難しくなります。
無意識のうちに自分の「影響の輪」の外側の責任にして、問題をすり替えてしまっているからです。
ですから、大事なのは、
・あなたは自分の望みを叶えるのにふさわしい自分である
というセルフイメージを持つことです。
・グリーン車にのる自分を許可する
・タクシーに乗る自分を許可する
それと同じように、目標を達成するにふさわしい自分を意識していきましょう。
まずそこにイメージを持ち上げていき、自分自身が「目標を叶えられるに足り得る自分である」という許可を出すことが先決なのです。
もしも、あなたの夢が叶いづらいとしたら、そもそものセルフイメージの設定がうまくいっていない可能性があるかもしれません。
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■編集後記
午前中にコーチングセッションを2件。
午後は、大阪から東京のセミナーに参加していた一級建築士の友人から、「せっかくなので、
一緒にトレーニングしませんか?」という誘いがあったので、待ち合わせして一緒にスイムトレーニングへ。
私は1,000メートルを目指して泳ぎました。
「あー、終わった!」と泳ぎ終わったところで、友人から「伊藤さん、こうすればもっと速くなりますよ」と言われ、さらに50メートルを追加。。。(笑)
終了後、HUBで一緒にビールを飲みながら近況報告。
お互いの人生ののびしろを信じて、エールを送り合いました。(^_^)
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