先日、コーチングセッションを受けているときに「エンプティ・チェア」というワークをおこないました。
シンプルかつ短時間なのに効果が大きいのです。
いま、悩みや葛藤を抱えている方におすすめの手法です。
「どれが正解なのか?」という迷いや葛藤
今のあなたは「悩み」や「葛藤」があるでしょうか?
私はあります、常に。
生きていると、悩みや葛藤を切り離すことはできません。
そんなとき思うことがあります。
「どれを選ぶのが正解なんだろう?」と。
もしも、未来の私から見たら、現在の私の悩みや葛藤はどんな風に見えるのでしょうか。
おそらく、忘れてしまっているでしょう。
私たちは、1年前にどんなことで悩んでいたのかも忘れてしまっているのですから。
でも、だからこそ正解を探したくもなります。
未来から見ればいろいろとわかることがあるはずですよね。
では、どうすれば「未来」から「現在」の悩みや葛藤を扱えるのでしょうか?
答えは、
・「理想のハッピーエンドを迎えた自分」にアドバイスをもらう
ということです。
ハッピーエンドをすでに迎えている自分。
その自分は理想の人生を生きた自分です。
その自分からアドバイスやメッセージをもらえれば、進む道がわかりますよね。
それが人生の正解のようなものでもあるからです。
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7つのステップでできる「エンプティ・チェア」
「理想のハッピーエンドを迎えた自分」からアドバイスやメッセージをもらえばいい。
確かに、その理屈は少しわかります。
とはいえ、「理想のハッピーエンドを迎えた自分」はまだ現実には存在していません。
どうすればいいのでしょうか。
これをイメージしやすくする方法があるのです。
その方法とは「エンプティ・チェア」という手法。
エンプティ・チェアは心理学で活用されています。
その手法で「理想のハッピーエンドを迎えた自分」をイメージしてみましょう。
やり方はシンプルです。
以下にステップをご紹介しますね。
ステップは5つです。
ステップ2:椅子を向かい合わせに配置する
ステップ3:(1)現在の椅子に座る
ステップ4:(1)現在の椅子から(2)未来の椅子に移動する
ステップ5:(2)未来の椅子に座り、未来の自分を感じる
ステップ6:(2)未来の椅子を感じながら(1)現在の椅子にメッセージを送る
ステップ7:(1)現在の椅子に戻り、メッセージを受け取る
ステップ1:椅子を2つ用意する
今回は、椅子を2つ用意します。
それぞれに、
(1)現在の椅子
(2)未来の椅子
という役割を与えます。
今回は向かって右側を「(1)現在の椅子」。
左側を「(2)未来の椅子」にします。
ステップ2:椅子を向かい合わせに配置する
2つの椅子は向かい合わせにします。
椅子同士の間隔は近すぎず遠すぎず。
3〜5歩くらい離すくらいがいいと思います。
ステップ3:(1)現在の椅子に座る
まず、
(1)現在の椅子
のほうに座ります。
目を閉じて、ゆっくり深呼吸をしてみましょう。
そうして、現在の自分を感じます。
悩みや葛藤を抱えているあなた自身のままでOKです。
ステップ4:(1)現在の椅子から(2)未来の椅子に移動する
現在の自分を感じることができたら、目を開けます。
そうしたら、ゆっくり立ち上がって「(2)未来の椅子」向かってゆっくり進んでいきましょう。
このとき、1歩ずつの間隔を決めておくといいです。
たとえば、いま40歳で80歳の自分に会いにいくとしたら、1歩を10年分にして4歩分を歩く。
そのようなイメージです。
ステップ5:(2)未来の椅子に座り、未来の自分を感じる
そうしたら「(2)未来の椅子」に座ります。
このとき、未来の理想の自分になるつもりで座りましょう。
そうしたら目を閉じて、理想の人生を歩んできた自分を感じてみます。
何が見えるか?
何が聞こえるか?
体は何を感じているのか?
そんなことをイメージしてみましょう。
ステップ6:(2)未来の椅子を感じながら(1)現在の椅子にメッセージを送る
理想の自分を味わったら、目を開けます。
そうして「(1)現在の椅子」に座っていた先ほどまでの自分を見ましょう。
そうしたら、「(2)未来の椅子」にいる自分から、「(1)現在の椅子」に座っていた自分に向けてメッセージを送ります。
もし可能だったら、本当に声に出してみるのがおすすめです。
ここにはロジックはありません。
感じたままを、率直に言葉にしてみましょう。
ステップ7:(1)現在の椅子に戻り、メッセージを受け取る
最後は、もう一度「(1)現在の椅子」に戻ります。
そうしてあらためて座ったら、先ほどの「(2)未来の椅子」にいる自分からのメッセージを受け取ります。
味わってみる感覚で。
以上が、「エンプティ・チェア」のやり方です。
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「理想のハッピーエンドを迎えた自分」からメッセージを受け取ろう
エンプティ・チェアは、シンプルですよね。
自分の立場を変えるだけですから。
でも、人間というのはすばらしい能力を持っているもので、立場を変えるだけで視点や感じ方も変わるのです。
ほんの少しの距離を離す。
そしてイメージを感じるだけでいいのです。
その効果を生み出すためのわかりやすい手法がエンプティ・チェアというだけなのです。
エンプティ・チェアの応用として時間軸を変えることもできます。
じつは私が最近取り組んだときは、コーチングセッションを受けているときでした。
イメージした未来の自分は2020年12月31日。
およそ半年後ですね。
今は複業でやりたいことがあふれてしまい取捨選択に迷っていたのです。
そのとき、コーチからエンプティ・チェアを提案されました。
もちろん、手法としては知っていましたので「あっ、それはいいな」と。
ただ、ちょっと近未来すぎるかなと感じたのですが、それは杞憂でした。
実際に移動して椅子の位置を変えてみると、自分でも驚くくらいに言葉が浮かんできました。
半年後、とても充実している私自身からのメッセージです。
雰囲気は、こんな感じでした。
“なんで、やりたいとおもったことをやらないの?
「やりたいと思ったことは自分にとっての仮説。検証できるのは自分しかいない」って、いつもクライアントさんに伝えているよね?
それを自分がやらないのはなぜ?
「人生は壮大な実験」じゃないの?
何を恐れているのか?
走りながら考えようよ。
「やった後悔より、やらなかった後悔」でしょ?
思い出してみてよ。
ブログだって、メルマガだって、セミナー開催だって。
本を書くときだって、始めてフルマラソンを走ったときだって、トライアスロンのレースに出るときだって。
今みたいな気持ちじゃなかった?
だから、大丈夫。
きっとすべてはうまくいく。
たしかに、意志も弱くて克己心のかけらもない自分のことはあまり信じられないかもしれない。(笑)
でも、周りの人たちを信じようよ。
貢献できることをやってみようよ。
そう、いつも自問しているよね?
「本当はどうしたい?」って。
今はその気持ちに答えるときじゃない?
一歩、勇気を持って踏み出してみればいい。
少し先の未来から応援してるよ。
だから、大丈夫。
きっとすべてはうまくいく。”
正直にお伝えしましょう。
上記のようなメッセージを自分で受け取ってみて、自分で感動しました。(笑)
ですから、構想にあるプロジェクトをやってみようと考えています(スタートは10月になると思いますので、準備していきます)。
何しろ、すでに理想を実現した未来の自分からメッセージを受け取っているわけです。
未来にたどりつくまで、いろいろとあったかもしれません。
でも、大丈夫だった自分からの言葉ですから。
信じてみよう。
そんな気持ちになるのです。
さて、あなたはどうでしょうか。
悩みや葛藤がある方は取り組んでみましょう。
これは読んでいるだけだと伝わりません。
簡単なのでぜひ。
「理想のハッピーエンドを迎えた自分」から受け取るメッセージはパワフルです。
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