日記を書き続ける行為には、継続のための「深み」のようなものがあると感じています。
その理由を記事にまとめてみました。
日記を書いてもうすぐ丸2年
日記を書く習慣。
私は10年日記を書いています。
昨年の1月に始めました。
まもなく丸2年を迎えます。
その日の日記を書くときに、1年前の日記を読み返します。
すると、おもしろいことに気づきます。
たとえば、
・なぜか同じ日に息子が帰省する
・1年前と同じ時期に体調が悪くなっている
・たまたま同じ日に同じ方とコーチングセッションをしている
など。
不思議なこともあれば、自分のバイオリズムのようなことを感じたりします。
それが興味深いんですよね。
連用日記にハマる人の気持ちがわかりました。
そのため、お客さまや友人たちにもおすすめしています。
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日記は「習慣化のエッセンスが詰まっている」と考える3つの理由
ここ最近で感じているのは、
・日記を書く習慣は、習慣化のエッセンスが詰まっている
ということです。
その理由を3つあげてみました。
1:有言実行の自分をつくれるから
1つ目の理由は、
・有言実行の自分をつくれるから
です。
有言実行の自分。
これは習慣化でとても重要ですね。
なぜなら、誰も見ていなくても、日記を書くからです。
1日に、ほんの2〜3行の日記を書く。
時間は3分くらいです。
それでも、ときには「スルーしちゃおうかな」という気分にもなるんです。
でも、そこで「いやいや、自分で決めたんだから」と書く。
翌日になったとしても、日記を書く。
うっかり忘れていても、思い出して日記を書く。
こうして1年365日分。
まもなく、730日分。
少なくとも「自分との約束を守った」という記録が残っています。
習慣化は、シンプルに言えば、
・自分で決めたルール通りに行動すること
ですよね。
それは、
・短期的
・単発的
・雰囲気
でやるのではありません。
・中長期的
・継続的
・規律
で取り組むものです。
これこそ、日記を書く習慣そのものなんですよね。
1日だけ日記を書くことは、誰にでもできます。
ただ、10年日記を書き続けている人は、それほど多くはない印象です。
有言実行の自分をつくるのは、実に難易度が高いことなんですよね。
日記を書くことを、その筋力を鍛えてくれます。
2:即効性がないことを続ける自分をつくれるから
2つ目の理由は、
・即効性がないことを続ける自分をつくれるから
です。
習慣と相性が良くない要素があります。
それは、
・即効性
です。
私たちは、実行したら、すぐに結果が欲しい生き物です。
何かをしたら、何かがすぐに返ってくる。
そんな刺激が大好きなんです。
ですから、電車の中でスマホゲームに熱中する人が増えるんですね。
即効性があります
一方、日記を1日だけ日記を書いたからといって、翌日に人生が変わるわけではありません。
むしろ、世界は何も変わっていません。
「このまま日記を書き続けても、何も変わらないんじゃないか?」
「日記を書く時間を、ほかの活動に変えたほうがいいんじゃないか?」
そんな問いが浮かんできます。
それでも、貴重な時間を日記を書くことに費やす。
そのうちに、「日記を書いていて良かった!」と効果を感じることもあるんです。
ただ、そこまで耐えられるかどうか。
そこで、即効性を見るのではなく、遅効性の将来を見られる人が習慣を継続できる人です。
日記は、間違いなく遅効性の習慣。
連用日記なんて2年続けてきて、ようやく面白さがわかってきたところです。(笑)
3:ほかの人からの評価を手放す自分をつくれるから
3つ目は
・ほかの人からの評価を手放す自分をつくれるから
です。
日記を書いているからといって、誰かに評価されることはありません。
日記を書かなくても、誰にも怒られません。
(「なんでブログを書かないのか?」と問われることはあるかもしれませんが)
それでも、日記を書くわけです。
淡々と。
私たちは、生きているだけで何かしらの評価にさらされています。
ですから、ほかの人からの依頼に応えます。
すると、
・やるべきこと
・やらなければならないこと
が増えていきます。
それらに対応しているだけで、日々は過ぎていきます。
ある程度の達成感も味わえます。
もちろん、悪いことではありません。
ただし、何も考えずに、ずっと誰かの要求に応え続けていたら、どうなるのでしょうか。
実現するのは、依頼してきたほかの誰かの目標です。
私たち自身の目標は、叶わないかもしれないのです。
仮に、1日に200通ほど、会社のメールを高速で返信する。
だからといって、私たちの目標は実現されないよな、と思うわけです。
じゃあ、何をすればいいのか。
自分は、どんな価値観を追求したいのか。
日記を書いていると、そんなことを考えるんですね。
毎日ではなくとも、自分の価値観と向き合えるんです。
自分は、何が好きなのか。
自分は、何が嫌いなのか。
なぜ、そのできごとに意義を感じるのか。
なぜ、そのできごとに不快になるのか。
そんなことを考えるきっかけにもなるんです。
そのためには、日々の活動の中から抽象化していくことが大事になってきますから。
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日記の中には「自分の真実」がある
以上が、
・日記を書く習慣には習慣化のエッセンスが詰まっている
と考える3つの理由です。
日記ぶは、どんでん返しのドラマを書くことは(まず)ありません。
ありきたりの何も起きない日常を書きつづるだけです。
「おもしろみがない」
そう言われたら、「そうですよね」と言うしかないです。(笑)
ただ、自分が書いた日記の中には、「自分の真実」があります。
自分が行動したことですから、これ以上の「本当のこと」は無いわけです。
ですから、私たちが
・やりたいこと
・好きなこと
・価値観
のような「見えないけれど大切なもの」に気づくことができるんです。
そのような大切なものを見つけるためにも、
1:有言実行の自分をつくる
2:即効性がないことを続ける
3:ほかの人からの評価を手放す
という要素が必要だと考えています。
その意味で、日記は「習慣筋力」を鍛えるために、うってつけのツールなのです。
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■編集後記
昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。
夜は「良習慣塾」のセミナー準備でした。
前倒しで進んでいます。(^^)
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