いきなり「1日2時間のタスクをスケジュールに入れてください」と言われたら、あなたはどうしますか?
解決策は、時間の枠を広げて考えてみることだと思っています。
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「時間がなくてやりたいことができない」という罠
「やりたいと思っていることがあるけれど、時間がなくてできないんです・・・」
これは、私のコーチングセッションに持ち込まれるテーマで、ベスト3に入るテーマです。
私が、クライアントさんに「なぜ、時間が足りなくなるんですか?」と質問をすると、たいてい「大事だとは思っているんですが、なぜかモチベーションがあがらなくて・・・」と返ってきます。
そこで、クライアントさんの話を丁寧に聴いていきます。
すると、たいていの場合、クライアントさんの1日24時間は、なぜか、やりたいはずの「WANT」のタスクよりも、やらなければならない「MUST」のタスクが優先順位が高くなっているのです。
つまり、本来は優先順位が低いはずの「MUST」のタスクで、24時間がうまってしまっているのですね。
これをくり返してしまうと、12月になったときに「結局、今年も何も変わらなかった・・・」ということになってしまいます。
やりたいはずのタスクが進まないあせり
なぜ、このようなテーマの記事を書いているかというと、最近の私がこの罠にはまっていたからです。(^_^;)
今、個人的なプロジェクトを抱えています。
それはとても重要なタスク・・・のはずなのですが、毎日のルーティンタスクの段取りとのバランスに試行錯誤しており、まさにプロセスにいるのです。
それでも、「習慣化の学校」はスタートしますし、3月にはフルマラソンが迫ってきています。
結局、新しいタスクやイベントはどんどんやってくるわけです。
私の例でいえば、コーチングのクライアントさんから、新しいコンテンツでのセミナーの開催要望をいただいています。
自分でもやってみたいコンテンツで、昨年一度開催予定までたてましたが、延期してしまいました。。。
しかも、そのやりたいはずのWANTのタスクに着手しようと思っているのですが、つい先のばしにしてしまうのです。
頭では「やりたい」「やろう」と思っているのに、進みません。
大事なタスクのはずなのですが、1日のタスクがセミナーコンテンツ開発よりも優先されてしまい、24時間がうまってしまうわけです。
やりたいはずの「WANT」のタスクができない理由
これは、あなたのケースなら、運動がそれにあたるかもしれませんし、読書なのかもしれませんし、語学学習なのかもしれません。
本来は優先されるはずのタスクが、「一見、優先順位が高そうに見えるタスク」に埋もれてしまっているわけですね。
これは、私も含めてなのですが、多くの人がやらなければならない「MUST」のタスクのことを考えすぎている、ということでしょう。
しかし、やらなければならない「MUST」のタスクだけやっていても、夢の実現にはむすびつかないのではないでしょうか。
やはり、私たちは、やりたい「WANT」のタスクに取り組む時間が少なすぎるのです。
少ないから、先のばしにしてしまうのかもしれません。
そうして、ふと気づくと、取り組みやすいルーティンタスクに着手してしまい、「表面的にはやっている状態」をつくってしまう。
ですが、やりたい「WANT」のタスクに時間を投資していないので、もやもやがたまるのですよね、、、
私たちは、もっとやりたい「WANT」のタスクに時間を投資したほうがいいはずです。
やりたいことができないときは時間の枠を広げる
「やりたいことがある」という状態は、すばらしいことだと思います。
しかし、いくらやりたいことがあっても、それに取り組む時間がなければ、当然やりとげることはできません。
ただ、それは1日24時間の中で考えている場合が多いものです。
そのようなときは、1日24時間の中だけでやりきろうと思わずに、枠を広げて、1週間の中でやりたいことに取り組む時間をつくりましょう。
時間の枠を広げるのです。
いくら「習慣化が大事」だからといって、必ずしも毎日やることが習慣ではないはずです。
1週間に1回だけ取り組む習慣があっていいし、1ヶ月に1回だけおこなう習慣があってもいいと思うのです。
ですから、24時間の中で取り組めないときは、1週間のどこかで取り組めないか、カレンダーを眺めて考えてみましょう。
「時間が足りない」と思うなら、時間の枠を広げる。
そうすることで、1日の予定がつまっている人でも、時間を見つけることができるはずです。
もしも、「1週間が毎日、目まぐるしくまわっていて時間がない」という人は、時間の使い方が何か間違っているのかもしれません。
その場合は、やりたいことをもっと細かく分解してみることがおすすめです。
たとえば、1日の中で2時間の動画セミナーを捻出するのは難しいかもしれませんが、1日20分ずつ6日に分割してみることならできますよね。
やらなければならない「MUST」のタスクがあっても、工夫次第でやりたい「WANT」のタスクに取り組む時間は見つかるものです。
それを忘れないようにしましょう。
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■編集後記
昨日は、会社終わりでコーチングセッション。
ワークスタイルの選択肢を広げたあと、労力をかける部分をしぼりこむことを決断されました。
とにかくたくさんのタスクがあったので、将来につながらない活動を手放していただきました。
さっそくセッション後に行動にうつしていただき、その速攻ぶりに私も胸が熱くなりました。(^_^)
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