思考の習慣

「正解」よりも「実験」を選ぶと日常が変わる

投稿日:


こんにちは。
良習慣プロフェッショナルコーチの伊藤良です。

以前の私が重視していたものに、
・正解
・メリット
・タイパ
などがあります。
ただ、それらを重視しすぎると「見失うものがあるなぁ」とも感じています。
ときには、正しさよりも「どうなっちゃうんだろう?」という期待を追いかけていきましょう。




 

「正しくなければ行動したくない」という問題

「正しいことなら、行動にうつしたい」

これが、以前の私の行動基準でした。

ですから、
・やせるなら、このダイエット食品を買う
・ベストセラーだから、この本を買う
・メリットがありそうなら、この人とつき合う
みたいな感じです。
何か、嫌な感じですよね(笑)。

ただ、私の手持ちの時間やお金は限られている状態。
できるだけリスクを減らしたいと思うのが、私たちではないでしょうか。
だとすれば、できるだけデメリットが少ない選択をしていきたい。

ですから、
「正しいことなら、行動にうつしたい」
が行動基準になってしまっていたんですよね。

そのため、たとえば「タイパ」なんて言葉を聞いたりすると、「わかるなー」と感じるわけです。

でも、
・みんなが正しいと言っていること
・メリットが確実なこと
を重視しているだけだと、私の日常に変化がやってきませんでした。

なぜなら、正しさや確実性を求めると、
・ルーティンをこなす
・定例の予定を消化する
というのが、行動基準になるからです。

それらは、安定するための活動。
変化をつくる活動とは反対の行動なんですよね。

では、変化をつくっていくためには何が必要なのでしょうか。

 


 

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私の人生にやってきた「実験」という動詞

私の人生に変化が訪れてきたとき。
私の行動基準は、何が変わったのかふり返ってみました。

出てきたのは、
「実験する」
という動詞を取り入れたときだと気づいたのです。

日常に「実験」という要素が存在する。
それが、私の日常を少しずつ変えてくれたんですよね。

実験。
「トライする」とか、「試してみる」というニュアンスもあります。

思いついたアイデアが正しいのかどうかは、わかりません。
「やってみないと、結果が出ない」という状態ですよね。
アイデアは仮説です。
それを検証するために「実験」をするわけです。

ここで「タイパ」を重視するとどうなるか。
実験なんてできませんよね。
不確実性が高すぎますから。

それよりも「どこかに正解があるはず」と信じる。
そして、正解を探す。
そのほうが正しい行為のように思えます。

たとえば、映画を早送りして時短で鑑賞する。
結末を知ってから、映画を観る。
「なるほど、たしかに面白かった。あの人のレビューは正しかったんだな」という感じで。
安心ですよね。
期待を裏切られることは減ります。

学生時代の理科の実験を思い出します。
結果がわかっている実験。
教科書に載っている実験結果が正しいことを確認するために、理科室に行きましたよね。

タイパはいい。
期待通り。
安心もできます。

ただ、「想定外に面白かった!」という感動は生まれにくいのかもしれないな、とは思います。

 

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正しさを追求すると失うもの

こうして考えてみると、以前の私は、正しさを求めるばかりに失っていたものがあることに気づきます。

それは、
「期待」
です。

たとえば、自分でアイデアを思いつく。
それが正しいかどうかはわからない。

するとどうなるか。
実験せずに、やめるのです。
「自分が考えたことなんて、間違ってるんだろうな」と。
実際、間違った経験がたくさんあります……。

自分が思いついたアイデアより、すでに証明されていることや自分より権威がある人に従ったほうがいい結果が出る。
その可能性のほうが高いわけですから。

ただ、その代償として「もしかしたら、自分の考えは合っているかも?」という期待感。
それを失っていたわけです。

当時よりは、今の私のほうが実験の機会が増えました。
具体的には、
・本で学んだことを試してみる
・日記を書きながら気づいたアイデアを実験してみる
・完走できるかどうかわからないレースにトライしてみる
ということですね。

期待とは違う結果になることも多いです。
トライアスロンのレースなんて、6年間も完走できなかったわけですから……。

それでも、実験の精神を忘れると、過去と同じことのくり返しが始まります。
すると、停滞が始まり、スランプに陥るんですよね。

そうならないために取り組んでいるのが、
・1週間のふり返りの習慣
・1週間の計画を考える習慣
・10年日記を書く習慣
などです。

それらに取り組むと「次はこうしてみたらどうだろう?」と考えます。
「うまくいっている人はどうしているのかな?」を気にすることも多いです。
それが、次の実験につながるわけです。
実際、活躍している人たちは、たくさん実験しているものなんですよね。

さて、あなたの1週間に「実験」という動詞はどれくらい登場しているでしょうか。
もし、実験の頻度が低いようだったら、問いをつくりましょう。
「今週はどんな実験ができるかな?」と。

期待通りなら、あなたの仮説が正しかったことが証明されます。
期待と違ったら、また次の実験の始まりです。
実験を楽しみましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、夜にスタバへ。
『最高の年末年始』プロジェクト向けの新年セミナーの準備でした。

最近、セミナーが「詰め込みすぎ」傾向にあるので、、、
注意しながら準備しました。(^^;)


 


 

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