正しい(と思われる)方向性でがんばっていても、成果が出ないときはあるものです。
そのようなときは、あえて数値にあらわれない影響の部分にフォーカスしましょう。
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ブログ読者(友人たち)の興味深い2つの反応
先日、私のブログの読者の方(というか友人)で、興味深い反応がありました。
最初のおひとりの友人Aさんは、「あっ、そういえば、最近忙しくて伊藤さんのブログ読んでないんですよね〜。(笑)」という方。
けっこう頻繁に会っているのに・・・。(笑)
もうおひとりの友人Bさんは、めったに会わず、1年に1回会えれば良いほうです。
そのBさんと久しぶりにお会いしたときに、
・メルマガを創刊から読んでいて、読者として何か「ことを起こさないと」と思って、今年中に複業にチャレンジしてみます!
とか、
・最近、ブログの書き方にこれまでと違った変化を加えていますよね?
とか、
・あの記事、とてもおもしろくて「○○」というフレーズ、今でもよく思い出すんです。
などというフィードバックをくれたのです。
友人たちの2つの反応の違いは、私にとって、とても興味深いものだったのですよね。
私たち人間は、感情が動くときに行動を起こします。
しかし、知識を学んだだけでは動きません。
同じように、理屈を学んだだけでは動けません。
それは、人気メルマガ「平成進化論」の鮒谷周史さんから学びましたが、
・「感動」という言葉はあっても、「知動」や「理動」という言葉は存在しない
ということだからです。
「いいね!」の数よりインパクトがあるものとは?
ブログやメルマガを書き続けていて思うのは、友人Bさんのように、
・読んでくれたからこそ、生まれてきた成果にどのようなものがあるのか?
ということが大事なのだと感じたのです。
ただ、
・読んでくれた人がアクションを起こしたか?
・読んでくれた人に気づきや刺激が与えられたか?
・読んでくれた人の感情にゆらぎを起こせたか?
といったものは、数値化できないし、目には見えません。
しかし、ここを大事にしたいと思うのです。
数字というのは、ある意味でとても客観的であり、事実を表現するのに非常に優れたツールです。
ただ、その一方で、本当の意味でのインパクトや影響をはかることには限界があるのも確かでしょう。
たとえば、ブログのアクセス数がありますよね。
もちろん、多ければ多いほどたくさんの人に読まれる人気ブログのバロメーターです。
それでも、ブログの記事を読んだだけで終わった人もいれば、さらっと読み流している人もいるわけです。
かと思えば、直接読みにいったブログ記事ではなくても、友人のブロガーが貼ってくれたリンクをたどってきてくれた読者が、私の記事を読んで行動を起こすこともあるわけです。
そのように考えると、厳密にたどっていけば影響力をはかることができるのかもしれません。
でも、最終的には人間の感情が間に入る限り、本当に行動に結びついたのかどうかをカウントするのは簡単ではないでしょう。
1,000以上の「いいね!」をもらう目的とビジョンの間にあるもの
私のコーチの友人に、Facebookで1,000以上の「いいね!」がついた方がいます。
すごいことですよね。
これは、わかりやすい目に見える価値かもしれません。
しかし、友人コーチのメルマガに書いてありましたが、その「いいね!」は、彼の本当の課題を見失っていた1,000の「いいね!」だったということです。
それだけの時間と労力は、決して無駄ではなかったにしろ、ビジョン実現という意味では理にかなっていなかったということでした。
私もSNSの数に一喜一憂していた時期があるので、非常に共感しました。(笑)
でも、本当に大事なのは、
・あの記事を読んで、思わず行動してしまいました
という目の前の1人からのフィードバックのほうだと思うのですね。
仮に1日に200人しか読まれなかったとしても、その中の10人が行動を起こして、何らかの良い変化をつくるきっかけになったとしたら、それはとてもすばらしいことなのではないでしょうか。
これは、ブログのアクセス数だけでなく、クライアントの数や、メルマガの読者数などにも言えることかもしれませんね。
ブログと料理に通じるプロセスの裏側にあるもの
私はよく「ブログを書くことは、料理をつくることに似ている」というたとえを使います。
その理由に1つに、この「見えない部分のがんばり」にも共通するように思うのです。
私たちがレストランに外食に行ったとします。
食べたいものをオーダーすれば、あとは待つだけでお料理が出てきますよね。
待っている間は、10〜15分程度でしょうか。
いよいよお料理の提供。
見た目は美しく、おいしそうです。
オーダーした私たちは、あとはそれを食べるだけです。
しかし、その1つの料理ができあがるまでには、じつに多くのプロセスがあることを忘れてしまいがちです。
・料理をつくる人の知識・スキル・ツール
・食材をつくる人たちの労働量
・レストランができるまでの建築費や時間
など、普段はあまり考えないレベルの労力がかかっているのですよね。
この部分こそ、目に見えないものです。
数字にはなりませんので。
だからこそ、つくり手にならないと苦労を理解するのは難しいもの。
ブログも同じ。
この記事も、読めば3分で読了です。
それでも、書き手の私は、
・どのようなネタでブログを書くかを考える
・どうすれば読者のお役に立てる視点を提供できるか構成を練る
・執筆の時間をとって45〜60分くらいかけて書く
といったような表には出てこないプロセスがあります。
そのような見えないプロセスを感じ取ることができるようになると、師匠のブログがどれだけすごいかわかりますし、濃い記事には感嘆するほどです。
もちろん、自分が書いたり、料理をしていれば(私は料理はほとんどできませんが・汗)、読後感や料理を味わうレベルも1段階も2段階も深くなります。
私たちはどうしても見た目で判断をしてしまいがちですよね。
「目に見えないもの」を大事にしていこう
うまくいっている人をみると、「あの人はすごいよね」「あの人だからうまくいったんだよね」というように捉えてしまいませんか?(^_^;)
たいていの人がそのような受け取るからこそ、目に見えない部分の積み重ねを大事にしていきたいものだと思うのです。
コーチングセッションでも、コーチはクライアントの言葉を聴いているように見えて、心の声や声のトーンを感じていたりするもの。
それは、目に見えない部分に大事なものが隠れていることを知っているからです。
また、クライアントさんの本音を聴いたり、思い込みを違った視点からフィードバックをすることが、コーチがコーチングフィーをいただく価値でもあるのですね。
さて、あなたががんばっていても、それが表面に出てこないことがあるかもしれません。
でも、必ず見てくれている人は必ずいます。
ですから、あきらめないで欲しいのです。
見えない部分の積み重ねこそ大事だと捉えて、自分が目指す影響に焦点をあてていくようにしましょう。
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■編集後記
昨日は、コーチング練習会に参加。
参加して3ヶ月目。
ようやくメンバーの一員になじんできたような感じが少しだけ出てきました。(^_^)
もちろん、コーチングの引き出しも増えてきています。
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