良習慣の習慣

習慣形成は「1度に1つ」にしぼったほうがいい理由

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なぜ、習慣形成は同時にたくさんやってはいけないのか。
あらためて考えてみました。




 

習慣に投下できるエネルギーは有限

「習慣は1度に1つにしぼる」
習慣形成の原則です。

もちろん、「そんなこと言わずに、一度に3つくらいの習慣に取り組みたい」という気持ちはわかります。

たとえば、以前の私は、
・早起き
・ランニング
・英語学習
を一度にやろうとしたんですよね(基本的に欲張りなので……)。

そのほうが変化がわかりやすいです。
「いろいろとやってるぜ感」も味わえますし。

ただ、この状態では取り組むエネルギーが分散されます。

なぜなら、
・エネルギーは有限だから
です。

資源が100あるとしたら、それを増やすことはできません。

私たちができることは1つ。

それは、
・「配分」することしかできない
のです。

時間と同じですね。

 


 

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私たちができるのは「配分」だけ

まだ定着していない習慣。
1つ取り組むだけでも、それほど簡単じゃありませんよね。

ダイエットや片づけに困っている人が、これだけあふれているわけですから。

それなのに3つの習慣に取り組もうとすると、エネルギー配分が
・早起き:34
・運動:33
・片づけ:33
みたいな内訳になるわけです。

ちょっと混乱します。

このときの混乱のイメージは、私たちが「笑いながら、泣きながら、怒る」みたいな感覚です。
けっこう大変ですよね。(笑)

それよりは、エネルギー配分を、まずは
・早起き:100
・運動:0
・片づけ:0
にしておく。

そのほうが早起きがうまくいく確率は高まります。
「笑うときは笑う」という感じですから。

運動と片づけをやらないわけでは無いんです。
早起きがうまくいったら、配分を変えて、
・早起き:5
・運動:95
・片づけ:0
にすればいいのです。

さらに、早起きとランニングができるようになったら、
・早起き:5
・運動:5
・片づけ:90
にすればいいですよね。

エネルギー配分という観点から言えば、
「習慣形成は、1度に1つにしぼる」
ほうが成功確率があがるのです。

3人の友人と同時並行でつき合うより、1人ずつじっくりつき合うほうが相手のことがわかるのと一緒です。

 

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一定期間内はコミットしよう

なぜ、「1度に1つ」の原則が有効なのか。
最近あらためてわかりました。

それは、個人的な「100日100捨てプロジェクト」に取り組んでいるためです。

1つにしぼるメリットをシンプルに言うと、
・ふり返りと改善を考えやすい
ということです。

たとえば、日記を書くときに片づけを中心にふり返る。
すると、
・片づけができたか
・片づけができなかったか
だけを考えればOKなんですよね。

ターゲット習慣が、はっきりしているんです。

一方、ターゲットが3つもあったら、「早起きと運動はできたけど、片づけはできなかった」みたいなふり返りになりますよね。

すると、ターゲットがぼやけます。
そのため、何を改善すればいいのかがあいまいになってしまうんです。

結果として、前進したのか、停滞しているのか、それとも後退してしまったのか。
そこがわかりづらいわけです。

はっきりさせるためにも「習慣形成は、1度に1つにしぼる」と、
・この期間は、この習慣にしぼる
というコミットが強くなります。

そうしないと、
「あれもやらなきゃ」
「これもやらなきゃ」
「それなのに未完了だった、、、」
となりがちです。

私自身、何度もこの状態にはまっています……。

それを「1度に1つ」にすることで、
・この習慣をターゲットにして1週間や1ヶ月をすごす
ことができます。

すると、日記を書いていて「あっ、今日は片づけしてないな」と気づけば、その勢いで5分だけ片づけることもできます。

これが3つになると、「今から15分をとるのは大変だな……」という気持ちになって、負担に感じます。
すると「今日はいいか……」となり、結局やらないわけです。

それなら、1つにしぼって「ゼロにしない」という発想で続ける。
「あれもこれも」と欲張ってゼロになるより、1つの習慣に5分取り組んで「ゼロにしない」ほうが生産的なんです。

1つにしぼれていれば、多少のアップダウンはあっても確実に前進ができるはずです。
前進の状況も確認しやすいでしょう。

「進んでいる」という感覚こそ、習慣形成にはとても重要なので。
ぜひ、ターゲット習慣をしぼっていきましょう。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時の『習慣化オンラインサロン』朝活からスタート。

日中に、昨日に引き続き習慣化チームのミーティング。
あらためて「もし自分がお客さまの立場だったら」という観点から議論しました。(^^)


 


 

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・100kmウルトラマラソンランナー
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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

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