「緊急ではないけれど重要なこと」である、いわゆる「第2領域」は重要です。
しかし、「第2領域=OK」で、「第4領域=NG」という考えだけではきつくなることも感じています。
ときには、あえて「第4領域」をすごしてみることも良いものです。
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人生に「第4領域」は不要なのか?
はじめてお会いした方に私の活動を話していると、わりに「ストイックですね。いつ休んでいるんですか?」といったニュアンスのようなことを聞かれることがあります。
勘違いも甚だしいののですが、、、私はまったくストイックではありません(私の妻に聞いていただければわかりますが・・・笑)。
確かに、以前の私は、「ぼんやりしてはいけない。何か少しでも生産的なことをしないと!」と思い込んでいました。
実際に私は、
・とくに観たい番組ではないけれど、テレビをなんとなく観てしまう
・ちょっと調べ物をしようと思ったら、いつの間にかネットサーフィンをしてしまう
・スマホをずっといじってしまう
・深酒してしまう
といったことにはまってしまうこともあり、罪悪感を覚えていました。
「緊急ではないし、重要でもないこと」と言われる「第4領域」に時間を使うことは、はっきり言って「悪いこと」だととらえていたのです。
しかし、最近になって、「緊急かつ重要なことばかりをやり続けるのはヘビーだな・・・」と思うようになってきています。
あまりに生産性を高めすぎようとすると、心も体も疲れてくるものです。
私のたち人間は、バランスをとろうとしますから、そのような状態になると、頭や体が「ちょっと休みたいんだけど。」というサインを送ってきています。
そのときは、無理せずに休んだほうが良いはずです。
あえて「ぼんやり」をつくる3つの方法
ぼんやりしたいとき、私がおすすめする方法を3つご紹介します。
(1)瞑想する
正しい瞑想をする必要はありません。
目を閉じて、呼吸に集中するだけのカジュアルな瞑想です。
いろいろな思考がよぎってきますが、「そう考えてるんだな。」くらいに受け止めておきます。
私は午前中に重要で集中力が必要な仕事をすることが多いので、ランチタイムのあとに5分程度やるだけですっきりします。
(2)体を軽く動かす
こちらも散歩やウォーキングほどのものでなくて大丈夫です。
・手首や足首をまわる
・肩や肩甲骨を軽くストレッチする
・5分だけ片づける
・バランスボールにのる
・スイムのクロールの素振りをする
といったような、ちょっとしたことで良いのです。
私も帰宅後はかなりだらけるので(笑)、良い気分転換になります。
(3)頭の中の考えを書き出す
「ゼロ秒思考」でとりかかるのも良いです。
ただ、それだとテーマを考える必要がありますので、少し負担かもしれませんね。
そのようなときは、本当に話すがごとくに、思考を言語化するのです。
たとえば、
「あのメールを返信してなかったな。。。どんな内容にしようかな?あんまり長く書くと相手に失礼だし。でも、軽い内容でもないしなー。あっ、そういえば、別のプロジェクトもスタートしないと、、、」
みたいな感じです。
ポイントはきれいに書こうとしたりしないで、思いっきりダラダラと書くこと(笑)。
ロジカルとか、フレームワークなどは遠くに置いておきましょう。
意図して力を抜いていこう
1日の中で、人間が集中できる時間はそれほど多くないというのが私の実感です。
ですから、ぼーっとする時間があったほうが良いと思っていますし、必要であるとも考えています。
実際、そのような時間をじょうずに持てるようになると、1日にメリハリがつきます。
結果として、充実感を味わうことができるのです。
大事なことは、「意図して力を抜く」「目的を持ってぼんやりすること」です。
流されるように休んでしまうと、ない崩し的に時間がすぎさっていってしまうので注意が必要です(そのバランスが難しいもの確かなのですが・・・)。
戦略的に、「ぼんやりする時間」をつくりましょう。
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■編集後記
昨日は、娘が急きょ妻の両親のもとに泊まることとなりました。
せっかくの時間なので、妻と2人で外で夕食をとりました。
「忙中閑あり」ではありませんが、たまにはこういう時間は必要なものですよね。
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