時間の習慣

自分は誰かの役に立っているのか疑問を感じたら。「二人称の時間」や「三人称の時間」があるのかチェックしてみよう。

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私たちは「役に立っている」と思えていることがとても大事です。

そのためにも、「一人称の時間」だけでなく、「二人称の時間」を意識しています。

 

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「自分のことをわってもらえない」のはつらい

私たちは、「相手にわかって欲しい」と思いすぎると、ストレスやイライラを感じるものです。

・奥さんが自分を認めてくれない

・上司が自分のことをわかってくれない

・友人から応援してもらえない

など、人間関係の多くの悩みが「自分のことをわってもらえない」ということに起因していることが多いのですね。

あなたも、そう感じたことがあるかもしれません。

「自分のことをわってもらえない」。

そう考えただけで(書いただけで)さみしい気持になりますね(笑)。

実際、人間関係でコミュニケーションがよくなるのは「7つの習慣」にもあるように、「理解してから理解される(まず理解に徹し、そして理解される)」ことが重要。

「相手を理解しよう」というスタンスで話を聴けば聴くほど、「相手を感じられる」ような感覚が身につくものです。

私もコーチとしてクライアントさんに接していて、「相手を理解する」と言えるかどうかはわかりませんが、「こういう世界の中で生きているんだろうな」というイメージを共有することはできるようになってきました。

コーチングに600時間以上投資してきた甲斐があります。

そのときに感じるのは、「自分が聴く」という、いわば「一人称の時間」から、いつの間にか「自分が相手を感じる」というように、「二人称の時間」になっている、ということです。

 

「一人称の時間」から「二人称の時間」へ変えていく

「一人称の時間」と「二人称の時間」。

この時間のバランスが逆転していくと、人生がどんどん豊かになっていく感覚があります。

たとえば、あなたに1日の可処分時間が2時間あるとします。

そのとき、読書に1時間、ランニングに1時間を投資したとします。

この時間、とてもいい自己投資の時間です。

ただ、この2時間だと、2時間すべて「一人称の時間」なのですね。

「私だけの時間」で、インプットの時間とも言いかえられるかもしれません。

自分を磨くための時間はとても大事なのですが、ほかの人への貢献度という視点からみると、ほとんど貢献できていないでしょう。

もちろん、自己投資をスタートしたばかりの時期やアウトプットするものが何もない時期は、この「一人称の時間」のステージは必要なのです。

大事なのは、次の「二人称の時間」。

アウトプットをして貢献していくステージです。

マンツーマンのコーチングのように、「あなたのために」「相手のために」時間を投資するステージに行くこと。

時間が、「あなたと私」になる、ということですね。

インプットだけの時間を抜け出して、ここに踏み切れるかどうか。

この分岐点が重要です。

先日、「習慣化の学校」でパーソナルトレーナーを目指す友人は、自ら手をあげて、メンバーに「運動に関する自分の知見を活用してもらえたら嬉しいです」と宣言しました。

さっそく、メンバーから質問が入り、的確に答えていたのです。

そのプロセスでは、回答をアウトプットするために本を読んだり、自分なりに答えをまとめたり、アウトプットする文章を書くことに時間を投資しているはずです。

この場合、おそらく可処分時間の2時間のうち、30分から1時間くらいは「二人称の時間」に、リソースを投下しているはずです。

このステージの分岐こそ、幸福な人生に重要なことだと考えています。

なぜなら、この時間を増やしていけば、相手に感謝されます。

自分が伝えたことが価値貢献になれば、伝えたほうもうれしい。

相手が行動にうつしてくれて、成果を出していただければ、理想の「二人称の時間」になるわけです。

さらにその先として、ブログやメルマガなど、「点を面に」することができれば、「三人称の時間」。

広がれば大きな影響力を持つことができるようになるのですね。

 

自分のアウトプットで「三人称の時間」をつくっていこう

もしも私たちの人生に関わる人をカウントするとしたら、自分はどこまでいっても1人です。

でも、ほかの人は数え切れないほどいるはずです。

圧倒的に自分以外のたくさん人が関わっているのです。

ですから、いつまでもずっと「一人称の時間」だけでは、原則からはずれてしまいます。

ですから「二人称の時間」、さらには「三人称の時間」を増やしていくことをおすすめしたいです。

「私だけ」から「あなたと私」になり、「私たち」や「我々」という時間になるということですね。

そのためには、「周りにいる人に貢献できることは何だろう?」「友人や知人に役に立てることは何か?」と考えることが必要です。

そういうと、何か大きなことをやらなければならないと思う人が多いのですが、そんなことはなくて、小さなことで構いません。

たとえば、友人が仕事のことで悩んでいるのなら、聞き役に徹してみる。

メルマガを読んでいて「彼が必要そうな情報かもしれない」という情報があったら、メールを転送しておく(私はよくこれをやります)。

それだけでも、貢献したことになります。

自分が必死にアウトプットした情報が、本当に役立つかどうかは相手次第なのでわかりません。

でも、相手は「自分のことを気にかけていてくれてるんだな」と思ってくれるでしょう。

そのような小さなことの積み重ねで、いつしか人から応援してもらえるようになるものです。

ブログを書くことも大きな貢献のはずです。

私のブログの師匠は「ブログを毎日書くことで、誰かひとりの役に立つ可能性が高まる」という名言を残していましたが、まさにそういうことだと思うのです。

もしも、あなたの周囲にいる友人や尊敬する人が、あなたのことを自然に応援してくれるようになったとしたら、あなたの人生は間違いなく加速します。

そういう人を見てきました。

すると「一人称の時間」で3年くらいかかりそうなことが、たったの数日で実現してしまうこともあるのです(私も、このような恩恵を受けてきていると感じています)。

ただ、それはあくまでも副産物。

それを目的にしてはいけません。

よく「クレクレ星人」と言われますが、周囲に求めてばかりの生き方は、あなたの自尊心も奪うのでやめておきましょう。

それよりも、貢献して、共有して、役に立てる存在になることを目指す。

そうすれば、あなたの内側から、あふれるほどの充実感がやってくるはずです。

あなたが周囲の人に貢献できることを探してみましょう。

 

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■編集後記

昨日は、セミナーに参加。

私の専門とは少しテーマがずれた(ように思えた)セミナーだったので、参加を一瞬ためらいました。

しかし、セミナーを聞いていくうちに、私の考えが完全に間違っていて、今の私に非常に重要な内容だったことに気づきました。。。

参加をためらっていた自分を怒りたいです(笑)。

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