「あのときのビールをがまんしていれば、体重が減ってたかもしれないのに……。」
そう後悔したことが何度もあります。
もしかしたら、あなたも早起きや運動で「あのとき、耐えていれば」と後悔したことがあるかもしれません。
その乗り越え方を記事にしてみました。
人間は「すぐ」を評価し、「未来」を評価できない
私たち人間は、
(1)「すぐ」に味わえる快感を評価しすぎる
(2)「未来」に味わえる快感を正しく評価できない
という本能があります。
理由は、人間の本能ですね。
古代、食料は貴重なものでした。
ですから、食べられるものがあれば、すぐに食べたほうがいい。
「後で食べよう」と思ってとっておいて、動物に奪われたり、悪くなって食べられなくなった、なんてこともあったと思います。
すると、生き延びるために私たちの本能が、「食べられるものがあれば、すぐに食べよ!」と司令を出すようになるのも無理はありません。
そのため、脳は「メリットがあるならすぐに!」というプログラムをつくっているわけです。
そのプログラムは、現代にもつながっています。
たとえば、ダイエット。
現在、私はゆるい糖質制限を実験しています。
そのとき、よく感じるんですよね。
ランチタイムに「今日1日、ライスをサラダに変えたところで、体重は大して変わらないんだよな」と。
つい、短期的な成果を考えてしまうんです。
一方、帰宅後。
冷蔵庫に缶ビールがあったら、どうか。
間髪入れず「プシュッ!」としたくなります(笑)。
「今日もがんばったからいいよね」と。
なぜか急に自分にやさしくなってしまうという……。
(きっと、私だけじゃないはずだと思っていますが)
このように、私たちには、
(1)「すぐ」に味わえる快感を評価しすぎる
(2)「未来」に味わえる快感を正しく評価できない
という思考があるものです。
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短期と長期から考えるメリット・デメリットの関係
そう考えると、私たちの思考と行動は意外とシンプルです。
下記の2つに集約できます。
1:短期的にはプラス(=長期的にはマイナス)なことはすぐやる
2:短期的にはマイナス(=長期的にはプラス)なことを先のばす
ということです
1:短期的にはプラス(=長期的にはマイナス)なことはすぐやる
まずは、
・短期的:プラス
・長期的:マイナス
です。
わかりやすいのは、スマホですね。
夜、寝る前にスマホを見てしまう。
短期的なプラスとして、刺激的です。
興味をひかれる情報がたくさんあるでしょう。
でも、その行為を続けてしまうとどうなるか。
・睡眠不足
・視力低下
・自己肯定感の低下
など、パフォーマンスダウンは避けられないでしょう。
ほかにも、
・SNSを楽しんで、読書をしない
・学習ばかりで、アウトプットしない
・ダラダラして、運動しない
など。
この行為ばかりしていると、短期的にはラク。
でも、長期的には成長から遠ざかります。
2:短期的にはマイナス(=長期的にはプラス)なことを先のばす
次に、
・短期的:マイナス
・長期的:プラス
です。
先ほどの反対ですね。
電車でスマホを眺めるのではなく、読書する。
SNSより刺激は少ないかもしれません。
それでも、着実にあなたの血肉になります。
・知識が増える
・新たな視点やアイデアが増える
・行動に転化して、うまくいく
という流れができる可能性が高まります。
そうなれば、人生の角度が変わりますよね。
ほかにも、
・面倒だけれど、片づける
・サボりたいけれど、運動する
・食べたい気持ちを抑えて、ヘルシーな食事にする
など。
短期的には、痛みがあるかもしれません。
でも、長期的には、理想に近づきます。
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「今の自分には違和感。未来の自分には普通。」を目指そう
1:短期的にはプラス(=長期的にはマイナス)なことはすぐやる
2:短期的にはマイナス(=長期的にはプラス)なことを先のばす
だと、後者を実行したほうが、未来にとってはプラスです。
もちろん、書くだけや言うだけなら簡単。
実行が難しいんですよね。
私も同じです。
そんな取り組みでつらくなったときには、思い出す言葉を考えておくのがおすすめです。
今の私がゆるい糖質制限中に使っているのは、
「今の自分には違和感。未来の自分には普通。」
という言葉です。
ランチのライスをサラダに変える。
今の私には違和感があります。
でも、続けていく。
すると、違和感が徐々に減っていきます。
やがてライスをサラダに変えるのが普通になる。
そうなると、私の「基準」が変わるわけですね。
もちろん、望む未来の自分の姿として。
今の違和感を、未来の普通にしていこうとしています。
実践してから、わずか2週間ほどですが(笑)。
それでも、過去の違和感が、現在の普通になっている経験は何度もあります。
・ブログを書く違和感が無くなり、ブログを書くのが日常になる
・早起きの違和感が無くなり、二度寝すると気持ち悪く感じる
・運動する違和感が無くなり、運動しないと体が重く感じる
みたいに。
さて、あなたはいかがでしょうか。
あなたの日常やゴールを目指す中で、
・短期的:マイナス
・長期的:プラス
という行為を先のばししたくなったときは、ぜひ
「今の自分には違和感。未来の自分には普通。」
という言葉を唱えてみましょう。
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■編集後記
昨日は、朝5時台の「習慣化コミュニティー」朝活からスタート。
6:00の部、6:30の部、7:00の部まで。
ランチタイムにコーチングセッション。
夜はスタバで「良習慣塾」セミナー準備。
時間内に収まりそうにないコンテンツは次回に持ち越しにしました。(^^)
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