先日、習慣化コンサルティング社さんの顧客事例として、インタビュー取材を受けました。
私が自己投資をスタートしてからの10年間をふり返る良い機会でした。
取材を受けながら、習慣化によって人生を変えるために、私が考えていたのは、
・将来の自分のありたい姿をイメージすること
・目の前の習慣に集中すること
の2つです。
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私の人生の転機で出会った1冊の本
私の人生の転機は、何度も書いているかもしれませんが、10年前に本田直之さんの「レバレッジリーディング」を読んだことです。
あのときの衝撃は忘れられません。
その後、ビジネス書を多読するようになりました。
読書を習慣化していくにつれて、「自分は世の中のことをまったく知らなかった・・・」ということに気づいたのですね。
「いったい自分は今まで何をしてきたんだろう。。。人生で大切な多くの時間を無為にすごしてしまった・・・」という感情が湧いたのです。
その後悔の念が半端ではなかったので、これまでの怠惰な生活を一気にあらためようとしました。
しかし、才能にあふれている人ならまだしも、それまで何の努力もしてこなかった私が、一気に変わることなどありえませんでした(今ならロケットスタートがNGなのはわかるのですが・・・)。
当時、自分の実力を痛感した私は、大きな目標を掲げるのはやめました。
大きな目標を設定したところで、挫折してしまうからです。
習慣化によって、1つずつ生活レベルの目標をクリアしていく
そこで、「1年後、こうなっていたらいいなぁ」というレベルの目標に切り替えました。
すると、1年くらいで達成できるサイズの目標(生活レベルの目標)だと、息切れせずに行動が続いたのです。
レベル別の目標は、
・人生レベルの目標:人生をかけて達成する目標
・生活レベルの目標:1年(くらい)かけて達成する目標
・日常レベルの目標:毎日実行する目標
というイメージです。
生活レベルの目標が決まったら、あとはその目標に向けてこつこつ行動を積み重ねるだけです。
人生レベルの目標を遠くに見ながら、目の前の生活レベルの目標や日常レベルの目標にエネルギーを注ぐのです。
そのようにしたところ、
・読書の習慣(多読、フォトリーディング)
・学習の習慣(コーチング、TOEIC、簿記など)
・人から学ぶ習慣(師匠や友人、セミナーから)
・運動の習慣(フルマラソン、60キロマラソン、トライアスロン)
・早起きの習慣
・アウトプットの習慣(セミナーや勉強会の開催など)
・ブログの習慣
・書く習慣(5年日記、マインドマップ、ひとり会議)
・サポートする習慣(コーチングクライアントさん、SNSコミュニティーのみなさん)
などなど、さまざまな分野の習慣化に成功していったのです。
これらを習慣化してくプロセスが、まさに私の人生を変える行動になってきていると感じています。
「ありたい姿」に向かって不器用に試行錯誤を重ねる
どのような習慣を身につければ良いのか、ということについては、将来のありたい姿から習慣化を考える必要があります。
それを考えた上で「どのような習慣を身につけていくのか?」を考えるのです。
ということが、将来の自分を形づくることにつながります。
それが私には、なかなかイメージできませんでした。
そのため、単発での習慣化をくり返していて、いまいち手応えがなかったのですね。
いま振り返ると、無駄な努力も多く、方向性も間違っていた時期がたくさんあります・・・。
それも含めて学びでした。
まあ、この頃に限らずですが、私は昔から要領がよくありません。。。(^_^;)
ただ、今では「それで良かった」と考えています。
私のかたよった考えなのかもしれませんが、要領が良すぎるという人は考えものです。
これも私見ですが、、、年齢を重ねるにつれて成果を上げ続ける人には、どちらかというと不器用でかたよった人が多いように思うのです。
おそらく、要領が良すぎる人というのは、器用なのですぐに結果を出せてしまうのでしょう。
ですから、20代くらいで任せられる仕事なども、「これくらいはできる」というようにとらえてしまうのだと思います。
20代や30代前半くらいであれば、そのような仕事を要領よくテキパキとこなしていれば評価されるのかもしれませんし、「できる人」のように言われるかもしれません。
もちろん、それもとても大事です。
ただ、そのままだと30代後半以降は、それだと頭打ちになる時期がくるように感じます。
なぜなら、求められる役割が増えて、自分に対するニーズが複雑化してくるからです。
要領の良い人というのは、試行錯誤をきらう傾向にあるのですよね。(^_^;)
いまは世の中も複雑になっており、高度経済成長期のように画一的な答えは出せません。
それだけに、情報を収集してヒントを集め、自分なりに考えて、仮説を持って試行錯誤していくフェーズが必要だと感じています。
その試行錯誤の悩むフェーズを真剣に考え、自らの工夫や仲間の協力で乗り越えた人たちが、そのあとも成長していくのだと思っています。
私の周囲の師匠たちや著者の友人たちを見ていて、そのように感じるのです。
いま目の前にある習慣に集中していく
自分の人生を変える習慣を身につけようとして行動をはじめたとしても、最初は30点くらいの完成度かもしれません。
しかし、どのような習慣であっても、あきらめずに行動し続けていくうちに、その習慣の目的や本質が理解できるようになる瞬間がやってくるものです。
そうなれば、気づきと体験のつみ重ねによって、「習慣筋力」のようなものが形成され、少しずつ力がついてくるのです。
30点が35点になり、35点が40点になっていくようなイメージですね。
それを繰り返しているうちに、徐々に成果が出はじめて、やがては周囲があなたを見る目が変わってくるでしょう。
そのためにも必要なことは、まずは目の前の習慣を習得することです。
あなたがその習慣に挑戦してみようと思い立ったということは、あなたにはそれを習慣化できる可能性があるということですから。
もちろん、はじめから一気に開花することはありません。
それは種をまいた植物がいきなり成長しないのと同じですよね。
というより、私の経験上、最初からうまくいくことはほとんどなく、うまくいかないことのほうが多いです。
それでも、うまくいかないことが続いたとしてもあきらめないことでしょう。
そのために必要なのは、「将来のありたい姿のために、いま目の前にある習慣に集中すること」なのだと考えています。
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■編集後記
昨日は、バレンタインデーでしたね。
自宅に帰ると、妻と娘がカップケーキを手づくりしてくれていました。
2種類あって、チョコマーブルのカップケーキがバレンタインという意味が込められていたのです。
母娘だと、おかしづくりもできるので良いですね。(^_^)
まあ、つくった娘が一番食べるのを楽しみにしていましたが。。。(笑)
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