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なぜ私たちはイライラするのか?怒りを減らす「ゲシュタルトの祈り」という言葉

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私たちが「イライラ、怒り、がっかり」するのには理由があります。

意味のない「イライラ、怒り、がっかり」を避けるためには、それが起こる原因を理解し、対処する言葉を持つことがおすすめです。




 

なぜ私たちは「イライラ、怒り、がっかり」するのか?

なぜ、私たちはイライラしてしまうのか?

なぜ、私たちは怒ってしまうのか?

なぜ、私たちはがっかりしてしまうのか?

周囲の人たちの悩みごとを見聞きしていると、そういうことをよく考えています。

イライラ、怒り、がっかり。

こういった感情がなくなれば、和たちたちはもっとごきげんにすごすことができるのに。

そう思うからです。

では、なぜ「イライラ、怒り、がっかり」という気持ちになってしまうのでしょうか。

ここには共通点があります。

さて、何だと思いますか?

もちろん、いろいろな要素はあります。

その中でも、私が「これが大きな要因のひとつ」だと思うのは

・相手に対する期待値

です。

この「相手に対する期待値」がずれてしまうと、イライラ、怒り、がっかりといった感情につながるのです。

 


 

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私と妻の「期待値のずれ」の失敗例

自分と相手の「期待値のギャップ」。

会社、家庭、プライベートなで、すべての環境で起こり得ることです。

たとえば、夫婦関係。

お互いが相手への期待値が高いと、トラブルが起こりやすいです。

「なぜ、○○してくれなかったのか?」といったイライラにつながりやすいのですね。

私の事例をご紹介しますね。

妻と私とのあいだに、期待値のギャップがあります。

 

ロードバイクを買うときの私の期待値

本記事では、私の失敗例をご紹介しますね(失敗例と成功例があるのです)。

失敗例は、トライアスロンのロードバイク購入に関する期待値のずれ。

これは9年くらい前のできごとですね。

私がトライアスロンに挑戦しようと思っている状況。

バイクショップを見て、「これはかっこいいな」と思ったロードバイクがありました。

価格は10万円ちょっと。

これでもトライアスロンで使用するバイクでは安価なのですが、当時の私のおこづかいでは手が出ません。

ですから、トライアスロンのレースに申し込もうとしたときに家計からバイク代を出してもらおうと妻にかけあったのです。

結果はNG。

私はがっかりしました。

 

妻と私の期待値がずれた理由

なぜか。

私がフルマラソンを完走できたら、トライアスロンに挑戦することは妻に伝えていたからです。

妻は「本当にフルマラソンを完走できたら、また考えるね」と言ってくれていました。

ですから、私としては「約束と違うじゃないか」と思ったわけです。

でも、約束したときは2年も前の話。

当時とは家庭内の状況は変わっていたのです。

そのときは娘が産まれたばかりでした。

当然、妻の感情も変わっていたでしょうし、家計の状況も変わっていたわけです。

ですから、ここでお互いの期待値にギャップが出てきてしまったのです。

私は「フルマラソンを完走できたんだから、当然、以前に約束した通りロードバイクを買ってもらおう」と妻に期待しています。

妻は「娘が産まれてお金も労力もかかる状況。父親なのに、10万円のロードバイクを買って趣味に興じるなんてないわよね」と、私に期待していたわけです。

期待値がまったく異なりますよね。

 

お互いの期待値は同じものだった

さて、ここが興味深いところ。

私たち夫婦の期待値はある意味同じなのです。

それは「今の状況なら、当然、相手は自分の気持ちをわかってくれているだろう」という期待値。

私は「妻なら当然、私のトライアスロン挑戦をわかってくれるだろう」という期待値。

妻は「夫なら当然、私が家事・育児で大変な状況をわかってくれるだろう」という期待値。

そう、「当然、相手はわかってくれているだろう」という期待値なのです。

それがずれてしまったので、「イライラ、怒り、がっかり」が起きてしまった。

これが、相手に対する自分の期待値によって、感情が「イライラ、怒り、がっかり」が生まれるメカニズムなのです。

 


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「ゲシュタルトの祈り」のメッセージを味わう

我が家の夫婦関係を例にとりましたが、これはあなたにも当てはまるときがあるのではないでしょうか?

たとえば、相手が「自分を尊重してくれていると思っていたのに、そうじゃなかった」とき。

こんなときは「イライラ、怒り、がっかり」しますよね。

これは、私たちの日常に頻ぱんに起きていることです。

ですから、もしも、あなたがいつも「イライラ、怒り、がっかり」を感じている人は、ほかの人に対する期待値が高いのではないでしょうか(もしくは自分に対する期待値が高いか)。

期待値が高いからこそ、お互いに理解し合うことができない状況で「イライラ、怒り、がっかり」を感じてしまうのです。

では、どうすればいいのか。

そのようなときに思い出したいメッセージがあります。

それは「ゲシュタルトの祈り」という言葉。

心理分野における「ゲシュタルト療法」の創始者フレデリック・パールズ氏の言葉です。

ぜひ、読む前にひと呼吸おきましょう。

そうして、言葉を味わって読んでみていただきたいです。

では、どうぞ。

 

“私は私の人生を生きます。

あなたはあなたの人生を生きてください。

私が生きているのは、あなたの期待にこたえるためではありません。

あなたも、私の期待にこたえるために生きているのではありません。

私は私。

あなたはあなたです。

もしも、私たちがたまたまお互いの心が通じ合える部分があれば、それはすばらしいことです。

しかし、お互いの心が通じ合えなかったとしても、それは仕方のないことです。

私とあなたで「私たち」。

2人が一緒なら、世界を変えていけます ”

 

いかがでしょうか?

そう。

「わかり合えない」という期待値のずれは、イレギュラーなことではありません。

むしろ、それが正常なのです。

むしろ、理解し合える部分が見つかったら、それは幸運だということなのです。

ですから、もしもあなたが相手との期待値のギャップを感じたときは、ぜひこのメッセージを思い出していただければと思います。

 


 

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■編集後記

昨日は、朝6時30分から「良習慣塾」メンバーとのコーチングセッション。

その後、私のビジネスについてディスカッション。

そのあと、もう1件のコーチングセッションでした。

午後は家族3人でウォーキング&ランを兼ねてショッピングへ。

久しぶりに書店に行けたので、村上春樹さんの新刊を買いました。

店頭で『何でも「続く人」と「続かない人」の習慣』を見つけて喜びつつ(笑)。

帰りに以前から行ってみたかったカフェに立ち寄り、妻とスケジュール確認や私のビジネスの方針を相談。

絶品コーヒーも楽しめました。(^^)


 


 

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1975年生まれ。茨城県出身、東京都在住。

良習慣を定着させるコーチングによって、クライアントの人生を変えるサポートをしている。

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